【BeforeAfter画像有・口コミ・体験記】年齢とともに気になる手の痩せ。血管が浮き出た手の甲、関節がシワシワの指。ずっと細々と気になりつつも、顔や痩身が優先でなかなか踏み切れていませんでしたが、ついに手背(手の甲)と手指の注入治療を開始。2回目も終えましたので、ダウンタイムや治療の感想やビフォーアフター画像などをご紹介します!
この記事の内容
手の甲と指の注入に至るまで
手はよく視界に入るから気になる
顔以外に女性の年齢が出る部位として、首や手がよく挙げられるようですが、私の場合は首よりも手の老化のほうが目立つ状態だったので、優先度は断然、手(と肘)でした。首も気になればそのうち何か注入すると思います。
手のエイジングが気になり始めたのはここ数年。少なくとも7-8年前は気にしていませんでした。その後、手の甲が痩せてきたなーと徐々に感じ始めていたのはおぼろげに覚えています。そしてちょうど5年くらい前、忘れもしない新宿の居酒屋さんのタブレットを使ったタッチパネル式のメニューを押す自分の手の甲を見て、「・・・」「???」となったのが手の甲のエイジングにまつわる私のはっきりした最初の記憶です。
でも以前は顔のアンチエイジングでいっぱいいっぱい。手の甲も今よりはずっとましだったので、お金と気を回す優先度は低かったのです。
その後、手の甲の痩せや血管の目立ち、指の関節まわりのシワもどんどん気になるようになり、いつかなんとかしたいと思ってきました。そのうち、顔のアンチエイジングは幸いにうまくいっているいう自己評価に至り、自己満足ではありますが心が落ち着いた状態になってきました。そんな中、電車に座ってバッグの上に置いた手をふと見たときや、何かを指し示すために指や甲を人に見せる場面などなど・・・。手は頻繁に視界に入るせいで、年齢を強く感じる瞬間にたびたび遭遇するようになりました。電車でもいろんな女性の手を観察するクセがついてしまいました。
顔だけ若いのは変!
芸能人と自分を同等に語りたいわけでは決してないのですが、あきらかに顔に手を入れまくっている芸能人の手や首の落差を見たときに「バランスがとれていなくておかしい!」と感じることが何度もありました。顔が年相応のエイジングを重ねていれば、手や首を見ても全く気にならないと思うのです。でも、顔はパンパンでほっぺもおまんじゅうみたいで目も若い頃よりきりっと吊り上がっているのに、首がシワシワ、首イボたくさん、手の甲がたるんで血管が浮いている芸能人の方を見ると、気になってしまいますよね。
私の美容医療はあくまでアンチエイジングのためなので、顔の造作を変える施術はしていないつもりですが、顔だけに注力すると違和感の原因になるという危機感を抱いたのです。「顔だけ若いのは変。手も同じようにアンチエイジングしたい!」という思いが日に日に強くなったある日、クリニックに電話して駆け込みました。
ヒアルロン酸を選んだ理由
手の甲への注入物としてレディエッセを入れるクリニックもあれば、エランセや脂肪、PRP、FGF推しの先生もいらっしゃるようです。最近ではプロファイロやスネコスといった新しいタイプのヒアルロン酸も登場していますね。
私の希望は、長期持続型ヒアルロン酸。顔に入れたことがある既知の存在であり、長期間維持できるのが大きな理由です。日々加齢していく顔や身体のケアでただでさえ忙しいのに、手にそこまでの手間をかけたくありません。何度か繰り返して注入しなければ効果が出ないタイプの注入物は私には面倒なのです。
そして、手の注入には顔ほど緻密なデザインや精度は求めていないものの、注入後の勢いをコントロールできない製剤は避けたい。ほかの製剤と違い、ヒアルロン酸は失敗すれば溶かせるという安心感もあります。目の下の脱脂手術の際に何かの注入を併用したほうがいいと先生に言われた私が、脂肪などではなくヒアルロン酸を選んだのも、同じ理由です。
