【口コミ・レビュー】最近気に入って使っている斜めがけショルダーポシェット、GIANNI CHIARINI(ジャンニキアリーニ)のalifa(アリファ)の数が増えてきたので、魅力や使い心地などについて語ってみます。ショルダーストラップの三つ編み風の結び方も写真でご紹介!
この記事の内容
これまでのデイリーポシェットはロンシャン
両手が自由になるポシェットでお出かけしたいとき、街へのお出かけにはシャネルのチェーンウォレットを使いますが、動き回る旅行や仕事での特定のシチュエーションではロンシャンのル プリアージュ キュイールのメッセンジャーバッグを愛用していました。小さいながらも賢いこの子については下記で語っています。
ジャンニキアリーニのアリファについて
私が惹かれた理由
ロンシャンがいやになったわけではありません。ただ、長らく愛用していたゆえ、ちょっぴり飽きを感じていたのです。そんな折、たまたま新宿伊勢丹で見かけたジャンニキアリーニ(ジャンニキャリアーニ)のアリファに惹かれました。特に魅力的だったのが、三つ編み風に結べるストラップです。アリファのほうがロンシャンよりイマドキ風でもありますしね。シボ感のあるレザーやイタリアブランドらしい色展開も好みで、お安かったので楽天で買ってみました。
サイズはSとMの2種類
アリファにはMとSの2種類のサイズがあります。私はロンシャンのポシェットと同じような感覚で使える大きさしか求めていないので、必然的にS(公式サイトではW:20cm×H:12cm×D:8cm)を選ぶことになりました。ミニバッグやポシェットを探している方にはSがおすすめです。このSはたしかに小さいサイズなのですが、昨今流行している「一体何が入るというのか」と突っ込みたくなるような、スマホすらも入らないのではという小ささの「マイクロ」と名付けられているようなミニミニプチショルダーとは比べものにならないほどの大きさです。
とはいえ、いわゆるショルダーバッグ的な長財布が入る大きさがお好きな方には、SではなくMがおすすめです。Mはストラップをはずして手持ちすると、小さすぎず大きくもない「ハンドバッグ」なイメージの大きさでもあります。ポシェットサイズのSもハンドバッグとして持てますが、イメージとしては「ミニバッグ」「プチバッグ」的です。
収納物の面から語ると、Sは寸法的には一般的な長財布の横幅と同じくらい。ギリギリなサイズ感のため、長財布をSからスムーズに出し入れするには実用としてはちょっと無理があります。したがって「私はぜーったいに長財布派!」という方にはSは向いておらず、Mがおすすめです。
カラーは定番+シーズナル
ここ数シーズンの展開カラーを観察したところ、ネロ(黒)などの定番色とその他のシーズン限定カラーで展開されているようです。シーズンカラーは微妙なグレージュ系とピンクやブルーなどのカラフル系で構成されていて、グレージュ系カラーはよく似たような色が登場します。また、アニマル柄のハラコ、ラタンや籐を思わせるような季節感あふれる素材も登場します。
上の画像は左からNew Canapa(ニューカナパ)、Lamb(ラム)、Cream(クリーム)です。ラムとクリームは似ていますが、明るさは同じレベルで、ラムはちょっぴりグレー、クリームはちょっぴりベージュを帯びています。
微妙な違いの同じようなラムとクリームは、あえて選びました。私は白っぽいコートを着ることが多く、白っぽいといってもグレーがかっていたりベージュがかっていたりの違いがあるため、コートの色味に合わせて選ぶためです。ニューカナパはもう少し「色がある」と認識できる濃さで、白っぽいバッグだと浮くときにはニューカナパを選びます。
ところで、ネットショップでお買物する場合、似たような色合いがあると迷いがちですよね。一枚の写真に一堂に会したアリファがずらりと並んでいたら濃淡や赤味黄味が比べられますが、アリファの場合はシーズンごとに新しい色が登場するたびに個別に撮影して掲載することになります。そのため、比較する画像に恵まれず、ショップによって画像の色味が違う上、正式な色名ではなく単に「グレージュ」「ベージュ」と表記しているショップもあるので、正確な色味を把握できないので、選ぶのに苦労します。
コロンとしたフォルム
この写真の印象よりも実物のほうがコロンとした印象です。ロンシャンのポシェットより厚みがあります。
ポケットはゼロ
アリファSにはポケットがありません。仕切りもなし。私が最も気になる不満点でもあります。安いから仕方ないのかな~
※アリファMには内側にポケットがあるようです。
ストラップ着脱OK!ハンドバッグにも!
