【スウォッチ画像有・コスメ口コミ】ラロッシュポゼの日焼け止め下地、トーンアップのホワイトとローズとクリア、無色の日焼け止め、ベージュ色のティント、BBクリーム2色について、どれがいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。私もそうだったので、7色を比較してみました。スウォッチ画像、色の違いや塗り心地などをご紹介します。アウトドア用日焼け止めアンテリオスXLフリュイドの感想もあります。
この記事の内容
いろいろあって迷う!
2018年に登場した人気商品UVイデア XL プロテクショントーンアップのホワイト、続いて発売されたローズ、2022年3月に登場したクリア、そして以前からの定番品の無色とティントとBBクリーム。どれもUVカット機能があり、無色以外には肌を補正する効果があります。いったいどれを使えばいいの?色の違いは?と迷いました。
特によくわからなかったのが、肌色ティントとトーンアップのローズの違いです。どちらもほんのり色がつていて、効果が似ているのです。トーンアップのクリアが登場してからは、ホワイトとクリアの違いも気になる方が多いのではないでしょうか。
ここ数年、よいベースメイクを探している最中なので、気になるものが多かったラロッシュポゼは、サンプルや現品で比べまくりました。その結果と感想をまとめたのがこの記事です。
私の下地系の好みは「薄づき」「ツヤ感」「保湿力」です。カバー力はほんの少しあればよく、そんなに求めていません。自宅でのクレンジングはオイルですが、宿泊時にクレンジングコットンでふき取ったときに、「うわっ!濃い肌色ついた!」と思うほどの色がつかない程度の濃さと色みが好きです。
なおラロッシュポゼは石けんで落ちるのも特長の一つ。私は「日焼け止めって落ちやすくないほうがいいよね?」と思っているので、特に石けんで落ちなくてもよく、ラロッシュポゼをそういった視点では選んでいません。肌にやさしそうなのは魅力ですが、今の時代のコスメでそんなに肌にダメージがありそうなものも少ないのではと、肌が強い私は思っています。
薄づきツヤ下地UVを探し中!
ハイライトやコンシーラーなどを除いた私のベースメイクは、UV系下地2種+ときどき仕上げのパウダーを塗ることで成り立っています。パウダーはたまにつけたり、つけると粉っぽいなと感じて使わなかったりの繰り返しです。
今回のラロッシュポゼの下地は、(B)の薄づきツヤ肌UV下地として探しています。ファンデーションを使わない私にとって、(B)がファンデーションみたいなもの。なので、色や肌感がとても大事。血眼になって探しています。
(A)高SPFのしっとりUV
スキンケアの仕上げとして使う日焼け止めです。しっかり紫外線を防いでくれるだけでなく、スキンケアとしての気持ちよさも大切。ディシラのようにしっとり感が続くクリームタイプやよく伸びてみずみずしい乳液タイプが好き。(B)の下地が高SPFならこの(A)は要らないという考え方もありそうですが、紫外線はなんとなく二段構え以上で防ぎたい気分なのです。
(B)薄づきツヤ肌UV下地
不透明感たっぷりのベタ塗り系BBやCCではなく、肌にうす~く膜をまといたい感じ。美しいツヤや繊細なパール感が理想。SPFは低めでOK!
