【スウォッチ画像有・コスメ口コミ】目の下のたるみ(目袋・眼窩脂肪)による黒クマに悩み、経結膜脱脂手術の後はヒアルロン酸のぽっこりやチンダル現象による青クマが気になった私は、かなりの数のコンシーラーを試してきました。そんな私がクマやコンシーラーへの考えを語ります。現在の軽微なクマ隠しに活用しているイプサとケサランパサランの多色コンシーラーパレットもご紹介。色の違いの比較や塗り心地の感想、黒クマと青クマの隠し方のコツをお伝えします。目袋のことしか頭にないほどに悩んだ時期があるので、同じ悩みを抱えている方に少しでもお役に立てればうれしいです。
※模索中ではありますが、私のベースメイクは、日焼け止め→ほんのり色づくシアーなUV補正下地→ハイライトで終了します。BBクリーム・CCクリーム・ファンデーションを使う方とは使う順番が食い違う場合もありますので、適宜アレンジしながらご参考になさっていただけると幸いです。
この記事の内容
目袋の黒クマと同居してわかったこと
このブログの原動力になったのが、長らく悩んできた目袋です。以前の私は、ふくらんで突出した目袋(眼窩脂肪)が原因の黒クマに悩み、黒クマとともに過ごしてきました。いろーーんな対策を試したことは、目の下のたるみ(黒クマ・目袋)の記事一覧をお読みいただけるとおわかりいただけると思います。それでもどうにもならないと悟って決意した経結膜脱脂手術(目袋を除去するオペ)は、私の美容医療遍歴のキモであり一大事件でした。
目袋のクマは立体的だから完全には隠せない
いろんなエステ施術や美容医療の前に、もちろんコンシーラーは真っ先に試しました。カウンターに行ってBAさんたちにせつせつとクマの悩みを訴え、隠せるコンシーラー選んでください!とお願いしました。そんな経験を通してわかったことがあります。正直、目袋によるたるみクマは、色素ではなく凹凸なので、コンシーラーで見えなくするのは無理ということです。目立たせなくしようと頑張りすぎてしまうと、かえって目の下の質感や色味が不自然になってしまうので、本当に注意が必要です。
目袋を目立たなくするコンシーラー術
見えなくしたり完全に隠すのは無理ですが、目袋時代の私が一応たどりついていたコンシーラーの塗り方をご紹介します。あくまでも自己流ですのでおおらかな気持ちでお読みください。コツは、「面で隠さずまずは線で隠す」と「ミルフィーユ」です。
(1)濃いめオレンジ系のテクスチャー硬めのコンシーラーを黒いラインの部分だけに塗る。自然にカバーしたいという思いから、シアーで伸びのよいコンシーラーを選びがちな方は、ちょっと待ってください。なぜなら、黒クマが一番目立つのはたるみの下のキワの黒い線だからです。つまり、もっとも狙うべきは「黒い線」。その黒い線をできるかぎり隠すのが先決。「自然にカバーする」はその後です。まずは黒い線を隠してから、その周囲も含めて自然にごまかしましょう。
というわけで、どす黒いクマを隠すには、シアーではなく不透明な基材のコンシーラーがおすすめ。そしてやわらかいテクスチャーはつい伸ばしてしまうので、黒い線以外のところもカバーしてしまうため、向いていません。伸びにくいものであれば、オレンジのペンシルアイライナーや色鉛筆でもいいくらいです。
やわらかいテクスチャーのコンシーラーしかない場合は、ちょんちょんと塗って筆でライン上に注意深く叩き込みます。私は色番など忘れてしまったのですが、海外の黒いパッケージ系ブランドの小さなポットに入っているタイプ(マットで硬いタイプ)のコンシーラーのオレンジっぽい(赤っぽい)色を使っていました。ライン状に隠したいので、毎回アイシャドウチップで取って、黒クマの線の上にチョコチョコと塗ります。決して黒い線以外に広く塗らないのがコツです。
※下でご紹介するケサランパサランのオレンジは、色味だけでいえば目袋にもわりと使えます。ですが目袋の線を隠せるほど強力ではないです。オレンジは全体に広げすぎず黒いライン部分を中心に隠すことに専念させてください。でもケサパサもやっぱり塗り広げたくなっちゃうという場合は、オレンジの二度塗り(広く塗る+ライン部分のみ重ねる)もいいかもしれません。とにかくライン隠しに集中を!
