目袋のたるみクマは気になるけどオペは避けたい私が、「目袋の脂肪をBNLSで解消できるのか?」をとことん検索したりクリニックに質問したりした結果をご紹介します!
この記事の内容
なぜ目袋にBNLS?
【画像有】目の下のたるみクマへのウルセラ&サーマクールアイの効果で書いたように、ウルセラ&サーマクールアイに踏み切った私は、目の下のたるみへの効果を少なからず実感していました。メスを使わずあれだけの効果を出してくれたウルセラ&サーマクールアイには大感謝。高価ではありましたが、受けたことそのものに後悔はなく、満足していました。
・・・で、一時的に軽減はしたけど、目の下のたるみがなくなるわけではありません。目袋の脂肪そのものはそのままの状態だし、ウルセラやサーマクールの効果がなくなれば、また受けなくてはなりません。目袋と今後どう付き合っていくかが私の新たな悩みとなりました。こうなってくると悩みの永久ループ!ドツボです。特に問題なのは、たるみがひどいほうの左目。もし両目ともにたるみが軽度な右目程度の状態なら、それ以上悩まなかっただろうと今でも思います。
半年から1年に1度のペースで毎回ウルセラとサーマクールを続けて対症療法的なケアをしていくか、それにしてもサーマクールアイは痛かったし、そもそも目袋は年とともにしだいに大きくなるだろうから目袋そのものを小さくするケアも同時並行したい・・・などの思いが入り乱れていました。
この頃の私はフェイスラインに脂肪溶解注射BNLS(メソセラピー)を経験していたので(それについては別の記事で詳しく書きます)、BMLSで目袋を根本から解消できないかという思いが芽生えていました。でも・・・目元への注射はとても怖かった。ごくごく稀な例とはいえ、ヒアルロン酸で失明という事件も起こるようだし、そんな怖い部位に、効果が確かではない注射をするなんて決心がつきません。そこで今回は目元へのBMLS注射についての体当たりリサーチの結果をお届けします。
目袋にBNLSは「やらない」が多数
クリニックの多くはBNLSがどこに適応するかの図を掲載しています。ご覧いただくとわかるように、目の下のたるみは対応部位として指定されていません。ブログなどで「やらない」とはっきり書かれているクリニックもありました。私がフェイスラインのBNLSを受けているクリニックでも聞いてみたのですが「目の下はやらない。危険」とのことでした。そのときの言葉をそのままここに書くことはしませんが、(成分が危険なのではなく)部位として危険という補足がありました。ヒアルロン酸やベビーコラーゲンなどの他の注射は目の下にビシバシやっているのにどうしてBNLSが危険なのか・・・までは聞けませんでした。ちょっとモヤモヤしますよね。目袋を注射で解決しちゃうと脱脂オペの需要がなくなるからかな~とチラッと思ったのは事実です。下世話な考えですみません。
「やってますよ」も探せばけっこうある
ですが、目の下のたるみにBNLSを打ってくれるクリニックは、目を皿のようにして探せばけっこう見つかります。2~3軒ではなく、もっと多いレベルで存在します。別の照射系の施術についてとあるクリニックに電話で問い合わせしたときに、「目の下のたるみならBNLSもありますよ♪」と受付の方が教えてくれて、「え、目の下にもされているんですかっ」とびっくりしたことがありました。そのクリニックのBNLSの説明ページには、特に目元に対応するとは書かれていなかったので、「あえて書いていなくても聞いてみたら実はやっていた」というクリニックも多いのかもしれません。でも症例写真がほとんどないんですよね・・・。目の下のメソセラピー注射は謎のベールに包まれているようです。
2軒のクリニックに突撃してみた
謎のBMLS!実際に聞いてみないとわからない!ということで、2軒のクリニックに質問を兼ねた診察に伺ったことがあります。どちらも「目の下のたるみに脂肪溶解注射をやっている」と確認した上での訪問です。
クリニックその1
このクリニックは、おそらくBNLSではなく、別の薬剤を使ったメソセラピー注射をしていたと記憶していますが、この記事をお読みくださっている方にとっては、「注射で目の下のたるみに対処できるか」が重要だと思うので、便宜上ここで紹介させていただきますね。このクリニックでは、先生と以下のようなやりとりをしました。(☆=私、★=先生)
☆目の下のたるみに脂肪溶解注射を考えているのですが・・・
★目の下は効果が出るまでに個人差がある。一度で終わらず何度かするから、金額的にけっこうかかる。手術のほうが安くなるかもしれないけど、それでもOK?
☆手術がこわくて注射で済ませたいと思っています。割高になるのはかまいません。回数は、自分で「もうこれくらいでいいや」と思ったときにやめるという理解でよいですか?たとえば、ある程度注射で目袋を減らしてから、適当な時点でヒアルロン酸を注入するとか?
