【レビュー・口コミ】チョコレートの中でもミルクチョコ大好きな私が、オーガニックやBIO、マクロビなどいわゆる成分こだわり系のブランドやスーパーで買えるちょい高級なミルクチョコ(ソリッドチョコレート・板チョコレート限定)をひたすら食べてみた感想や好きなメーカーなどをお伝えします。ときどき間違えてダークミルクを買ってます。
なお、私は特にヴィーガンやマクロビを取り入れているわけではなく、強い健康志向やナチュラル志向を持った人間でもなく、ジャンクも外食も大好きな人間です。ですが、チョコレートやスイーツが大好きで人よりたくさん食べているのは自覚しているので、身体に悪くなさそうで美味しいものがあればそちらを選択したいなというスタンスです。農法や成分や製法に詳しいわけではなく、確固とした選択基準もありません。また、味の感想については私の個人的な好みにしか基づいていません。食すたびにそのときどきの気分でレポしているので、アバウトな部分も多々あると思います。事情にお詳しい方や厳しい視点をお持ちの方の知識と異なる場合や、皆様の感想とは異なってもお許しくださいね。
この記事の内容
- こだわり系ナチュラル派チョコ
- ダーデン/有機アガベチョコレート・有機ココアシュガーチョコ
- ナチュラルハウス/スローカロリーチョコ プレーン
- キャロブキッチン/キャロブバー ミルク
- ラティテュード/クラフトチョコレート ミルク49% ダークミルク
- アルチェネロ/有機ミルクチョコレート(カカオ分38%)
- 第三世界/フェアトレード 有機ミルクチョコレート
- ピープルツリー/フェアトレード&オーガニックチョコ ミルク
- ステラ/オーガニック ミルクチョコレート
- ロベール/ショコラマダガスカル ミルクチョコレート50%
- ナチュラルキッチン/オーガニック・ミルクチョコレート C-39.0
- ムソー/ナチュラルチョコレート ミルク
- アイチョコ/オーガニックチョコレート プレーン
- ヴィヴァーニ/ダークミルクチョコレート50%
- ラコア/オーガニック ミルクチョコレート
- スーパーで買える程度のちょい高級チョコ
- ミルクチョコを勝手に総評
こだわり系ナチュラル派チョコ
ダーデン/有機アガベチョコレート・有機ココアシュガーチョコ
南フランスのDardenne社による砂糖を使わず低GIのアガベシュガーを使用したチョコレート。ミルクとアーモンドミルクを買ってみました。
原材料。
ミルク。
アーモンドミルク。
手前がミルクで奥がアーモンドミルク。アーモンドミルクの方が黒いです。
乳化剤不使用のためか、ミルクはシャーッという歯ごたえがわずかにありました。何か口に残る感じもして、すごくまろやかとは思いません。白砂糖に慣れた私が好きなやわらかな甘さでもなく。
アーモンドミルクはけっこうミルクであるもののビターでもあり、私が好んで手を伸ばす甘さではないです。ただしミルクよりはシャーッという歯ごたえはなく、すっと噛めます。食感だけでいえばアーモンドミルクの方が上かなと思いました。
ナチュラルハウス/スローカロリーチョコ プレーン
砂糖のかわりに、虫歯になりにくい甘味料パラチノースを使ったチョコレート。私の邪推ですが、むし歯になりにくいことより、商品名の「スローカロリー」が本当に言いたいことではないでしょうか。パラチノースはゆっくり吸収されるエネルギー源として売り出されている原料だからです。
原材料。
個包装はうれしいです。
パッケ―ジの色が違うので味も違うのかと思い込んでいたら、そういう説明はどこにもなく、中身の色も一緒でした。お味のほうは、口どけは悪くないのですが、私の好みとは違いました。ミルクでもないし、あんまりチョコっぽくないんです。
キャロブキッチン/キャロブバー ミルク
オーストラリアのCAROB KITCHEN社による、キャロブという豆の甘みを生かしたチョコレート風の食品です。グルテンフリー、カフェインレス、砂糖不使用。
原材料。
見るからに板チョコですが、チョコの代替品的なチョコのようです。
単なるカカオとミルクだけじゃない、強さを感じる味でした。正しい例えではありませんが、チーズのような強さ。食感もなめらかではなく、わずかにですが引っかかりを感じます。そして噛んだ後の粘り気も。これがキャロブならではなのでしょうか。
ラティテュード/クラフトチョコレート ミルク49% ダークミルク
アメリカの会社のチョコレートのようですが、「社会的企業」として、ウガンダ産の原材料を使っているとのこと。ミルク味の展開がなく、ダークミルクを買っちゃいました。
原材料。
紙のパッケージを開封すると裏面には生産にまつわる情報が印字されています。チョコは黒い紙に包まれています。
