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インラブアゲインやケーレックスなどフルーティー好きな私の香水やバスグッズ

コスメレビュー

【フレグランス口コミ】青春時代の香りはインラブアゲイン(イブサンローラン)とケーレックス(プリスクリプティブ)でした。2つとも廃番や入手不可能になった過去をもつので、似た香りを求めてさまよっていた時期があります。

有名な香水もいろいろ試した末にわかったのは、私はフルーツの香りや甘い香り、トロピカルな香りが好きなんだということ。季節でいえば明らかに夏っぽい香りですね。フルーツ以外にもバニラやキャラメルも好きですが、これらは重い香りに仕上げられがちなので、ウッディな重さが気にならずバニラやキャラメルの甘さだけを楽しめる香りなら惹かれるようです。

ちなみに、アクア・オゾン系(瓜系)、強いパウダリー、主張しすぎのムスク、ウッディな香りはあまり好きではないようです。そんな私の視点で選んだお気に入りのフレグランスや使ってみたフレグランスをご紹介します。同じ好みをお持ちの方のご参考になればうれしいです!

ただし、嗅覚の好みはとても個人的なもの。人気の香りを私が「おっさんくさい」と感じることがある一方、私が激ホメしている香りを「芳香剤っぽい」と感じる方もいますし、その日の体調や気分によっても印象が変わります。もしこの記事を読んで気になる香りを見つけたら、できるだけ一度テスティングしてからご購入くださいね。

この記事の内容

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インラブアゲイン(イブサンローラン)

Yves Saint-Laurent(イブサンローラン)のIn Love Again(インラブアゲイン)は、次にご紹介するケーレックスとどちらが本命か選べないほど好きです。1998年に限定で発売されて大ヒット。その後2度復活しているはずです。初回と復活1回目はハート型の瓶で、キャップの色が違います。2回目の復活は四角い瓶になりました。今は数箱をストックしており、定番商品となったらしく店頭でも購入できるので(2017年時点)、しばらくは安心です(2023年時点では終売になっています)。

トップに香るのは印象的なグレープフルーツ。甘くて、苦い。これがたまらないんです。もちろん一番好きなのはトップノートですが、花々が香るミドルも、ブラックベリーやムスクのラストノートも好みです。「あ、好き!」と第一印象で感じた香水の多くは、ラストに移るにつれて重いムスクなどのおっさんっぽさが顔を出すことが多く、「好きなのはトップだけ」になっちゃうのですが、このインラブアゲインに限ってはラストも大人の甘さが続くのが好きなんです。たぶんブラックベリーがいい感じに甘いのだと思います。トップからラストまで、こんなに好きづくしの香りは希少な存在です。

カシスが入っていたと記憶していましたが公式の説明では違っていました。

イヴ・サンローラン伝説の名香。1998年にムッシュ イヴ・サンローランの創作活動40周年(1958年にクリスチャンディオールにて初めてのコレクションを発表)を記念するフレグランスとして発売され、世界中で大ヒットを記録。ここ日本でも、「愛を深める」「愛が深まる」「再び愛を」という店頭キャッチとともに爆発的人気を博した。通常フレグランスに用いられない希少なチューリップツリーフラワーやウォーターリリーエッセンスを使用、一瞬で惹かれあう“ひとめぼれの香り。
香調:フレッシュ フルーティー フローラル
トップノート:ビルベリー、グレープフルーツ、グレープ
ミドルノート:チューリップツリーフラワー、ウォーターリリー
ラストノート:ブラックベリー、サンダルウッド、ムスク

こんな残骸を発見。1回目の復活のときに合わせて発売されたミニボトルセットのうちの一つだった気がします。この頃はボトルがハート型でした。

似た香りは、ありません!