★その理解でOK
☆その注射は、脂肪細胞そのものを減らすタイプですか?それとも脂肪細胞を小さくするタイプですか?小さくするタイプだと、そのうち大きくなるかもしれませんよね?
★なくなる。小さくするものではない
☆腫れやダウンタイムなどはどうでしょう?
★目の下の脂肪溶解注射は腫れない。腫れた前例はない(※薬剤について聞きたかったけど聞けませんでした)
☆すみませんが、目の下のたるみの注射のこれまでの症例数を教えてもらえませんか?
★10例かな
あっさりしてはいますが、質問するだけにやってきた私を疎ましがらず、率直に答えてくださったので、先生の印象はとてもよかったです。いつか何かの際にはお願いしたいクリニックとして、ジブン内リストに残っています。
クリニックその2
このクリニックは、BMLSを扱っていました。先生とのやりとりを以下にご紹介します。(☆=私、★=先生)
☆目の下のたるみにBNLSを考えているのですが・・・。目袋の脂肪も注射でなくなるのですか?
★目の下にもできる
☆以前から疑問に思っていて、お聞きしたかったのですが、目の周りの皮膚に注射をしてボリュームを減らすのですか?それとも皮膚をつきやぶって目袋に打つのですか?
★目袋に直接は、さすがに危険だからやらない。目の周囲の皮膚に打って、薬剤が目袋のあたりに浸透するのを期待してボリュームを減らすという感じ。脂肪を溶かすというよりむくみをとる程度だと思ってほしい
☆ところで先生、以前から目袋に悩んでいるのですが、目の下にBNLSをやるというクリニックさんとやらないというクリニックさんがありますね。何かが起こる恐れなどはあるんでしょうか?
★大丈夫だから。製薬会社が大丈夫って言ってるから(ちょっとムッとしている)
☆目の下のBNLSの症例写真があれば見せていただけると・・・と思ってうかがったのですが・・・。症例数はけっこうありますか?
★症例数はほとんどない。うちのクリニックはこうですということで(現在示している症例で)やってるから!(ムッとしている)
聞き方には気をつけて質問したつもりなのですが、先生、明らかにご機嫌を損ねていましたね。「クリニックでの前例はほとんどない(多分ゼロなのだろうなーと解釈)」「製薬会社が大丈夫って言ってるから大丈夫」という、なんとも信用ならない答えだなーと思いました。しかも、上記やりとりの中には書いていませんが、会話の最初では「BNLSは脂肪を溶解する」と断言していたのに、最後のほうでは、「BNLSというのはむくみをとるという程度のものだから」と明らかに説明が変わったのです。
実はこの頃、手術するしかないのかな・・・という思いも頭をよぎっていたのですが、何をするにしてもこのクリニックに再来することはない!とはっきり心に決めた私でした。
もしかしてこそっとやってる!?な例
これまでの私のリサーチから、目の下のBNLSは医師の意見もさまざまで、適応図には目の下が掲載されていないものの、実は製薬会社は「目の下も大丈夫」と言っているかもしれないという、微妙な存在であることがなんとなくわかりますね。
そんな微妙な存在であるのを裏付けるような一件を、先日ネットで発見しました。私は複数のクリニックのサイトやブログを定期的にチェックしていますが、とあるクリニックで「BNLSを始めました」というお知らせがアップされていました。そのとき「目の下のたるみにも効く」といった旨の文章とともに、ビフォーアフター写真もアップされていました。
へ~!と思いながら読んで、翌日もう一度アクセスしたら、目の下の部分の情報だけがきれいさっぱり消えていました。症例写真があったので、実際にモニターさんかスタッフさんの目の下に施術したのは確かなのでしょう。それを公開した後で、なんらかの判断で削除したという経緯がみてとれます。やはり、ビミョ~な事情がありそうですよね。
最後まで迷ったクリニック
目の下のメソセラピーについて調べたことのある方ならご存じだと思いますので、珍しくどのクリニックか想像できる情報を書きます。神戸のクリニックで治療を受けようかどうか最後まで悩みました。
そのクリニックは、かなり以前から注入治療に取り組んでいて、症例写真もあり、症例数の報告もあります。先生が書かれていると思われるサイトの文章は信頼できそうですし、主義主張の説明にも好感を持ちました。私の居住地は首都圏ですが、旅行を兼ねて遠方のクリニックに行くという選択はアリという前提でしたので、このクリニックにはとても惹かれました。
ですが、考えて考えて考えた末、遠方に複数回通うのは現実的ではないことと、「目の下はやらない」と複数の先生がおっしゃっていることが引っかかり、目の下のたるみへの脂肪溶解注射を検討するのはやめました。でも関西圏に住んでいたら間違いなく受診しているでしょうし、先生のお話を聞いた結果、納得できたら、脱脂手術ではなくメソセラピーを選択していた可能性は大いにあったと思っています。