アリファの最も大きな特長のひとつともいえるのが、ストラップが取り外せることです。本体に短い持ち手がついているので、本当にかわいらしいミニハンドバッグになります。
ストラップの長さが調節できる
アリファのヒモはやわらかいレザー素材なので、くにゃくにゃと曲げられます。その特性を利用して、結び目を重ねるようにして編んでいくことで、長さを調節できます。例えば、本体についている持ち手は腕が通せないくらいにとても短いのですが、アリファのショルダーストラップをうまく活用すれば、持ち手が長めのハンドバッグに変身させることもできます。上の画像のように、ショルダーストラップを三つ編み風に結んで短くしてから本体に取り付けるという方法です。本体についている短い持ち手よりも長い持ち手になるので、「手で持つ」ではなく「腕を通して使いたい」ときには便利です。
また、三つ編みにした持ち手を実際には使わずに下に垂らし、本体についている短い持ち手を持ってもとてもかわいいです。私がこのアリファの存在を認識し「かわいい!」と思ったのは、この姿が棚に置かれていたのを伊勢丹で見かけたときでした。
※もっとハイブランドなお買物はブティックでしますが、アリファは実用ポシェットなので楽天で伊勢丹ではなく楽天でお安く買っています。
楽天の販売サイトでのスペックを見ると、ショルダーの長さは前後することもあるようです。現に楽天でいくつか買ったアリファのストラップを比べてみると、5センチくらいは違います。長い場合は130センチ程度と記載されているので、一般的なポシェットのショルダーの長さとしては長めだと思います。
なお、公式サイトやデパートで買うとストラップの長さが一律なのかもしれませんが、そうではないかもしれず、私は未確認です。長さがとても重要な方はきちんと実物を確認するか問い合わせてからのご購入をおすすめします。
「ショルダーや斜めがけとして使いたいけれど、ストラップがちょっと長い」と感じた場合、三つ編み風の結び方をショルダーストラップの中の一部にだけ取り入れることで、長いショルダーを任意の分だけ短く調節することができます。ちょこっと短くしたいときは上の画像のように二つか三つくらい結べばよいです。
上の画像では、ストラップの端っこのほうではなく中央部分にいくつか結び目をつくってみました。ちょっと違った表情になりますよね。結び目をいくつかつくった程度のストラップは、短めの肩掛けに最適で、小脇に挟むようにして持てます。
このように、普通の斜めがけはもちろん、ウエストや腰あたりで押さえるような肩掛けにも、小脇に挟むようなセミショルダーにも調整できるアリファのストラップの魅力がおわかりいただけたのではないでしょうか。ショルダーの長さを変えることでバッグのスタイルや持ち方がさまざまに変えられるという点は、一つのバッグで色んなシーンをカバーしたい旅行では本当に便利。これまで私がロンシャンのポシェットを愛用していた理由でもあります。
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細部はモデルチェンジ中?
左が古いほう、右が新しいほうです。昔のアリファは、本体に直接ついている持ち手部分の根っこに金具があり、そこにストラップの先のナスカンを着脱していました。ですが右のほうでは持ち手の根っこからもう一つ金具が出ていて、そこにストラップを着脱するようになっています。また、ストラップの先のナスカンの形も変わっています。
その他、画像ではご紹介できませんが、昔のアリファはバッグ本体にロゴが入っていたと記憶しています。今はファスナーの引き手についている長細い革のタグ(プレート)にロゴが入っています。
アリファSの使い心地や感想
サイズ感
公式サイトでは、W:20cm×H:12cm×D:8cmです。私がメジャーで計測したサイズだと、底部分の横幅19センチ、上のほうの横幅16センチ、高さ11センチ、厚み(まち)8センチです。コロンとしているので、上で見た数値の印象よりもたくさん入ると思います。
サイズ感として参考になりそうな情報として、私は、スマホ2台、フラグメントケース(カード入れ主体の小さな薄いお財布)、キーリング付きパスポーチにパスモや小さな目薬や口紅やコンタクトや絆創膏などを入れたもの、フェイラーのハンカチ、ペンを入れていますが、押し込めばもっと入ります。
使い心地
私のデイリーポシェットのド本命であるロンシャンと比べて語ります。容量はアリファSのほうが明らかに大きそうなのですが、なぜかロンシャンのほうが使いやすいのです。不思議ですよね。
理由のひとつとして、ロンシャンには前面に外ポケットがある点が挙げられます。
ほかの理由としては、ロンシャンはファスナーが天面ではなく背面にあり、ファスナーから上の部分がフタのような役割を果たしてくれるので、モノを詰め込んでもおさまりがよく、あふれてこない安定感があるのです。
アリファはコロンとしていてマチが大きいので、ついモノを入れてしまうのですが、その分あふれてきてしまい、「またすぐ中のものを取り出すから」と思い、ファスナーを閉めないでいると、中身を落としそうになることがあります。実際に私はバッグの中から押しあがってきたフェイラーのハンカチを空港で落として紛失しました・・・
ですが、アリファのほうが見た目のかわいらしさがありイマドキ風です(すぐにすたれてしまうのかもしれませんが)。また、ハンドバッグとして持つときはアリファのほうが断然かわいいです。
ファスナーのプレートがよく取れる!?
