【口コミ・レビュー】ウィーン生まれのチョコレートケーキ、ザッハトルテ。ちょっと入ったカフェのケーキメニューにあると、何気なく頼んでいることが多いのに気づいたので、ザッハトルテを楽しめる東京のお店をさくっとまとめてみました。クリスマスやバレンタイン時季の外食スイーツのご参考にも!
この記事の内容
私のスイーツ的プロフィール
スイーツ大好き!パフェ、ケーキ、パイ、クッキー、和菓子とわりとオールマイティに日々いただいています。外食しても食事は撮らないのに(ちゃんとしたお店やシーンほど撮影がはばかられますしね)、ちょっと小腹を満たしに寄ったカフェでのスイーツは、気分がウキウキするのかけっこう撮っていることに気づきました。スマホの写真一覧を見ていたら、ケーキ類の中ではザッハトルテの写真が目立ったのでまとめてみました。
なお、チョコやイチゴや抹茶などのいろんなフレーバーの中ではチョコがダントツに好き。中でもソリッドチョコではミルクチョコが好きです。フルーツはマンゴーメロンパイン桃梨栗が大好きで、アボカドは苦手。和菓子はおまんじゅう系もお餅系も大好きで、粒あんこしあん両刀使いです!
ザッハトルテ食レポにあたって
ケーキでは、しっと~りしたスポンジとサックサクのパイ生地が大好き。チーズケーキはスフレ系が好み。でもフルーツたっぷりのタルトも好き、オレンジシュゼットも大好きなので、節操がありません。
ザッハトルテは、チョコレートのコーティング(グラズールと呼び、砂糖のじゃりじゃり食感があります)、チョコスポンジ部分(フォンダンと定められているようです)、アプリコットジャム、砂糖が入っていない生クリーム添えが欠かせない要素ですが、私の食感や味の好みが正統派ザッハトルテとぴったり合致するとは限りません。感想は私の個人的な好みしか基づいていませんので、お店やつくった方や本場ウィーンの元祖ザッハトルテに失礼になっている部分もあると思います。ここでお詫びいたします。
なお、なぜケーキ類のメニューにザッハトルテを見つけたら頼みがちなのかというと、もともとチョコ系のスイーツが好きなのと、古きよきヨーロッパ気分にひたれるからだと思います。同じような意味でサバランがあると「お♪」とうれしくなってわりと頼みます。ちなみにウィーン旅行ではホテルザッハとデメルの両店でザッハトルテを食しましたが、おなかいっぱいになったことくらいしか覚えていません(汗)
カフェラントマン
基本情報
東京都港区北青山3-11-7 AOビル4F
最寄りは表参道駅。駅を出てこどもの城や国連大学のほうへ歩くとすぐ。紀ノ国屋のビル。ラントマンのカジュアルバージョンのお店が渋谷にもあるそうです。
お店の雰囲気
ビルの中にあるテナントながら足を一歩踏み入れるとクラシカルなヨーロピアンな空間。ボックス席中心なのでゆったりしていてゆっくりできます。各種ウィーン料理もあります。お味が気に入っているというより落ち着けるので表参道あたりに用があるときに「高いなー」と思いつつもなんとなく寄ってしまうため複数回の写真があります。
ザッハトルテ画像
きれいな写真ではないですが断面をお見せしたいので食べかけのものも。
ザッハトルテ感想
ジャムは表層コーティング+真ん中にサンドされています。チョコ糖衣のじゃりじゃり感がしっかりあり、チョコレートの風味はじゃりじゃり感に邪魔されてあまり味わえないです。スポンジ部分はしっとり感は少なく、しっかり&みっしり感もほどほどで、フォークを入れるとポロポロ崩れます。ぶっちゃけいえばパサつき気味で、チョコ糖衣やジャムでかろうじて水分を感じる程度なので、生クリームがあって初めてほどよい食感が成立します。個人的にはすごく好きなケーキではなく、お店の雰囲気とまとめて味わうお店という立ち位置です。
