【1stイエベ春2ndブルベ夏・スウォッチ画像有・コスメ口コミ】2024年夏に登場したルナソルのアイシャドウパレットアイカラーレーションNをいくつか購入したので、色の違いがわかるスウォッチ画像や似ている色との比較画像、従来品アイカラーレーションとの比較画像、イエベ春ブルベ夏の私の感想などもご紹介します。色の写真は並べて比べてみないとなかなか伝わりにくいので、比較写真を多めに、光や場所を変えて撮影したいくつかのバリエーションを掲載しています。従来品アイカラーレーションのスウォッチ記事はこちら↓です。
この記事の内容
アイカラーレーションNを簡単におさらい
アイカラーレーションの新&上位ver
2019年の登場以来、ルナソルの看板アイシャドウとして君臨してきた「アイカラーレーション」の名前の最後に「N」がついた新商品が2024年夏に登場しました。それがこの記事でご紹介する「アイカラーレーションN」です。
アイカラーレーションは、洗練の高みへ。
より繊細に、より上質に。
心地よくほどけるなめらかなパウダーが、しっとりとまぶたそのものを色づかせるように。美しい色彩と透ける影が、溶け合いながら奥行きを生み出し、ソフトながらモダンな表情を演出。今、まなざしが語りだす。
特長その1は「まぶたそのものが色づくようになじむパウダー」です。
密着感の高いオイルと軽やかに広がるパウダーやパールを絶妙にミックスすることで、美しく発色しながら、肌との境目を感じさせずに溶け込むような仕上がり。複数の色を組み合わせてもシームレスに溶け合い美しいグラデーションを演出。
特長その2は「美しい色彩と透ける影が溶け合うカラー設計」です。
くすみをしのばせた美しい色彩とグレイッシュな透ける影が肌に溶け込むようになじみ、骨格を自然に引き立て、奥行き感を演出。
パレットの4色のうち左上をA、右上をB、左下をC、右下をDとすると、以下のように構成されています。
A 繊細な光感で明るさと立体感を与えるカラー
B 肌に溶け込むようになじみながら骨格を自然に引き立てるグレイッシュなカラー
C くすみをしのばせた鮮やかさが目もとを彩るカラー
D 目もとにやわらかな深みと奥行き感を与えるグレイッシュなカラー
肌に溶け込むような粉質で、くすみのあるカラーやグレイッシュなカラーが配色されていることがわかります。
アイカラーレーションとアイカラーレーションNの違い
左が従来品のアイカラーレーション、右が新しいアイカラーレーションN。税込6,820円から7,700円にアップ。大きさもアップしました。アイカラーレーションには人気色がたくさんあるのですぐにはなくならなさそうですが(スキモデの往年の人気色も残していますしね)、販売終了色がどんどん増えているのは事実ですので、ブランドの方向性としては「N」にシフトしていくのではないでしょうか。
ちょっとおもしろいのが、付属のブラシ&チップ。ケースは大きくなったのに、ブラシとチップには手が回らなかったのか、チップのサイズは従来品のまま。よって、ケースの左右幅が余っています。なお、私は小さなチップ類を上手に使えないので、付属品を使うことはほとんどありません。そのため、チップ類のクオリティもそのままなのかは不明です。
01 Nostalgic Time
01 Nostalgic Time
やわらかな光をはらんだソフトマットなオレンジベージュが優しく目もとを彩るノスタルジックタイム
上段2色は発色控えめ。下段2色はそこそこの発色。全体的に旧「アイカラーレーション」よりも色出しがよい印象です。でもべったり色が出るわけではないというか。
左上に配置されているきらきらカラーは、パールは入っているけれどベースときらきらとのコントラストが強くなく、光が当たるとまんべんなくきらめくような光り方です。よくいえば上品で、きらきらカラーをもてあましてしまう私のようなタイプにはよいのですが、1色はきらきらがないと!という方には物足りないかもです。
イエベ春の私には右上のグレイ味を帯びた色が好みではないものの、下段2色のマットなキャラメルっぽさは大好き。とはいえ左下にはごくごく少量のパールが入っていて、至近距離だとちらりん☆としているのに気づきます。
02 Bitter Romance
02 Bitter Romance
黒みを潜ませたピンクにグレイッシュなピンクを重ね合わせたビターロマンス
見た瞬間にブルベさん向きだなと悟ったものの、ピンク好きなので買ってしまいました。そして塗った瞬間にもブルベさん向きだなと思いました。それでもシアーな色出しならパーソナルカラーに左右されないこともあるのですが、これは下段2色の発色がよいのでやっぱりブルベさん向きだなと強く感じました。でもとてもかわいいピンクパレットです。
05 Sunlit Reflet
05 Sunlit Reflet