手の注入の問診歴
対応してくれる先生はわりといる
以前から手への注入を検討していた私。いろんなクリニックにほかの施術に行ったついでに相談をしていました。ネット検索や先生への質問で調査してきた期間はけっこう長めです。
まず、顔以外の部位へのヒアルロン酸注入は、特にメニューとして公式に掲げていなくても裏メニュー的に対応してくださるクリニックがけっこうあります。ネット検索で希望のクリニックが見つからない方や、手には顔ほどのお金をかけたくないという方は、お値段お安めかつ信頼できる先生に「手の注入はされていますか?」と聞いてみてください。「実はやってる」なところがありました。
先生の対応から推測するに、手の注入を特にメニューに出していない理由は、「相談数がそんなに多くないから」が100%という印象です。たしかに私も顔のアンチエイジングが落ち着いた段階で手の注入に踏み切ったので、優先度が最高ではない部位というのはわかります。
指への注入に対応しているクリニックは手の甲よりも少なく、「え、指になんて注入したら指が動かしにくいんじゃない?」と言われたこともありました。ですが手の甲はけっこうな数の先生が注入経験ありとお見受けしました。とはいえどの先生も症例数がめちゃくちゃ多いわけではないはずなので、少しでも慣れている先生のほうがいいと思われた場合は、注入をメインとしてアピールしているクリニック(注入の母数が多いので手の注入も必然的に多いはず)や、手の注入をHPできちんと書いているクリニックをおすすめします。
ただし、注入に使う製剤が顔以上に多岐にわたることもあり、希望の製剤×お願いしたい先生×価格のすべてを追求すると顔よりもハードルがめちゃくちゃ高くなると思います。
私が言われたこと
先生の経験も使う製剤もさまざまなので、先生によっておっしゃることが本当に違いました。「ヒアルロン酸は入れた後で動くからすすめない(→ほかの製剤推し)」「けっこう痛いですけど、大丈夫ですか?」「両手の手の甲で3-4cc」「両手の手の甲で1か2かなー。(それだけでいいんですか?という私の質問に対して)だって、赤ちゃんみたいな手にしたら変でしょ?」「指にはできない」「指に入れると太くなりますよ?」などなど。
私は漠然と「いつか手の治療をするぞ!」と考えていたので、上記のようないろんな情報をゆるやかに収集した上で踏み切ることができました。ですが、「今したい」「すぐ注入したい」という方は、メニューに手の注入を掲載しているクリニックに駆け込むのが一番早いです。
手のヒアルロン酸注入1回目BeforeAfter
手の甲に両手でボリューマを3cc、指にはボリフト(ボライトだったかもしれません。ボリューマよりやわらかいタイプ)を2cc入れました。手にはやわらかめのタイプを注入するのではと思っていたので、一番硬いボリューマと知って驚きましたが、私がお願いした先生のおすすめはボリューマだそうです。
適当な撮り方に後から気づいてしまいましたが、Beforeは手の甲をぴんと反らせ気味、Afterは自然にしているのでやや丸まり気味です。そのためBeforeの筋張っているようすが強調されているかもしれません。でも、Afterの手の甲がふっくら若々しくなっているのは一目瞭然。指の関節もしわしわが減っています。
こちらは平たい面に手を置いてみた画像。上と同じように左側のbeforeほうが若干反らし気味なので完全にフェアな撮り方での比較ではありませんが、右のほうが明らかにふっくらしています。うん、満足♪
内出血や腫れなどのダウンタイムについてはこの記事の最後にまとめています。
手のヒアルロン酸注入2回目BeforeAfter
1年以上経ち、ちょっと減ってきたと感じたため、「顔がひま」なタイミングに再注入してきました。今回は手全体で計3cc、内訳は手の甲2cc、指1ccで、昨年より少ない量で済みました。