(2)次に目の下全体に別のアイテムを塗って黒い線と周囲の色を同化させる。「線」→「クマ全体」→「顔全体」の順で色を乗せて、徐々に色の差をぼかしていきます。目の下に塗るものは、「塗る」るというより「置く」イメージのほうが、(1)で塗ったオレンジがブレたり広がったりしません。何を塗るかは各自のベースメイクによります。
→落ち着いたマットめのコンシーラー+薄づきUV下地を顔全体(私の場合)
私はほんのり補正効果のある下地でベースメイクを終えていたので、いわばそれがファンデーションがわり。(1)で線をごまかした後なので、次は目の下全体をコンシーラーでごまかし、最後にUV下地を顔全体に塗って(置いて)いました。最初に下地を全体に塗っておく日もあり、そのときは、UV下地→線をごまかす→目の下全体をコンシーラーでごまかす→目の下とその周囲に再度UV下地というふうに重ねていました。
→光で飛ばしたい人は、白く飛ばしすぎないように注意
サンローランの筆ペンのようなタイプやパール感のある下地で目の下全体を光で飛ばす場合、クマを隠そうとするばかりに明るすぎる色を塗りたくっている方がいます。気持ちはわかりますが、目袋部分の黒さが透けて見えて、逆に目立ちます。「ああ、そこにある黒クマを隠したいのね」と恥ずかしいほどバレバレにもなります。
また、他の部分にハイライトを使っている場合、どこもかしこも顔中が光りまくってしまい、ヘンです。筆ペンにしても下地にしても、自然な肌色と控えめな光で飛ばすほうがいいです。飛ばすというかやわらげるイメージでしょうか。パール感の下地を顔全体→筆ペンを目の下だけに、またはパール感の下地を顔全体→パール感の下地を目の下だけにもう一回というように2段階にうす~くミルフィーユで重ねるとよい場合も。とにかく「一つだけで劇的に解決しようとしない」が自然に見えるコツです。美容整形やアンチエイジングにも同じことが言えますよね!
→落ち着いたベージュ系のマットめのコンシーラーを塗る
私はこちらがおすすめです。(1)で線をごまかしているので、その後に目の下全体に置くようにして塗ります。ここまで終えた肌が、「クマのない素肌です」ということにするのです。そう考えれば、上のように光で飛ばすのはちょっと不自然だと私は感じます。ファンデーションを塗る方は、この後にファンデーションですよね。ハイライトもこの後にしかるべき場所に使うのが自然ではないでしょうか。
※マットめのコンシーラーの色展開は黒いパッケージ系の海外コスメブランドに豊富です。
目袋のクマには2ステップ以上が必須
これで、(1)クマの一番目立つ原因部分にフィーチャーしてごまかす+(2)目の下全体をカバーして目の周囲の色となじませるの2段階の工程をほどこしたことになります。
暗黒の目袋時代に数々のカウンターで相談し、少なくない数のコンシーラーを購入した経験を思い出すと、海外の黒パッケージ系のブランドは必ず2アイテム使いをすすめてくださいました。このことからも、しぶとい目袋のクマを隠すには、2ステップ(+普通のベースメイク)が必須だと考えたほうがよさそうです。
また、この時点でクマが隠しきれていなくてもいいです(どうせ隠しきれないし)。その後にファンデーションを塗るのでもう1ステップ色がごまかせる工程があると考え、塗りすぎないようにしましょう。ファンデーションを使わない方は、落ち着いたベージュのマットめのコンシーラーを目の下だけに塗った後、私のようにパール感の下地を顔全体につけて終了という方法もあります。とにかく「一つのアイテムだけで劇的に目袋のクマを隠せると思わない」「ミルフィーユのように薄く重ねて徐々にごまかす」を心がけてください。
線状じゃない青っぽいクマはまだ隠せる
目袋除去手術の後は、注入しすぎたヒアルロン酸のぽっこりや、わずかですがチンダル現象らしきものがありました。それでも目袋時代よりはぐーーんとマシだったし、オペ後の目の下についてはかなり楽観的だったので、シリアスに悩んではいませんでしたが、きれいに見せたい日のベースメイクの必需品として、目の下のコンシーラーを常備していました。ヒアルロン酸の少しのボコリとチンダル現象(青クマ)をカバーするために愛用するようになり、目の下のヒアルロン酸が落ち着いてからは、逆にすこ~しくぼんできたことで出きたうっすらした青クマ隠しにときどき使っているのは以下の2つです。