澄んだきらめきをたたえたオレンジブラウンがあたたかな陽射しのようなサンリットルフレ
2025年春新作コレクションとして登場したうちの1つ。春のテーマは“12℃ sign of spring”で、冷たい空気の中に柔らかな陽が差し込んだような春の気配を感じる澄んだカラーだそうです。
これまでのアイカラーレーションの左上のほとんどは、透け感があるベースカラーにパールがきらめいていることが多かったですが、この05 Sunlit Refletは左上が真っ白でびっくり。パールが目立つというより、透け感がとても少なくマットともいえそうなほどの白色が特色です。右上のグレージュは何度も何度も重ね塗りしてもそんなに色が出ないので、ブレンディングなどにうまく使える方にはよさそうです。
左下にパールたっぷりカラーというのも珍しいですね。右下のブラウンは、普通に締め色な色合いで発色もよい赤みブラウンです。
06 Scented Haze
06 Scented Haze
霞がかったピンクを重ね合わせニュアンスのあるまなざしを演出するセンテッドヘイズ
明らかにブルベさん向けだなーと思いつつも、左下の薄いピンク系の色に惹かれて購入しました。下2色の発色がほかのアイカラーレーションNと比べてびっくりするほど控えめ。05番と同じく2025年春コレクションの“12℃ sign of spring”で登場した色なので、はかなげ設計なのでしょうか。そのはかなげな色出しのおかげで、左下のラベンダーっぽいピンクが、ブルベ向きのはずなのにイエベ春の私が塗ってもぼわんとピンクに色づいてくれて、これはこれでアリと思えます。「ピンクといいつつ赤だよね」なパレットが多い中、これはピンクと言って差し支えなく、右下ブラウンもグレイッシュすぎないやわらかな色味なので、ピンク好きかつイエベ春の私には思わぬヒットでした。
EX05 Icy Sunlight
EX05 Icy Sunlight
冬の庭園を照らす朝日のように暖かな光を思わせるアイシーサンライト
特徴的なのが左上のキラキラカラー。これまでのアイカラーレーションは、薄めのベースカラーにいい塩梅のパールがきらめくカラーが多かったけれど、このEX05ではキラキラを超えてめちゃくちゃギラギラ!そしてグレージュ系の地色がしっかりついています。たとえば、ノーマルなパレットを基本に、変化をつけるためにアディクションのマリアージュをプラスして持ち歩いていたような方なら、「マリアージュ(的なオプション持ち歩きは)不要」と思えるくらいのギラギラカラーです。
右上に配置されたのがこれまでの左上パールカラーの代替かなと感じるような雰囲気。でもそんなにパールが強い色ではありません。下段2色の赤みカラーは発色がとてもいいです。マットにまとまらず、左上に遊びカラーも入っていて、使い方によって印象を変えられてお得なパレットといえそうです。
いろいろ比較!スウォッチ画像
ブラウンベージュ系比較01と05とEX05
左から01 Nostalgic Time、05 Sunlit Reflet、EX05 Icy Sunlightです。
まずは上段2色を比べてみました。何度塗ってもはっきり発色しないカラーとしっかり発色するカラーがそれぞれに組み合わされています。
次は下段2色を比べてみました。本当は左の01の左下はもう少しピンク(コーラル)がかっていて、右のEX05の左下に少し近いのですが、上の画像だとコーラルっぽさがうまく出ていません。
01と05とEX05と旧18Sepia Amber
左から01 Nostalgic Time、05 Sunlit Reflet、EX05 Icy Sunlight、旧アイカラーレーションの18セピアアンバー。旧18の左下のマットなキャラメルカラーが大好きで超愛用しているパレットなので、アイカラーレーションNの中でほぼそっくりなパレットはどれだろうという視点で真剣に比べています。この下の方にもそれぞれの色とのタイマン対決で紹介しています。
まずは上段2色を比べています。旧18ともっともよく似ているのはこの中では01ノスタルジックタイム。左上がベージュがかっている感じと右上のグレーっぽさが似ています。05は左上が真っ白ですし、EX05は左上のギラギラが個性的なため、旧18とはちょっと違います。
次は下段2色を比べました。私が好きな旧18に一番似ているのは、この中ではおそらく新05です。01ノスタルジックタイムもよく似ているのですが、旧18よりもほんの少しだけ赤みを感じます。左下キャラメルカラーのほうも右のブラウンも両方ともちょっぴり赤いんです。でもどちらも使いやすい色です。05サンリットリフレはパールの有無を除けばかなり近い線といえるくらいによく似ていいます。EX05は左下がコーラルピンクを帯びていて、右下のブラウンも赤みが強く、そして発色がとてもよいので、旧18と似ているかどうかという視点では、01や05に軍配が上がります。