ツヤ肌UV下地をいろいろ探してさまよっている記録はこちらでまとめています。他のUV下地とラロッシュポゼとの色比較写真もわりとあります。比較検討されたい方のご参考になるとうれしいです。
(C)仕上げのパウダー
夏はUVを念入りにカットするという意味でUVパウダーを使う日が増えました。
もともとはツヤタイプのパウダーが好きでした。
スックがある日とつぜん粉っぽく感じてやめたり、コスメデコルテのフェイスパウダーを使ってみたり。
アディクションのフェイスパウダーも買ってみましたが、鏡を見て「粉はしょせん粉だな」とふと感じることもあり、粉ものをつけたほうがいいのかどうかよく迷います。
トーンアップ
ホワイト(ライト)・ローズ・クリアの3色展開
UVイデア XL プロテクショントーンアップ は、「光を乱反射し肌を綺麗に魅せるトーンアップテクノロジーを採用した」シリーズ。SPF50・PA++++と高機能なUVカット効果ながら、肌へのやさしさや塗り心地のよさで人気です。
色展開はホワイト(パッケージにはLIGHTと記載、パールホワイトという説明も見かけます)とローズ(パッケージにはROSY)に、2022年からクリアが加わりました。ホワイトは「色なし」と書かれていることもあるようです。どれも肌色を明るくトーンアップさせる効果があり、「日焼け止め乳液・化粧下地」と記載されています。
なお、下のほうでご紹介するティントはパッケージでは「日焼け止め乳液」ですが、公式HPでは「日焼け止め乳液・化粧下地」と記載されています。ちょっとアバウトですね・・・
3色の違いの基本情報
公式サイトの案内からは以下のような違いがわかります。
★うるおい/ホワイト=ローズ>クリア
★ベタつきカバー/クリア>ホワイト=ローズ
★トーンアップ/ホワイト>ローズ>クリア
★ナチュラル感/クリア>ローズ>ホワイト
つまり、ホワイトとローズは保湿力があり肌補正効果が高く、ホワイトのほうがより補正力があり、それらに比べるとクリアはナチュラルな補正効果でさっぱり系よりと理解できます。
そして私が実際につけてみた感想も公式の案内と一致しています。詳しくは以下にてお読みください。
ホワイト(LIGHT)
色について公式サイトでは「くすみや色むらなど、気になる肌悩みを自然にカバーし、光のヴェールを纏っているような自然で上品なツヤ感を演出」とあります。上の写真でおわかりいただけるように、基材そのものはけっこう真っ白。修正液のような塗りつぶした感ではないですが、シアーと言い切れるほどのシアーではなく、ちょっと不透明です。この下で取り上げているクリアも白色なのですが、クリアよりもパキッと白い、輝度が高い白です。
ちゃんと伸ばすと気になる白さはなくなり、しっかりツヤ感のある明るさを増した肌になります。カバー力はそんなにありませんが、それでも白色の不透明度が高く、パールでも白く飛ばすので、「ごまかしカバー力」はあるといえます。私はこのホワイトだけを使うと、その後にファンデーションを塗るわけではないのでしっかりめの量を塗るせいもあり、悪く言えばテカテカにも思える白っぽさやツヤ感がちょっと気になります。なので、ホワイトかローズのどちらかだけしか選べないと言われたらローズのほうを選びます。
ただ、本当に下地として使うならば、このホワイトのツヤがファンデの下からほんのり顔を出す程度になるので、いい感じなのかもしれません。
私はベージュ色のティントの水分のあるツヤが好きなのですが、色味がもう少し白っぽいといいなあと思っていて、いつからかこのホワイトを混ぜるようになりました。ホワイトによるパール感のツヤが加わることで、水分のツヤとパールのツヤの両方をゲットできる気がして、わりと気に入っています。
→こんなときにおすすめ
- ラロッシュポゼの中で最も補正力があるものがいい
- パール感によるツヤを出したい
- ちょっとした発光感がほしい
- くすみが主な肌悩みである
- 顔色をぱあっと明るく見せたい
- 色がついた日焼け止めは好みではない(実際には「白!」という色がついていますが白なので心理的なナチュラル感は大きいです)
- ローズやティントが肌色に合わない
ローズ(ROSY)
公式サイトでは「肌なじみのよいピンクの色味で、澄んだ血色と上質なツヤのある素肌のような透明感肌を演出」と説明されています。ツヤがありますが、ホワイトより肌の色に近いので、ホワイトほど「頑張ったツヤツヤ感!」はないです。