復活までが長かったので、初回限定分のストックがなくなって以降、インラブに似た香りをかなり探し回ったことがあります。今のようにホームページが充実していなかった時代にもかかわらず、アメリカやイギリスはもちろん、よくわからない国々のサイトも必死で探しました。でも、ありませんでした。

インラブアゲインと似ているとしてよく引き合いにだされる「Pasha!(パシャ)」は、グレープフルーツを使った香りというだけで、インラブアゲインの愛用者の私からすると、まったく別物です。どちらがいい悪いではなく、全然違います。一言でいえばパシャのほうがライト。深みや大人っぽさが違います。

また、同じサンローランの「BABY DOLL(ベビードール)」と似ていると評されることもあります。こちらも、インラブ愛用者からすると、ま~ったく違います!ベビードールのほうが苦みがない甘さ、そして重くてパウダリーだと感じます。インラブアゲインのような、甘みの中に感じる苦み、ミドル以降も続くほのかで深い大人の甘さといった点で、ベビードールとは似て非なるものだと思います。

復活を果たすまでの間にいろいろ探している中で、グレープフルーツにこだわらず、マンダリン、カシスやフィグの香りを探したほうが、私が求める甘さに近いのではと感じるようになり、いろいろちょこちょこ手を出していますので、そちらも下のほうで紹介しています。

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ケーレックス(プリスクリプティブ)

かつて一世を風靡?したPrescriptives(プリスクリプティブ)のCALYX(ケーレックス)。若かりし頃、愛用していました。いろんな思い出を共にした香りです。あの頃の友人に会うときにこれをつけていると「これを嗅ぐとたる美の香水!って思う。いいにおいだよね~」と言われます。

グァバやパッションフルーツなどのいろんなフルーツを感じる、とにかくトロピカル!なフレグランス。でも甘々じゃなくて、大人っぽくて深みがあるんです。「フルーティ」「トロピカル」と評された香りをいくつか試しましたが、これに似た香りは見当たりません。とにかくフレグランス界トロピカル島のクイーン。別格です。

こちらも名香の宿命なのか、プリスクリプティブ撤退で長らく入手困難状態になっていたところ、クリニークにより再登場しました。インラブアゲインよりもご無沙汰期間が長かったので、再び手にしたときは、ミポリンと出逢ったときの辻氏さながら「やっと会えたね」と大感激。以前使っていた頃より、少しだけ尖りがとれて丸い香りになったと感じましたが、それでもやはりケーレックスならではの香り。なつかしさと幸せに浸れます。

調子に乗ってボディローションも購入。ボディソープやシャワージェルもほしいのですが今はないのかな。出してほしいです。

エスカーダの毎年限定の香りたち

毎年登場するトロピカルな香りといえば、Escada(エスカーダ)です。甘さは保証できますが、チューインガムっぽいなと感じることも。写真は2016年のアグアデソルと2017年のフィエスタカリオカ。トップノートは2017年より2016年のほうが好み。ミドル以降はほとんど違いがわかりません。正直、毎年の香りがほぼ同じように感じてしまうのは、私にエスカーダへの愛が足りないからでしょうか。エスカーダに詳しい方からすると、年ごとに違ういろんな変化も楽しめるのかもしれません。これまでの香りの中では1998年のサニーフルッティが大好きでした。まさに洋ナシ!の香りでした。マットガラスのグリーンの瓶に入っていましたがもう使ってしまったので手元にはありません。懐かしいです。

エスカーダのこのシリーズ全般にいえることですが、香りの持ちはそれほどよくありません。今はインラブもケーレックスも入手できたので、エスカーダを使う必要はないのですが、前述の2品(インラブとケーレックス)がよくできた香りすぎて、たまには若い子に浮気したくなってしまう男性のような心理で手が伸びます。というわけで、夏に「甘いの嗅ぎたい!」と思ったときに主に使用。

ところで、エスカーダのお洋服ってとても高級なのに、限定香水はどうしてこんなにお安いのかいつも疑問に思っています。何か戦略があるのでしょうか?