カフェ ウィーン
基本情報
日本橋三越本店本館2階
三越前駅から直結。または日本橋駅より徒歩5分。
お店の雰囲気
300年の伝統が宿る本場のレシピを忠実に再現。ウィーンのコーヒーメニューやオーストリア料理を楽しめる「カフェ ウィーン」。優美な内装は、まるでウィーンの伝統的なカフェハウスのよう。「カフェウィーン」は、ウィーン市・ウィーン商工会議所・ウィーンカフェハウス協会の認定書を受けた日本で最初のお店です。店内に一歩足を踏み入れた瞬間から、ウィーンを旅しているかのような気分を楽しめます。
上は三越公式サイトにある上の説明です。ウィーンの公的団体から認められたお店ですので、出しているお料理も本格的なのでしょう。百貨店内、しかも三越なので、スタッフの方々の対応も総じていい感じ。テーブルとテーブルの間もゆとりがあります。ですが、ウィーンの伝統的なカフェハウスのようだったりもしないし、優美な内装でもないと思う。なんというか、古い建物だし、「ザ・百貨店の食堂」っぽさを随所に感じるんです。
温かいお料理もありますが、この写真は鴨肉のサンドイッチ。お野菜2品とふた付き容器に入ったスープとともにトレイに乗って出てきました。サンドイッチの向こうにはサラダもあります。
ザッハトルテ画像
お料理のデザートとしてセット料金でいただいたときの写真しかなく、ザッハトルテはミニサイズです。
断面はこんな感じ。今度スタンダードサイズを食べたら追記します。
ザッハトルテ感想
チョコ糖衣のしゃりしゃり感がちゃんとあります。チョコスポンジは超しっとりではないですが、おそらくザッハトルテ界の中ではしっとりめかも。ラントマンよりはしっとりしていて、生クリームがなくても食べられる程度にはしっとりしています。チョコの風味も濃すぎずほどよく、いい意味で、いろんな方に食べやすいのではないでしょうか。本場感と日本人好みの真ん中あたりを狙った、優等生な正統派ザッハトルテだと思います。
珈琲専門店 三十間
基本情報
銀座本店/東京都中央区銀座3-8-12 大広朝日ビルB1
銀座三越の裏手、JTBの隣にあります。
青山店/東京都渋谷区神宮前5-51-6 テラアシオス青山2F
最寄りは表参道駅。駅を出てこどもの城や国連大学のほうへ歩くとすぐ。カフェラントマンの入ったビルの並びで、通り過ぎたあたりにあります。表参道は“ザッハトルテ銀座”なんです。私が知ってるのは2軒しかないけど。
三十間のザッハトルテの画像は銀座店青山店のもの両方あります。
お店の雰囲気
やなか珈琲さんが展開しているお店とあって、本格的なコーヒーを楽しめるお店です。「ゆっくりコーヒーを楽しんでいただくためにカップ2杯分のコーヒーをポットに入れてお出ししております。」と書いてあり、スイーツと一緒に飲むには1杯じゃ足りない!とずっと思ってきた人にとってはとてもうれしいはず。銀座店は地下なのでちょっと落ち着いた雰囲気、表参道のほうは光が入る気持ちのよい空間です。
メニュー展開はコーヒー類とスイーツのみ。良心的な価格です。オムライスとかのお料理メニューがあったら私は入り浸ってしまいそうです。
銀座青山ともにこのようなかわいいイラストの看板が目印。
ザッハトルテ画像
お見苦しいですが断面画像。
ザッハトルテ感想
チョコスポンジは固めですが、しっとり、みっちり。フォークに力がいるようなみっちり度です。ぱさぱさはしておらず、生クリームがなくても美味しくいただける湿気感があります。チョコはビター系でほどよく苦く、チョコの風味をしっかり味わえます。実は私はアプリコットジャムがそんなに好きではないのですが、このザッハトルテではこの酸味がよいアクセントになっていると思います。今の日本人が美味しいと感じるように仕上げたザッハトルテです。私はラントマンより三十間が好みです。