チューブから絞り出した部分をアップした右上の写真は普通にベージュに見えますが、一色だけを私の肌に置くとあまりピンク味が写りません。実物はもう少しピンクがかっていて、肌なじみのよいピンクベージュです。他の色と並べるとピンク味があるのがわかります。ティントとの色比較でピンク味がお伝えできますので、少し下までお読みいただけると幸いです。
→こんなときにおすすめ
- ホワイトは白っぽすぎると感じる
- ホワイトは輝度が高くてテカテカ感や発光感が気になる
- ティントは黄色っぽいと感じる
- ほんのりでいいので肌色カバーや補正をしたい
- 気持ち程度でも血色感がほしい
クリア(CLEAR)
既存のホワイトとローズに比べ、簡単にいうとさっぱりタイプ(混合肌向け)で色補正効果が少ないのがクリアのようです。公式サイトでは「テカリも乾燥も気になる方におすすめ」「ベタつきカバーしうるおいプラス」などと書かれています。グリーンの帯が目印です。
実際に塗ってみるとこんな感じです。きちんと広げると、明るくなっていることはなんとなくわかりますが、トーンアップした!というはっきりした明るさは感じにくいです。このクリアのスウォッチ画像だけだとよくわからないと思うので、下のほうにある比較画像もあわせてご覧ください。トーンアップ3姉妹の比較と、無色の日焼け止めを入れたホワイト3姉妹の比較もしています。
→こんなときにおすすめ
- ホワイトは白っぽすぎると感じる
- ホワイトは輝度が高くてテカテカ感や発光感が気になる
- ホワイトやローズはベタベタする
- 色がついた日焼け止めは好みではない
- さっぱり系が好み
- 色補正効果は少なくてOK
ホワイト(LIGHT)とローズ(ROSY)を比較
トーンアップの2色をなるべく同量出して、左半分と右半分に塗り広げてみました。どちらにもパール感のツヤを感じられますが、やはりホワイトのほうが若干白さが目立ちます。しっかり塗るとけっこう白いので、このトーンアップでベースメイクを終了したい人は、おそらく肌になじむローズのほうが安心感があるのではと思います。なお、私のおおざっぱな感性では、時間が経てば違いがそれほどわからなくなります。
ホワイト(LIGHT)とローズ(ROSY)とクリア(CLEAR)を比較
トーンアップ3姉妹を比べてみました!左から、ホワイト、ローズ、クリアです。同量ずつを出したつもりだったのに、ホワイトよりクリアの色出しが弱いのがおわかりいただけるでしょうか。あれ?少なかった?と思い、実はクリアだけ増量したのに、上記のような状態でした。
ローズは肌なじみカラーなので「白!」のコントラストの強さがないのは当たり前なのですが、クリアは白なのに存在感が弱いです。ホワイトはパキッと輝度が高く不透明な白、クリアは薄めのシアーな白です。公式で案内されていたように、クリアのほうが肌色補正効果が低く、ナチュラルであることがわかります。
上と同じ状態を別の照明と角度で撮っています。ホワイトのほうが濃い白色で不透明、クリアのほうが白色が薄く透明感があります。
塗り広げてみました。これまでの印象をそのまま引き継ぎ、補正効果はホワイトが最もあります。ローズは赤みがある分、肌になじみます。クリアはホワイトと同じく白色ですが、「白!」という主張が少なく、肌に伸ばすと色の存在感はほぼなくなります。
それからクリアを初めてつけてみて思ったのは、ホワイトとローズに比べて伸びが悪いです。あくまでも比較しての話で、一般的なコスメとして考えた場合にとても硬くて伸びが悪いわけではなく、あくまでもホワイトとローズのほうがみずみずしくてとろろんと伸びがよいというレベルです。伸ばしすぎると日焼け止めの効果が発揮できないという考えもあると思うので、そのあたりは抜きにしますが、クリアはテクスチャや使用感も異なると感じたことをお伝えしておきます。
肌に塗った後の感触も、ホワイトとローズはよくいえば保湿力しっかりしっとり、悪くいえばベッタリでしたが、クリアはよくいえばうるさら(公式の表現)やさっぱり、悪くいえば保湿力が足りないということになります。
ティント(TINTED)
ピンクベージュ
UVイデア XL ティントは、トーンアップと同じくSPF50・PA++++と高機能。色味については「ピンクベージュの色つき」と説明されています。日焼け止め乳液・クリームに色をつけたものと考えるとよいです。このティントは、ベージュカラーで程よく補正してくれて、でも色付きなのにナチュラル感があり、見た目にうるおった感じもあります。下記の公式説明と同じような実感を私も抱いています。