左がケサランパサランのアンダーアイブライトナー(ファンデーション)、右がイプサのクリエイティブコンシーラーe<部分用ファウンデイション>(SPF25 PA+++)です。2品とも定番すぎて今さら紹介するまでもないかもしれませんが、やはり便利でした。以下で詳しくご紹介していきます。
ここでおさらい!私の目の下の歴史
目袋星人だった頃の私の目の下の状態
まさしく黒歴史!真っ黒黒なたるみクマです!コンシーラーをはじめいろんな策を試しましたが、どうにもなりませんでした。
オペ後しばらくの私の目の下の状態
日に日になくなっていきましたが、目袋の脱脂手術の際に目の下に注入したヒアルロン酸のふくらみがほのかに残っていた時期もありました。チンダル現象も少しですがあったと思います。今回ご紹介するのはこの程度かこれより軽微なクマを隠すコンシーラーと使い方です。
2021年の私の目の下の状態
無加工です。鼻の付け根の黒っぽい影はメガネの跡です。ヒアルロン酸のふくらみもすっかりひっこみました。目袋が大きかった分、ヒアルロン酸もたくさん注入したであろう左目の下が、ヒアルロン酸が減ってくるのにしたがい少しくぼんできているのは自覚しています。ただ、「うわ、ひどいクマだ!」というレベルではなく、明るい場所では光の当たり方などによっては青っぽいクマが目立ちます。ほんのり補整力がある下地でカバーできるレベルなので、外出の相手や重要度に合わせてコンシーラーを塗る日もあるという状態です。
2023年ついにベビーコラーゲン注入
目の下のくぼみや青っぽさが進み、保湿ではどうにもならない変な線が気になり始めました。すっぴんのときは気にならないのに、ベースメイクをすると目の下の老化がわかりやすくなる状態でした。コンシーラーを使うと色味はやわらぐものの、くぼみや変なラインは消えません。
そこで以前からの先生のアドバイスに従い、目の下にヒアルロン酸を入れ、さらにベビーコラーゲンも入れました。くぼみ、青クマ、小じわ感が一気に解消しました。
この施術についての詳しい説明やビフォーアフター画像は以下です。
30代から2024年までのダイジェスト
脱脂前は黒クマに深ーく悩み、脱脂後は目の下に入れたヒアルロン酸のふくらみや青っぽさに悩み、そして脱脂後数年経って目の下のヒアルロン酸がほぼ消失した頃はくぼみによる青っぽいクマや妙な線に悩みました。この3つの時期は、コンシーラーを必死に探したり、目元を明るく見せるベースメイクにこだわっていました。が、美容医療の力を借りるとあっという間に悩みが消えてしまい、2024年の今はコンシーラーを使うことはありません。
これらの画像のさらに詳しい説明をはじめ、私が目袋と格闘したようすのダイジェストはこちらにまとめています
ケサランパサラン/アンダーアイブライトナー
全国津々浦々のクマの飼い主さんに愛用されているであろうケサパサのクマ専用コンシーラーです。オレンジを叩き込んで伸ばす→次にイエローを叩き込んで伸ばす、が正しい使い方です。でも上の写真では、オレンジのほうだけが減っているのがわかると思います。私の場合、この後にほのかな色つきのUV下地を塗るので、オレンジを塗ればかなり十分で、黄色を塗ると厚ぼったくなりそうなのでほとんど使いません。わずかなチンダル現象(青クマ)、わずかなくぼみによる青クマ、顔色が悪いときのどんよりクマなどは、このオレンジでかなりカバーできるのではないかと感じます。
スウォッチです。3か所塗り付けているように見えるかもしれませんが、実は4カ所塗り付けています。左から、オレンジ、イエロー、オレンジを塗ってイエローを塗ったもの(単純に塗り重ねたもの)、オレンジを塗りこんで広げてからイエローも塗りこんだもの、です。一番右、肌色にすっかり同化していますね。テクスチャーは、ねっちょり。粘度のあるクリームみたいです。
今は目袋がない私のケサパサの使い方
それにしても、左のオレンジ、濃いですよね。でもこのオレンジがいい仕事をするのです。最初のうちは右の黄色も使っていましたが、今はもっぱらオレンジのみ使用。クリームみたいなのテクスチャなので、指でとってます(笑)