画像ではよくわかりませんが、ブロックごとに違うパターンや文字が刻まれています。
ひと口食べて「ミルクじゃない!苦い!」と思い、よく見てダークミルクだと気付いた次第でした。シャーっという食感はありませんが、口の中に何か残るのは感じます。
アルチェネロ/有機ミルクチョコレート(カカオ分38%)
イタリアのalcenero社による、有機材料をふんだんに使ったチョコレートです。
原材料です。
まろやかで美味しい!パッケージを開封するとチョコが透明のフィルムに包まれており、それがとても切りづらかったのを除けば、言うことはありません。
第三世界/フェアトレード 有機ミルクチョコレート
日本で初めてフェアトレードを事業とする第3世界ショップさんの板チョコです。フレーバー展開が豊富で、上の画像は通常パッケージですが、限定パッケージはとてもかわいい。乳化剤やココアバター以外の植物油脂など余分なものを使わず、ココアバターの含有率が高いチョコレートとのことです。
原材料です。
甘いです。けれど、わずかにねっちょりした何かが舌に残る気がします。このすぐ前にご紹介しているアルチェネロのほうが甘くてまろやかで食感が気になりませんでした。色はアルチェネロのほうが薄いです。なぜアルチェネロと比べているかというと、チョコの版型(って呼ぶのか知りませんが)やチョコを包む透明のフィルムやシーリング部分がそっくりだったので、もしや同じ工場?と勝手に思ったからです。
ピープルツリー/フェアトレード&オーガニックチョコ ミルク
フェアトレードといえば、のピープルツリーのチョコレート。こだわりの食材屋さんや雑貨屋さんで見かけたことのある方も多いと思います。スイス産のオーガニックミルクを使った黒糖ベースの看板チョコだそう。小ぶりサイズです。
原材料です。
パッケージを開けると黒糖の香りがほのかに漂ってきます。ヘーゼルナッツ入りのせいか、食してみると「豆?」な風味。カカオ豆じゃなくて豆類の豆なんです。個人的に黒糖の風味は要らないかなー。そしてもう一度食べると「だし?」と思ってしまいました。普通のチョコを想像すると別の風味が現れて、「想像しているチョコとちがーう」となりました。
ステラ/オーガニック ミルクチョコレート
世界に先駆けてフェアトレードチョコレートを製造したスイスのStella Bernrain社による乳化剤不使用のシンプルな原材料でつくったミルクチョコレートです。大きさはピープルツリーと同じ小ぶりサイズ。
原材料です。
ピープルツリーの板チョコと形やサイズがほぼ同じ。同じ工場でつくられているのかなーと推測しました。ただしお味のほうは黒糖やヘーゼルナッツが入っていない分、私好み。ミルク風味でなめらか食感です。でもちょっとだけ何かが気になる舌ざわりはします。乳化剤や油脂不使用など、原材料にこだわると食感が損なわれるのは致し方ないことですが、そんな中、まろやかだったアルチェネロが印象深いです。
そっくりさんなピープルツリーとステラを比較。
ロベール/ショコラマダガスカル ミルクチョコレート50%
農薬や化学肥料を使わないマダガスカルカカオ100%のナチュラルなチョコレートを、加工から商品化まで全てを行うことで国内に利益が落ちるレイズトレード「Raise Trade」によりつくりつづけているRobert社によるチョコレートです。単にナチュラルというだけでなく、国際的な賞も受賞しており、カカオの風味にも期待が持てそうなブランド。
原材料です。
私が買ったのはファインミルク。「森のフルーツのようなカカオのフレーバーと、クリーミーでキャラメルのような味わいのミルクチョコレート」という説明がぴったりの、他のナチュラル派チョコレートとは一線を画す味わいでした。大人の複雑な風味、日本のチョコではなく外国産な仕上がり、そしてちょっと緊張します。つまり、なんというか、ほっとする味わいではないんです。それから、私には気になる口残りがごくごくわずかにありました。
ナチュラルキッチン/オーガニック・ミルクチョコレート C-39.0
スイス産のオーガニック・クーベルチュールを使ったナチュラルキッチンさんのチョコ。有機材料を使い、国内のオーガニック認証を受けた工場でつくられています。製菓用としても◎
原材料です。
大きさがわかりやすいようにリンドールと並べてみました。このチョコレート、私はけっこう好きです。ほっとするようなミルクチョコならではのまろやかさがあります。個包装だったらいいのに。
ムソー/ナチュラルチョコレート ミルク
日本でオーガニックやマクロビといえばのむそうさんによるチョコレート。袋入りです。
原材料です。シンプル!