敏感肌にも使える、しっとり乳液タイプの日やけ止め・化粧下地(色つき)です。しっとりうるおいを与え、ツヤ感のある仕上がりで、乾燥しがちな敏感肌にも使いやすいタイプです。やわらかく、しっとり心地よくなじみ、日常の紫外線からしっかりと肌を守ります。ベタつきにくく、ほんのりピンクベージュの色つきなので皮膚のくすみ感や色、色むら感をカバーし、ナチュラルに補正できます。
→こんなときにおすすめ
- トーンアップのローズは白っぽいと感じる
- ほんのりでいいので肌色カバーや補正をしたい
- 「とても控えめなファンデーション」な立ち位置のアイテムを求めている
- パール感たっぷりなのは好みではない
- 本当に湿度感のあるうるおいによるツヤがほしい
トーンアップのローズとティントを比較
ローズ(トーンアップ)とティント。私はこの2色のどちらがいいのかを真剣に追求したかったのですが、トーンアップの白とローズの2色の違いについての情報はネット上にたくさんあるものの、ローズとティントの違いはなかなか見つけられませんでした。仕方ないので自分で入手し、手の甲に塗って数時間放置したり、半顔ずつ塗って観察するというチェックを繰り返しました。
クリームそのものの色の違いは右上の写真で伝わると思います。ローズは「白っぽいピンクベージュ」、ティントは「やわらかなベージュ」といった表現が私の中ではしっくりきます。一番下の写真は、違いがわかる程度に、塗り伸ばしきらずにやや残している状態です。ローズのほうが白っぽいようなちょっぴりグレイがかったような薄いピンクです。
別の日に異なる光環境で写した画像も掲載します。重ねての確認としてご覧ください。上の写真と同じく、左がローズ(トーンアップ)、右がティントです。たっぷりの量を出しているので色の違いがわかりますが、私のザツな感じ方では、顔に伸ばすとここまでの違いはありません。
さらに別の日に撮影した分も掲載します。左がローズ(トーンアップ)、右がティントです。何度も塗り比べた結果、ごくごくわずかな違いですが、以下のように感じました。
→ローズ(トーンアップ)とピンクベージュ(ティント)の違い
- イエベの私の肌にはローズ(トーンアップ)のほうがやや白く出る。そしてややグレイッシュ。ただし顔に塗り広げるとほとんど違いはわからない。また、その下に他の日焼け止めを仕込んでいたりその上にハイライトやパウダーを使うとわからなくなるくらいの違い。
- 塗りたてのときは上記のような色味の違いを認識できるが、数時間たつと肌になじんで違いがわからなくなる。極端な話、ホワイト(トーンアップ)とティントも時間が経てば違いはほとんどなくなる。
- ただし、ローズ(トーンアップ)VSティントよりも、ホワイト(トーンアップ)VSティントのほうが色や輝きの質の差は大きい。
- カバー力はティントの方が本当に若干だがある気がする。手の甲に塗ったときに血管の青みはティントの方が隠れていた。おそらくではあるが、肌色に近いティントのベージュが血管を隠しやすい色だからなのだと推測する。
- どちらも肌を明るく見せてくれる効果がある。肌をじーーーーーっと間近で見て観察した結果、強いて違いを表現するとすれば、ティントのほうがうるおい(水分)があることによる湿り気のツヤ、ローズ(トーンアップ)は光を反射することによるパールの輝きのツヤ。
- ローズのほうが(ティントと比べると)ごくごくわずかな粉っぽさを感じる。粉体が入ってますという感じ。普通の感覚で粉っぽいわけではなく、あくまでもティントと無理やり比べたときの微細な違い。気のせいかもしれない程度。でもかすかなパウダー感がある気がする。
- 強いて言い分けるなら、ティントのほうがスキンケア感覚が強く、ローズのほうがおめかし感が強い。でもどちらも伸びがよく悪くない塗り心地なので、ローズにスキンケア感がないわけでもないし、どちらもベースメイクの最後のアイテムとしても使えるし、下地にもなる。これでベースメイクを終わらせてもいいし、パウダーを乗せてもいいし、ファンデを塗ってもいい。
- いい子ちゃんな解説をするならば、ティントはイエベ向き、ローズはブルベ向きとなるのかもしれない。ただ、私はどちらにもトーンアップのホワイトやポルジョのラトゥーエクラを混ぜたりの実験をしつつ、日常的につけているが、半顔ずつに分けて塗りたてのときに自分で違いがわかる程度。ハイライトやパウダーやメイクをしたり、時間が経てば、すっかり変わらなくなる。
- 要は、そんなに変わらない!