左手の未注入・1回目・2回目の画像
手を浮かせたときと水平に置いたときの画像を並べてみました。光の加減や角度で血管や筋の見え方が左右されるせいもあると思いますが、画像によっては2回目のbeforeが未注入のときよりひどく見えます。ただ、私にとってはお金をかけてアンチエイジングした手はとても気にかかる部位であり、電車や街で見かける女性の手はもちろん、映画やドラマで同世代の女優さんの手にも自然に目がいくほどです。未注入時よりもひどい状態だと思ったならすぐさまクリニックに駆け込んでいたでしょう。というか、そう思う前に追加注入しているはずです。
つまり私の目視では“2回目注入前は未注入のときよりはだいぶマシ”という認識で、“だけど1回目注入後のいい状態よりは減ってきたからそろそろ再注入しよう”という流れでした。
右手の未注入・1回目・2回目の画像
左手と同様に、水平に置いたときに血管が目立ってしまい、未注入のときより2回目Beforeの状態がひどく見える画像があります。が、実際に見ていた私の感覚では、“1回目注入後のいい状態よりは減ってきたけど未注入のときよりはだいぶマシ”なのが2回目注入前であり、2回目注入後は1回目Afterと同じようにふっくらしたと思います。
次のタッチアップ時期は明確に定めていませんが、その後の減り具合や追加注入した場合のビフォアフ画像をアップする予定です。
手のヒアルロン酸の痛みやダウンタイム
注入時の痛みやダウンタイムについてまとめました。あくまでも私の場合という前提でお読みください!
痛さはそうでもない
手にヒアルロン酸を注入するのは痛いの?と聞かれると、注射なので全く痛くないわけではありません。が、麻酔で痛みが軽減されるので、おののくほどの痛さはなかったです。私は顔での注入経験があるため、痛みに関しては1ミリも気にしておらず、治療中に特に何かを感じることも、「痛いです」と申告することも一度もなく、平穏なまま終わりました。
ただし、いろんな先生に相談していた中で、ある先生からは「痛いですよ?」と警告された経験もあり、注入中も「痛くない?大丈夫?」と何度も確認され、「え、本当に痛くないの?」とも聞かれました。一般的には「けっこう痛い」と位置付けられている部位なのかもしれません。
もっと嫌な感じの痛みや強い痛みがある部位は顔の中にたくさんあるので、私の感覚では手の注入の痛みは全然平気でした。
直後は白っぽい
注入直後はヒアルロン酸を入れた部分が白っぽく見えます。すぐに落ち着きますし、日常生活でこの色が気になることはまずありません。ただ、すごーーーーく寒い日の屋外で、「注入した箇所の色がちょっと違うな」と思ったことはあります。でも、他人に気づかれることはまずないといえるレベルです。
数時間はしびれを感じる
麻酔によるしびれが数時間残ります。手を動かすたびになんとなくしびれを認識するので、顔の注入後とはちょっと違います。精密な作業をされるのでなければ、日常の動作には影響がない程度のしびれ感だと思います。
血は出ます
注入した針孔から血が出ます。が、なんせ針孔なので少量です。何度か拭いても出てきますが、何度か拭けばすぐに止まるともいえます。
針孔の跡
主なダウンタイムのひとつめは、針孔の跡です。入れた部分に跡が残る可能性はありますが、だいたい片手に数カ所です。なんせ針孔なので小さい!私は全く気になりません。3日ほどで消えてしまうので、ダウンタイムともいえないくらいのレベルでした。
内出血
気になるような内出血はなかったですが、内出血は運ともいえるので、もしかしたら今後の注入では出るのかもしれません。
ダウンタイム総括