順番は、日焼け止め→クマ部分のみケサパサ→UV下地です。忘れていたときはケサパサを最後に塗ることもあります。よくなじませたら塗る順番による違いはわからないですが、「目元のみ赤い色を塗って終わる」よりももう1枚何か重ねて馴染ませたいので、できるだけUV下地の前に使います。
黒クマのときは、まず黒い線を消すのに注力しましたが、青クマの場合は線を消す工程がないので1ステップ楽になります。お泊りのときは、使い捨てのアイシャドウチップにオレンジだけを塗り付けたものを泊数分だけ小さなジップロックに入れて持って行くこともあります。
ケサパサの左のオレンジだけほしい方は…
「クマ隠しにはオレンジ」という概念が浸透してきたので、ケサランパサランに似ているオレンジっぽいコンシーラーを探すのはさほど苦労しませんよね。でも、テクスチャーも大事です。上でも書いたように、シアーなものや伸びのよいものは、結局はその下のクマの色が透けて見えてしまいやすいので、ある程度の硬さがあるものがおすすめです。
となると、単色コンシーラーで粘度のあるものというと、海外の黒いパッケージのブランドなどが多くなってしまいます。アディクションからもコンシーラーが出ましたが、持ち運ぶためには4色買わないといけません。という感じで、オレンジのみ使いたい私は、地味に(もうさほどクマ隠しに必死になっていないので)目を光らせています。
&be/ファンシーラー
ずっと品切れが続いていて買えない時期もありましたが、アンドビーのファンシーラー(イエローじゃなくオレンジのほう)は青クマにはとてもよいと思います!画像はあるのですが見つからないのでいつか掲載します。
すごくねっちょーーーーりしているのと、油断するとめちゃくちゃ厚ぼったくつくので、量の調節は必要です。それと私はイエローのほうは必要なくて、しっかり保湿したあとに赤いほう(オレンジのほう)をうすーくのばして、ほんのり色がつくような日焼け止め下地をペタペタペタと押さえるようにして塗っていました。
イプサ/クリエイティブコンシーラーe
上から、口周りのくすみを同化させる「ブラウン」、クマ・シミを同化させる「ピンクオレンジ」、小鼻周りの赤みを同化させる「ベイジュ」です。ただし、人によって使う箇所と合う色は違います。実際に私は店頭で、私の顔を見ながら、違う案内をしていただきました。気になる場所に合わせてときには混ぜて使うのが正解です。
テクスチャはケサランパサランより硬いです。一番下のお部屋は2色をとって混ぜて使うとき用だそうですが、ほとんど使ったことがありません。付属のブラシは横のポッチをスライドさせて筆先を登場させます。これまであまり気に留めていませんでしたがSPF25 PA+++です。
塗り付けているのは、3か所ではなく4カ所です。肌にもっとも同化している一番左は、私が最もよく塗る使い方、ベイジュとピンクオレンジのミックスです。その右の3色は、パレットの色をそのまま塗って並べています。
今は目袋がない私のイプサの使い方
イプサのコンシーラーは実は目の下にはほとんど使いません。なぜなら色も硬さもケサパサのほうが私のクマには向いているから。目の下に叩き込むのは、ケサランパサランくらいの激しいオレンジと柔らかめのテクスチャーが向いているのです。
イプサの中でよく使うベイジュとピンクオレンジのミックスは、小鼻を目立たなくするために使っています。小鼻やほうれい線あたりにはピンク系のハイライトがいいと前に何かで読んだことがあり、イプサ公式の案内では小鼻には下のベイジュをおすすめしていますが、私は真ん中のピンクオレンジも混ぜています。でも、小鼻までちゃんと仕込むのは時間があるときだけです。一番上(この写真では一番右)のブラウンは、登場頻度が少なく、ぽちっとできた「できもの」系や傷跡などをちょこっと隠すときに使います。
オレンジ系を色比較
ケサランパサランの左のオレンジ、イプサの真ん中のピンクオレンジを比較してみました。2色とも、左は2回さっと塗り付け、右はぐりぐりぐりとしつこく塗り重ねてみました。ケサランパサランのオレンジっぷりがすごい!