色なし(シンプルな日焼け止め)
UVイデア XLは、ティントの姉妹的な存在の無色タイプです。「しっとり乳液タイプの日やけ止め・化粧下地(色なし)」という分類で、パールや色での肌色補正効果がない、シンプルな日焼け止めです。
敏感肌にも使える、しっとりうるおいを与え、乾燥しがちな敏感肌1にも使いやすいタイプ。ベタつきにくく化粧下地にもおすすめ。
乳液のようなクリームのようなしっとりするタイプの日焼け止めです。特に気になるクセはありません。普通に白色です。トーンアップのような発光感はありませんが、水分のツヤは感じられます。保湿力やずっと続くしっとり感はしっかりあります。
私はティントやローズの色味を少しだけ弱めたくて、トーンアップホワイトを混ぜることもありました。クリアが発売された今は、クリアを混ぜてもいいと思います。でもトーンアップシリーズは、特にホワイトのほうはかなり不透明なので、ピンクやベージュの色味を薄めたいから混ぜているのにホワイトの不透明感による存在感は増すという結果になっていました。このUVイデア XLはクセがないので、存在感を出さずにただ薄めたいときにも役立つと思います。
SPF50・PA++++と、UVカット力は高いのですが、特にロングラスティング効果をうたっているわけではなく、石けんで落とせるため、アウトドアやスポーツ時には下の方でご紹介しているアウトドア用UVアンテリオスのほうが向いていると思います。
トーンアップのホワイトやクリアとどう違うの?と思う方もいらっしゃると思うので、ホワイト3姉妹の比較もこの下でしています。
→こんなときにおすすめ
- スキンケアの仕上げになるUV乳液(クリーム)がほしい
- 日焼け止め効果だけがほしい
- パールや色つきは要らない
- カバー力は全く求めない
- 高い保湿力や湿度感のあるツヤがほしい
ホワイト(LIGHT)とクリア(CLEAR)とUVイデア XL無色を比較
ホワイト3姉妹を比較してみました!左から、トーンアップのホワイト、クリア、UVイデア XLの色なしです。
ホワイト系3色をだんだんと塗り広げていっています。この記事の上のほうからご紹介してきたとおり、トーンアップのホワイトが最も不透明で肌色補正効果があり、クリアはそれよりはナチュラル、UVイデア XLの色なしはスキンケア感覚が最も高いかわりに肌色補正効果はほとんど皆無といえます。
と、ここまでは腕の上で、違いがわかるように多めの量を使った場合のお話。顔にうすく塗り広げる限たでは、トーンアップのパールのツヤに劣らないような水分のツヤが無色タイプにはあります。ただし、無色タイプには肌のアラを隠すカバー効果はありません。
BBクリーム
01ライト・02ナチュラル
UVイデア XL プロテクションBB も、上でご紹介したアイテムと同じく、SPF50・PA++++と心強いUVカット効果。左から01ライト(肌色:ピンク系、透明感のある 仕上がり)、02ナチュラル(肌色:黄色系、健康的で自然な 仕上がり)です。上記はキャンペーンでいただいたミニサイズのサンプルです。
2色とも色が濃く、肌のキメを塗りつぶして隠すような不透明感です。血管の青さをほぼ塗りつぶしていることからも濃いのがわかります。ここまで濃いベースメイクは私の好みではありません。左の01ライトはグレーがかったとても落ち着いたピンクです。いわゆるザ・BBクリームってこんな感じの色ですよね。右の02ナチュラルはかなり黄色です。
ただ、右の黄色いほうは、目の下の青っぽいクマ隠しのコンシーラーがわりに使えそうな色でした。がっつり隠したい場合には向きませんが、のびもよいしコンシーラーとして考えればうるおい力も抜群。小さなサンプルサイズだし、もしかしたら今度外泊するときにコンシーラーとして持って行くかもしれません。
→こんなときにおすすめ
- 肌の色むらやシミなどをある程度カバーしたい
- ファンデーション並みの補整力がほしい
- オレンジや黄味の保湿力が高いコンシーラーを探している(02番のみ)
アテニアBBクリームと比較