こんな感じで、困るようなダウンタイムはほぼナシといえる状態でした。両手に複数の針孔や内出血がある状態では人に会いづらいかもしれませんが、片手に少し残っている程度ならなんとでも思ってくれそうですし、庭仕事で~とか、大掃除で段ボールの中に手を入れて~とか、言い訳もいろいろできます。隠したければ一番目立つ部分に絆創膏を貼ってもよいですよね。なんか、庭仕事とか大掃除っぽさを演出できるような気もします。手のダウンタイムについては他の部位よりは気軽にとらえてよいと私は思っています。
手のヒアルロン酸注入後のつれづれ
筋や血管が目立たなくなって大満足
仕上がりについては、そもそも手についてそこまで緻密なゴールを決めていませんでした。「このシワを浅くしたいです。ここは老けて見えるので消したくて、バランス的にここに多めに注入すると美しいと思います!」的なオーダーは存在せず、なんとなくざっくりした「筋張った印象や血管の浮きや関節のシワシワを和らげたいです」という希望のみ。ですので仕上がりに不満は全くありません。施術直後に手の甲のちょこっとしたふくらみが気になれば押さえる程度で、綺麗に仕上がったと思っています。
というわけで、手の甲や指に注入した私の感想は「やってよかった~!!」です。手は毎日何度も何度も目に入りますよね。注入前は手を眺めては暗い気持ちになっていましたが、今は何度も何度も手を眺めてしまうし、見るたびに「❤」となります。
若かりし頃、ほしかった高価な指輪を買ってもらったときに、何度見ても飽き足りず、はずしたくなくてつけたまま寝て、指輪を眺めながら眠りについたことがあるのですが、そのことを思い出しました。でも、歳を重ねた今は思うのです。高いジュエリーをつけるよりも、手そのものが若々しいほうが価値がある!と。
手をほめられることが増えた!
若い頃に手をほめられることはあれど、ほめてくれるのは下心ありの男性かうんと年上のおばさまが多くなかったですか?私はそんな時期を経て、いい大人になってからは、手をほめられることなんて久しくありませんでした。
と・こ・ろ・が!
「手、きれいですね」というほめ言葉を再び聞けることができたのです。しかも複数回!
幸いにも目立つシミなどがある手肌ではなく、肌質の悩みは少なかったので、筋っぽさや血管の浮きや関節のシワ感を減らしただけで印象がずいぶんよくなったと思われます。顔だけでなく全体の印象をアンチエイジングしたい方には、手(や首やひじ)の施術がおすすめです!
アンチエイジングはバランスが大事
性格悪めで申し訳ないです。上のほうにも書きましたが、顔だけアンチエイジングしすぎていて手をスルーしている女性芸能人を見ると、不自然さがさらに気になるようになりました。エイジングを受け入れている方のことは気になりませんし、私はそれができずにじたばたしているので、その潔さに感服もします。ただ、「ぜーったいにフィラーしてるよね」という明らかな方の手が老けていると、脇が甘いなと思うというか、なんというか。特に演じる立場にいらっしゃる方なら、顔だけじゃなく手も(カラダなども)バランスよくコントロールしないと、手だけリアル年齢だとアンバランスですし、「ご自分がどういう立ち位置でキャスティングされたと認識していてどう演じたいんだろう」とも感じます。
というわけで、私はエイジングに抗う選択をしているので、顔以外にもちゃんと気を配ろうと決意。太らないように気をつけ、ひじやひざ、足の老化にも気を配り、姿勢やヘアケアも手を抜かないようにしようと心がけています。
お手入れはがっつりレチノールで
正直、夏場にハンドクリームを塗ることは少ないのですが、冬場は何かするたびに塗っています。昼間は単なる保湿目的なので、特にブランドや成分へのこだわりはなく、いただきもののハンドクリームの消費に手いっぱいです(ハンドクリームってよくギフトでいただきますよね?)。注入後に始めたのが、夜のレチノール。濃度がそこそこ高いレチノールクリームや美容液を楽天で適当に買い、手の指、関節、手の甲に塗って寝ています。どこまで効果を発揮してくれているかはわかりませんが、塗らないよりはましかなという期待を込めています。