つまみやすい個包装タイプ。大きさの参考にリンドールと並べてみました。
ビターやスイートのほか抹茶やきなこなどのフレーバーがラインナップされていますが、私が買ったのはもちろんミルク。なめらか、まろやかなミルクの甘さで、すごく美味しいです!舌に残る何かやシャーっとするような歯ごたえもなし。引っかかる味や気になる食感がなく、とても気に入りました。この上で紹介しているナチュラルキッチンさんの丸いチョコも好きですが、それよりも口残りやくちどけといった点でむそうさんのほうが好きです。
アイチョコ/オーガニックチョコレート プレーン
ドイツの創業120年の老舗チョコレートメーカーecofinia社によるヴィーガンブランドがアイチョコ。むそうさんの取り扱いです。
原材料です。
アーモンドオレンジやスーパーナッツという種類の中で私が購入したのはプレーンですが、これがミルク味に該当します。食してみてもちゃんとミルクでした。でも甘い。甘いのは好きなのですが、このチョコは隠し味の塩によるものなのか、ヘーゼルナッツも味を強くしているのかはわかりませんが、舌に強くくる甘さ。「好き!」とはなりませんでした。
ヴィヴァーニ/ダークミルクチョコレート50%
100年以上の長い歴史を誇るドイツのチョコレートメーカーecofinia社の高級シリーズVIVANIの板チョコです。
原材料です。ココナッツシュガーを使ったシリーズなんですね。
間違ってダークミルクを購入。ミルクチョコの展開がないのに後で気づきました。カカオの強さが凜と立っていて甘みもありますが、子ども舌の私にはちょっと苦いです。大人な味覚をお持ちの方なら、この苦さと甘さがほどよく両立した味わいはお好きかもしれません。味と関係ありませんが、開封するとき開けにくかった・・
ラコア/オーガニック ミルクチョコレート
こちらもドイツのecofinia社によるlacoaという低価格シリーズの板チョコです。EU有機認証取得。
原材料です。
ecofinia社の中では低価格ラインのチョコですが、カリブ海沿岸の最高級カカオを使い、香料や保存料は不使用です。私はこのチョコ、好きです。素直なミルクチョコレートの味なんです。食感やくちどけもほぼ引っかかりなく、「ああ、ミルクチョコだな~」と思える素朴な甘さ。成分こだわり系の海外産の板チョコの中では一番好きかもしれません。
スーパーで買える程度のちょい高級チョコ
リンツ/スイスクラシック ミルク
リンツはタブレットも多数展開していますが、ミルク味は意外と少ないんですよね。こちらはねっちょりした歯ざわりで、砂糖が濃いような、喉が少し乾くような強さでした。後に出てくるゴディバよりはミルク感ありますが、ねっちょり度はリンツのほうがあります。
ゴディバ/タブレット ミルクチョコレート
パッケージがしっかりした紙質でちゃんと箱!なつくりで、高級感ある板チョコです。ねっちょりした歯ざわりです。
森永/カレ・ド・ショコラ フレンチミルク
スーパーに売っている、ちょっと贅沢ラインのチョコの中では私はこのカレドショコラが好きです。やさしくてまろやかでパリッと感も口どけもどれも文句のつけようがありません。
ちょうど3つが手元にあったので一緒にパチリ。色が薄いほうから、リンツ、ゴディバ、森永カレドショコラです。
明治/アグロフォレストリー ミルクチョコレート
美味しいです。まろやかで口の中でクリーミーにとろけます。ややねっちょりしていて、冷やしてもねっちょりしているので、私の好きなカリッと系ではないのが残念。
ガレー/タブレット ミルク
ベルギー王室御用達ブランドガレーの板チョコ。こちらも美味しいです。ねっちょりとまではいきませんが、ちょっとやわらかめ。同じときに食べたほかのチョコはカリッとしていたので、温度のせいではないと思われます。
ミルクチョコを勝手に総評
ざっと食してみて、私は砂糖の甘さが好きで、代替甘味料の甘さは好きじゃないということがおぼろげにわかりました。乳化剤不使用による口どけへの影響は気になるようです。総じてどちらかといえば国産の味が合っているもよう。
私が好きな味、ほっとする味は、ナチュラルキッチンのまあるいチョコ、むそうの四角いナチュラルチョコレート、ドイツのlacoa、明治のグリーンのパッケージ、明治のカレドショコラ。そのうち食感や口残りの点でも好きなのはむそうのナチュラルチョコレートと明治のカレドショコラです。
今後も折を見て追記するかもしれません。六花亭やロイズのソリッドチョコも食べていて画像はあるのですがメモがありません。見つけたらアップします。