ラロッシュポゼBBの01ナチュラルが手持ちのあのBBクリームのグレーっぽさに似ている!と思い、アテニアBBクリームの01ナチュラルを右のほう(手首のあたり)に塗り足してみました。手の甲の上半分に02ナチュラル、下半分に01ライト、手首のあたりにアテニアの01ナチュラルを塗っています。グレイッシュな感じといい、肌をカバーしすぎる不透明感といい、そっくりなんです。
アテニアのスキンレタッチャーやBBクリームについては以下でご紹介しています。アテニアの不透明な濃色塗りつぶしBB、私はこれ1つだけでは使いません。肌のナマっぽさを消したすごく人工的なベタ塗り肌になるので好みではないのです。ですが、肌をいつもより整えたいという日に、白いスキンレタッチャーにすこ~~~しだけBBを混ぜて色を足してベースメイクの仕上げに塗ることがあります。
ラロッシュポゼUV下地の総まとめ
いろいろ試した私の結論をざっくり
めちゃくちゃ長い記事になってしまったので私の結論をざっくり簡単に書いておきます。
- トーンアップはパール感による輝きのツヤ
- トーンアップはけっこう不透明感あり
- トーンアップホワイトだけの単色使いはナシ
- トーンアップホワイトとクリアは混ぜ物として便利
- ティントはうるおい・水分・湿度によるツヤ
- ティントは厚塗りすぎずイエベの私のお気に入り
- BBは濃すぎて私が探しているものではなかった
- BBはコンシーラー的にはよいのかも
ラロッシュポゼの中で私が選んだのは何色?
まだまだ他社のUV下地も含めて使い比べは続きますが、今のところはティント(写真右)が定番化しています。生ツヤな湿度感が好きなためです。トーンアップの白ONLY(写真左)はナシという結論は出ていて、ローズ(トーンアップ)とティントで悩んだ結果、暫定的にティントに手をのばしがち。色は塗り伸ばしてしまえばそんなに変わらないので、ローズのパウダー感(わずかですが)よりもティントの湿度感が好きなためです。
混ぜ混ぜミックス大作戦
ティント(かローズ)が気に入っているのですが、ちょっと濃いと感じるのも事実です。私はカバー力をそんなに求めていないので、もう少しだけ薄い色が好きです。
で、アテニアのトーンアップを使うときにもしているように、ラロッシュポゼのティントとトーンアップのホワイトをミックスして使うことが多いです。基材に大きな違いがないのではという予想から、できれば同じブランドのものをミックスするほうがなんとなく安心感があります・・・
混ぜるとティントのベージュ色を薄めることができるうえ、トーンアップのパール感によるツヤもほんのり享受できます。
それから、混ぜ混ぜはするけど全顔には塗らないという方法を実行する日もあります。まず全顔にティントを塗ってから、ハイライトを入れたい部分にだけトーンアップのホワイトかローズをティントに混ぜてハイライトとして重ね塗りをするという方法です。
ティントとローズにホワイトをミックス
左から、ティントだけ、ティントにトーンアップホワイトをミックス、ローズだけ、ローズにトーンアップホワイトをミックスです。ホワイトを足すと、ティントやローズの色味は薄くなりますが、不透明感が増すのでナチュラル度は低くなります。パールのツヤによるおめかし感は出るのでよしとしていますが、本当はもう少しシアー感があるのが私の理想です。
左がティント+ホワイト、右がローズ+ホワイトを塗り広げています。
ティントにホワイト・クリア・無色をミックス
左から、ティントのみ、ティント+トーンアップのホワイト、ティント+トーンアップのクリア、ティント+無色タイプです。ホワイトを混ぜるとティントの色は薄まるものの白の強さと輝きが存在感を強調します。クリア、無色タイプになるにつれて、白の不透明感やパールの存在感が減ります。
ローズにホワイト・クリア・無色をミックス
左から、トーンアップのローズのみ、トーンアップのローズ+トーンアップのホワイト、トーンアップのローズ+トーンアップのクリア、トーンアップのローズ+無色タイプです。
アウトドア用UVアンテリオス(番外)