オスロコーヒー
基本情報
麻布十番、新宿、錦糸町などに複数店舗あり。水色がキーカラーのお店です。駅すぐの便利な立地が多いので時間をつぶすときや小腹タイムについ入ってしまい、ザッハトルテを頼んだこと数知れず。。私のおすすめはプリンです。
お店の雰囲気
北欧カフェの範疇だと思うので、ウィーン的な何かはゼロ。チープでもなく、高級でもなく、どなたも入りやすいカフェです。私のおすすめはプリンです。
ザッハトルテ画像
ザッハトルテ感想
スマホにメモしていたのに見つからず、感想が書けません。見つけたらorまた行ったら書きます。私のおすすめはプリンです。←おい
銀座カフェーパウリスタ
基本情報
東京都中央区銀座8-9 長崎センタービル 1階・2階
銀座駅から新橋方面に歩いて高架が見える手前のあたりの左側にあります。小道に入ったりしないのでわかりやすいです。
お店の雰囲気
100年超えの老舗だそうです。
レジ台の上のモノクロ写真は公式HPにも載っていますが、大昔の社員さんが並んでいて、こんなに大勢の社員さんがいたの?とびっくりします。ブラジルのコーヒー豆と文化を伝えるために開いたお店だそうで、特にオーストリアとの関係はないようです。
オーソドックスなケーキが並ぶショーケース。
レトロな気取らない空間にほっとしますね。
喫茶店!なムードが満載です。
フードメニューも充実していて、私はこの日はキッシュのセットを頼みました。お好きなキッシュ+お好きなケーキ+コーヒー2杯で2,000円ほど。コーヒーは種類を変えてオーダーできるという親切っぷりがすごいです。
ザッハトルテ画像
生クリームが添えられた安定のザッハトルテです。
パウリスタさんのザッハトルテにはフランボワーズジャムが使われているそうです。
先端をナイフで切ったらころんと逆さになってしまったときに見えた断面が赤い!ジャムがけっこうちゃんと入ってますね。
お見苦しいですが断面画像です。
ザッハトルテ感想
美味しかったです。食感をひとことで表すなら、非常になめらか。スポンジ感は少なく、ぎっしり固い生チョコっぽい感じなんです。じゃりじゃり感がないのも、なめらかさに拍車をかけています。フランボワーズジャムもいいアクセント。生クリームがあってもなくても美味しいです。が、正統派本格派かと問われると、「これはザッハトルテではなくチョコレートケーキだ」とおっしゃる方もおそらくいるのだろうなと推測します。
コーヒーが2杯ついているのもうれしく、お食事からデザートを通してちょうどよく楽しめました。コーヒーはしっかり骨太で、ケーキと一緒に味わいたい濃厚さです。
アンリ・シャルパンティエ 銀座メゾン
基本情報
東京都中央区銀座2-8-20 ヨネイビル1階
最寄り駅の銀座一丁目からすぐです。
お店の雰囲気
画像が一枚もありませんが素敵な空間です。
ザッハトルテ画像
美しい断面です。
ザッハトルテ感想
アンリシャルパンティエにはいくつかの種類のザッハトルテがあるようなのですが、私が銀座のお店でいただいたのは普通の三角ケーキの形のザッハトルテでした。
チョコが厚く、しゃりじゃりは若干、スポンジはしっとりとパサパサの中間くらい、スポンジはちょっと粗めかな?全体としてまとまった美味しさでした。ただし、場所代インテリア代を思えば仕方ないのですが、飲み物とセットでけっこうお高いです。並ばないと入れないこともあるようなので、ふらっと行きたい私にとってはタイミングを選ぶお店ではあります。