アリファのファスナーの引き手部分にはブランドロゴが入ったレザーのタグ(プレート)がついています。(昔はバッグ本体にロゴがあった記憶があります。私が持っているアリファでは引き手のレザ―部分にロゴがあります)
ところがある日、レザーのプレートが取れているのに気づきました。プレートはどこかに落としてしまったらしく、見つかりません。
調べてみると、楽天のレビューに同様の事象が報告されていました。楽天のショップでもアウトレット品としてこのような状態の品があるようで、つまり、一定の確率で引き手のプレートが取れるようです。
ちなみにぶらりと残ったU字型の金具は両先端が太くなっているため、ファスナーの先からするっと抜くことができません。どうしても取りたい場合はカットするしかないのですが、かなり強力なニッパーがないと切れなさそうです。
というわけで私はファスナーの引き手を買ってつけてみました。ここにレザーのプレートがあったことを知らない他人がぱっと見る分には特に変ではないと思いますが、知っている私にはちょっと気になる状態ですし、何より引き手の金具が小さくて開け閉めがしづらいです。この後、どうしようかな・・・と考え中です。もともとがお安いバッグなので、修理してまで使うべきかどうか悩んでいるのです。
アリファのストラップの編み方
ジャンニキアリーニのショルダーストラップのヒモを三つ編み風に結ぶ方法を画像でご紹介します!
交差させてわっかをつくる
ここでは、ショルダーストラップの端っこに近い部分を基点にして始めます。ストラップの途中に編み目をつくりたいときは、端っこではなくてお好きな場所から編み始めてください。まず、ストラップをくるりと交差させて、わっか(穴)をつくります。手前に持ってきたストラップはカンがついている端っこ側のストラップの「上」に重ねてください。そして、交差した点を左手(右手が利き手の場合)で持ちます。
次は、交差した点をしっかり指で持って留めておきつつ、手前にあるほうのストラップをわっか(穴)の「下」から通す工程に入ります。
わっかの下から丸めたストラップを覗かせる
手前の方向にあったストラップをわっか(穴)の下側から上へ向かって少しずつくぐらせましょう。「丸まったストラップがわっかの下から覗くように」を意識するとよいです。
わっか(穴)の下側からくぐらせたストラップを、丸まった状態のままでもう少し上方に押し上げていきましょう。
下から覗かせたストラップを丸く整える
下から覗いたストラップを少しずつ引き出しながら丸めていき、新しいわっかをつくります。最初につくったわっかと同じくらいの大きさを目安に形を整えていきます。
最初に交差してつくったわっか(穴)の上に、新しいわっかができました!
形を整えたら、ひとまず成功です!次からはこのわっか(穴)づくりを好きなだけ繰り返していきます。
わっかをリピートしてつくる
わっか(穴)づくりをリピートしていきましょう。最初の工程と同じように、手前のほうにきているストラップを新しくできたわっかの下方から上方へくぐらせます。
わっか(穴)の下から新しいわっかをのぞかせます。
丸まったストラップをわっか(穴)にして形を整えたら、「わっかの下から上へ、手前のストラップを丸めたまま覗かせる」をどんどん繰り返してわっかを増やします。
最後だけストラップを通し切って完成!
「もう希望の長さに調整できたからわっか(穴)をつくらなくていい」と思ったら、最後のわっかをくぐらせるときだけ、ストラップを端まで通し切ります。上の画像は、左端から編みはじめて右へとわっかを増やし、最後に右方向にストラップを通し切ったときの状態です。
ショルダーストラップの端っこの一部を結ぶとこんな感じになります。
ショルダーストラップの中央部分に結び目をつくってみるとこんな感じです。
ショルダーストラップの全部を結ぶとこんな感じになります。
アップしてみました。私は小さめにきっちり編むのが好きですが、ゆる~く大きめに編んでいる画像も見かけます。慣れてきたら、わっか(穴)を通すときに、ストラップの向きをそろえると美しいと思います。たとえば上の画像だと、ストラップの縫い目がどのわっかでも同じ方向にあります。
本体につけたらできあがりです!かわいい!