左がトーンアップのホワイト、右がアンテリオス XL フリュイドです。アンテリオスXLはアウトドアやレジャーにおすすめのUVシリーズ。SPF50+・PA++++で、「紫外線に敏感な方、アウトドアで強い紫外線をしっかり防御したい方のための、より紫外線防止効果のすぐれた日やけ止めです」と説明があり、石けんで落とせます。下地効果はおそらくですが特にうたわれていません。このフリュイドは乳液タイプ。ほかにジェルクリームタイプとスプレータイプがあります。
同じ白色なので、トーンアップのパールホワイト(左)と比べてみました。右はアンテリオスです。質感も色もかなり違いますね。アンテリオスのほうは真っ白ではなく、とろっとしていて、クリームというよりは乳液です。公式説明にも「さらっとした使用感のさっぱり乳液タイプ」とあります。
塗り広げてみました。アンテリオスのほうにトーンアップや補正効果は皆無といえるでしょう。半顔ずつ塗って半日経ったあとに顔をさわってみたところ、触ったときのしっとり感は、トーンアップのほうがありました。アンテリオスの公式の説明にも「さらっと」「さっぱり」とあるので、その通りですね。ただし、アンテリオスが乾燥するかというとそういうわけでもなく、あくまでトーンアップを比較したらさわったときのしっとり感が少ないというだけで、普通にしっとりしていました。これよりもっとさらさらだったり乾燥したりする強いUVはたくさんあると思います。
ラロッシュポゼには他にティントの白い版(UVイデア XL)があり、いわゆる「普通の無色の日焼け止め」に当たります。アンテリオスは幸運にも付録で入手できたので比べることができましたが、もしUVイデア XLも手にする機会があれば追記します。
私がラロッシュポゼを気に入っている点
上に書いたように、私が日焼け止め下地に求める「薄づき」「伸びがよい」「みずみずしい」「ツヤ感」「保湿力」のうち、満たしている項目が多いのが理由です。色についてはもう少し薄いシアーなカスタードみたいなタイプが出てくれるのを希望しています。または、混ぜ混ぜ用のパール盛り盛りとか。
その他の特長として、ミニサイズのチューブがキット品やオマケや付録などで頻繁に登場している、サンプルパウチもよくついていることが、私が積極的に試した理由です。旅行や出張が多いので、ミニサイズが入手しやすいというのは私にとって大きな評価点なのです。
フリマサイトにはラロッシュポゼでなくてもサンプル品があふれていますが、正規品かどうかやいつ頃の品物かがよくわかりません。その点ラロッシュポゼは最近生産されたであろう正規品のミニサイズがブランドから直送されるという点で、安心感があります。
ポール&ジョーの下地と色比較
評判のよいポール&ジョーの下地と比較検討している方も多いのではないでしょうか。以下でラロッシュポゼと並べていますのでご興味ある方はご覧ください。
ラロッシュポゼの使用期限の見方
ラロッシュポゼには使用期限(消費期限)があり、記載されています。私は普通にチェックしていますが、もしかしたら知らない方もいるかも?と気づいたので、掲載してみます。
チューブの裏面をチェック
チューブ裏面の上部の右のあたりの印字を見てみましょう。「LOT」と「EXP」いう文字があります。左のLOTはロット番号、EXPは「expire、expiration date、expiry date」などの略で使用期限を意味します。具体的な期限は、EXPの文字の上、チューブの上端にエンボスで印字されています。上の画像の例だと、2022年の8月までとなります。上の画像はミニサイズのサンプルチューブです。現品・本品だけでなく、サンプルにも記載されているのが親切ですよね。
箱の底面をチェック
ラロッシュポゼの使用期限は紙箱にも記載されています。底にあたる面を見てみてください。チューブと同じように。「LOT」と「EXP」いう文字の記載があり、そのそばに期限となる年月が明記されています。上の画像の例では、2024年2月までが期限です。この画像は現品・本品の箱ですが、ミニサイズのサンプルチューブの箱にも同じように記載されています。
愛用しているのでストックが複数あるという方は、使用期限の早いものから使うようにするとよいですね。