ただ、旧18に下段2色が似ているのは05なのですが、左上の色が全く違うのと、左下キャラメルカラーのパールの有無も違うので、パレット全体のまとまりとしてよく似ているのは01かなという気が強くしています。
01Nostalgic Timeと旧18Sepia Amber
左が旧アイカラーレーションの18セピアアンバー、右が01ノスタルジックタイム。
上の画像と左右が入れ替わっています。すみません。左が01ノスタルジックタイム、右が旧アイカラーレーションの18セピアアンバー。
上段2色が発色とても控えめ、下段2色はそれよりは発色がよいというレベルの点で新旧とても似ています。色味もかなりそっくりさんといえます。違う点は、左上のキラキラカラーは旧色のほうがきらめきが強いです。正しく表現するなら、ベースカラーに対してキラキラ光るコントラストが強いです。そして下2段の色が本当に若干なのですが新色のほうが発色がよくそしてやや赤みが強いようにも思えます。でも全体的には雰囲気や構成がとてもよく似ていて、後継品的な存在を意識してつくられていそうです。
ピンク系比較02と06と旧24
左から旧24Lucent Bloom、06 Scented Haze、02 Bitter Romanceです。腕に塗った画像は次の項目以降にてご紹介します。
02Bitter Romanceと06Scented Haze
左が02Bitter Romance、右が06Scented Hazeです。ピンク系なので比べてみます。
上の画像とは左右が入れ替わり、左が06Scented Haze、右が02Bitter Romanceです。
ブルベさん向きのピンクパレットなのは共通していますし、色のトーンもかぶっています。ただ、左下の色の個性がかなり異なります。06の左下ラベンダーピンクはぼわんとした発色なのでイエベ春の私でも手が伸びやすく、02の左下の赤ピンクは私には強く感じて使いこなすのが難しいです。
02Bitter Romanceと旧24Lucent Bloom
左が02ビターロマンス、右が旧アイカラーレーションの24ルーセントブルーム。配色は似ているように見えますね。
ですが実際に塗ってみると新02ビターロマンスのほうがはっきりブルベ向きだとわかる色合いで、下2段の発色もとてもよいので、なおさらブルベ向き度が強く思えます。旧24は右上のコーラルや左下のピンク、右下のやわらかいブラウンなどが、イエベ春(2ndブルベ夏)の私にも使いこなせるお気に入りのピンクパレットですが、新02はちょっと難易度高いなと感じました。
02Bitter Romanceとスック04純撫子
左が02ビターロマンス、右がスック純撫子。
両ブランド内では貴重なピンク系のパレットなので比べてみました。色の系統が微妙にかぶっているような、同じ匂いのする色が配されているものの、イエベ春の私に使いやすいのは断然スック04純撫子です。そしてルナソル02のほうが全体的にマット、スックのほうが左上のキラキラカラーがある分、質感の変化があります。
05Sunlit Refletと旧18Sepia Amber
左が旧アイカラーレーションの18セピアアンバー、右が05サンリットリフレ、。01と旧18も似ていたけれどこちらも負けず劣らず似ている気配。
上の画像と左右が入れ替わっています。左が05サンリットリフレ、右が旧アイカラーレーションの18セピアアンバー。
新05の左上の白が真っ白なのが最大の違いでしょうか。ここに配色される色はキラキラパールカラーが多かったのですが、この05ではパールが目立つというよりベースの色がしっかりしています。新05の右上のベージュは何度重ねても私の肌では色がはっきり出ません。新05と旧18の左下のキャラメルカラーはとてもよく似ているけど、新05のほうはパールが入っています。でも色そのものは本当に似ています。右下の赤みブラウンは、上の画像では濃淡の差が大きく見えますが、目視では同じような系統のブラウンの濃淡に見えます。
EX05Icy Sunlightと旧19Mahogany
左が旧アイカラーレーションの19マホガニー、右がEX05アイシーサンライト。赤みブラウンな気配を感じたので、旧18ではなく旧19と比べてみることにしました。
上の画像と左右が入れ替わっています。左が新EX05、右が旧19。
左下のオレンジが酷似していて、右下の赤みブラウンも似ています。下段2色に限れば、十分に後継色的な存在といえます。
ですが違うのは、旧19は全体的にマットパレットとしてまとまっていたのに対し、新EX05は左上に攻撃的ともいえるラメラメカラーが配されている点です。このラメカラーに価値を感じる方は新EX05に乗り換えるのもありかも。マット好きな方は旧10が断然おすすめ。