あとイプサの方の端っこが横線で途切れているのがおわかりになりますか?イプサのほうがテクスチャが硬いので、私のような乱暴者が塗ると、すうっと塗り切れず、途切れてしまう現象が起こります。上のイプサのスウォッチ画像でも同じようになっています。イプサが悪いというわけではなく、あくまでも硬さの違いを示す画像としてご覧いただければ幸いです。コンシーラーは、ぴたーっと密着して落ちないほうがよい場合も多いので、硬いのが悪いとも思っていません。でも目の下の青クマには私はケサパサか&Beかな~
一軍にならなかったコンシーラー
目袋がある時代にはたくさんのコンシーラーを使いまくりましたが、結局は凹凸のクマは隠せないと悟ったので、どれも一軍にはなっていません。ここで紹介するのは、目袋除去後のヒアルロン酸のボコリの名残りや経年後にわずかにくぼみつつあることが原因の青クマを隠すためのコンシーラーを探し、一軍扱いには至らなかったものを挙げています。
ボビイブラウンのコンシーラー
目袋時代にいろんなコンシーラーを使い、目袋のクマは袋の下のフチによる「線」なので、塗り広げるタイプのコンシーラーでは隠しにくいと思うようになりました。このボビィのコンシーラーは塗り広げるクリームタイプで、目袋のオペ後の青クマをカバーするために買ったものです。せっかくなのでこの記事で感想を書いてみようと思います。
ピントが合っていなくてすみません。チップタイプのブラシに取って使います。
上がインテンシブスキンセラムコレクターの18エクストラライトピーチ、下がインテンシブスキンセラムコンシーラーの02アイボリーです。上はクマ用に、下は小鼻やほうれい線まわりにとお店で相談して買いました。
上のエクストラライトピーチはけっこうなオレンジです。色だけでいえば、青クマがけっこう隠れました。でも雑な性格の私はついつい塗り広げてしまうので、クマ以外の部分にまで広げてしまい、ほどよい柔らかさだけど叩き込めるケサパサのほうがいいという結論になりました。うっすら色づく下地で仕上げるのが好きな私には、色はいいけど不透明なテクスチャもとても気になりました。丁寧にクマの部分だけに塗りこんでいける方ならボビイでもOKだと思います。ボビィは色展開が豊富なので、合う色も見つかりやすいですし、お店の方のアドバイスも的確で真剣に色を選んでくださいます。
下の02アイボリーは、色がどうのというより、ほうれい線は「線」でカバーすべしと判断したので、クリームタイプは使わなくなりました。それから、ファンデーションを塗らない私にはとにかくこの不透明なファンデーション状のものを塗り広げるのがなんだかいや。せっかくベースメイクをあっさり仕上げて素肌のキメを生かしているのに、これでべっとり塗りつぶすのはもったいないと思うので、こちらも早々に使わなくなりました。
ザセムのコンシーラー
韓国コスメブランド、ザセムのCPチップコンシーラーです。一時期ドラストやバラエティショップなどでよく見かけたときに買いました。色の明るさが1.25,1.5などと数字で表されているのが特長で、色選びに迷った末、中間どころ(?)の1.5のナチュラルベージュにしました。
ボビィブラウンと同じタイプのチップです。
伸びも塗り心地もそんなによくなくて、カピガピになるイメージ。でもコンシーラーって、硬いほうが本来の目的を果たすともいえますよね。伸びがよくて広い範囲に塗ってしまうなら、もはやコンシーラーじゃない気がするので。だから隠したいシミやニキビ跡にちょんちょんなら向いていそうです。
でもクマを隠すには、なんだか「塗りました感」がすごいのです。厚ぼったいというか。色味がどうのというより、「すんごい厚塗りしました」な肌に見えます。ぼってり不透明感な質感は、隠す対象に合えばすごい威力を発揮するのでしょうが、とにかく塗ったときの見え方が気に入りませんでした。でも口コミはとてもいいので、私の使い方が悪いのかもしれません。
最近発見!濃いBBでもいいかも
ラロッシュポゼのBBクリームです。左の01ライトはグレーがかった落ち着いたピンク系、右の02ナチュラルはかなり黄色っぽい色で、上の写真よりもオレンジがかっています。いろんな日焼け止めや下地を試してきて、ラロッシュポゼのBBクリームはとにかく濃くて(不透明で)私が求めているタイプではないなと判断しました。でも、オレンジというか黄色っぽいBBは、もしかしたら目の下にいいかもとひらめき、先日試してみました。
02を使ったところ、「軽微な青クマならいける」と思いました。伸びのいいクリームタイプという点は本来はしっかり隠したいものがある場合には向いていないのですが(ケサパサのようにねちょねちょタイプのほうが向いている)、この黄色味がそこそこ青クマに向いています。もともとが顔全体に塗るBBクリームなので当たり前なのですが、上でご紹介したザセムのようなぼってりした質感ではないので、少量をとって目の下に塗るとしっとりとなじんでくれて不自然に見えません。でもコンシーラーではないですし、もっとオレンジな方がいいと思うし、コンシーラーにしては薄づきではあるので、しっかり隠したい方や激しいクマには向いていないと思います。