スピリットオブアユーラ(アユーラ)

2-3度リピしながらわりと長く使っていますが、この香りがすごく好きかといえば微妙なんです。もともとアユーラのメディテーションバス(入浴剤)とアロマティックウォッシュ(ボディシャンプー)が大好きでヘビロテしているので、お気に入りの香りを探し求める中で「アユーラなら好きな香りがあるかも」とカウンターに立ち寄ったのがきっかけでした。

アユーラには他にもフレグランスがありますが、私が気に入ったのはスピリットオブアユーラ。甘くて、柑橘っぽさも感じて、和風で、ほのかにスパイシー。なかなか他にない香りだと思います。でも、体調やその日の気分によっては、「あんまり好きじゃない」「しつこい」「くどい」「鼻につく」と感じることがあるのです。私が好きなインラブアゲインやケーレックスは決して薄い香りではないのに、くどさを感じたことはありません。でもなぜかスピリットオブアユーラには感じてしまう。湿っぽい重い感じが引っかかる場合があるのかもしれません。

と言いつつ、なんだか気になる、別れても別れられない、腐れ縁みたいな存在の香りなのか、ヘアミストまで所持。髪が目に見えてまとまりやすくなるとかツヤツヤになるなどの効能はほとんど感じていないのでリピはしないと思います。

ナイトメディケーションのオイルは旅行用に。なんだかんだ言いつつアユーラの香りモノはけっこう活用させていただいています。

アユーラのアロマティックウォッシュを泡で出るボディソープにする方法
【コスメ口コミ・体験談・ライフハック・tips】愛するアユーラのアロマティックウォッシュ(ボディ用洗浄料)を、泡で出てくるボディソープに変身させたい!と思い立ち、試してみたので、その方法や用意するものなどをご紹介します。超簡単です!

フローレ(アントニアズ フラワーズ)

FLORET(フローレ)はレイジースーザンで購入できます。フルーティー好きの私が唯一惹かれて長年(おそらく20年近く)愛用している、フローラルが主役のフレグランスです。とにかくいい香りなんです。他でかいだことない!ってくらい、清楚で透明感のあるスイートピー。他にも、マリーゴールド、キンセンカ、アプリコット、スイートピー、すずらん、バラ、すいせんなどが香ります。

よく見かける商品写真は、上のようなグリーンのボトル(オードパルファム)ではなく、クリアな四角いボトル(オードトワレ)かもしれません。大好きな香りなので、私はオードパルファムのほうを購入しています。「今日はきれいなお姉さんになりたい!」と思った日はこれをつけます。気分だけはお姉さんということでお許しください。

悲報/廃盤のおしらせ

2019年に生産休止のお知らせがレイジースーザンから出されました。実質的に廃盤で、在庫がなくなりしだい入手できなくなります。ほかのメジャーブランドのフレグランスとは違い、国内での流通量も多くなさそうなので、本当にレアな香りになりそうですね。

ポリネシアンアイランドティアレ(ボディショップ)

ネットのレビューをたまたま見かけ、「もしかして私、好きかもしれない」とショップに立ち寄ったら、ビンゴ!でした。ボディソープとオードトワレを買いました。フルーティーで甘いんですが、ただ甘いだけじゃない。しつこくもありません。南国にいるようなゆったりHAPPYな気分になれますが、クセのあるオリエンタルというわけではないんです。無性に惹かれてしまいました。

公式説明によると「フレッシュなベルガモットとティアレやプルメリアのエキゾチックな甘さが重なった、トロピカルで魅惑的なポリネシアンアイランドティアレの香り。スローに時間が流れる南国のバカンスを思わせる香りです。トップ:ベルガモット、オレンジ、ミドル:ティアレ、プルメリア、イランイラン、ベース:ココナッツ、バニラ」。2017年に出会った新たなお気に入りです。軽い分、気軽につけれそう。

オードトワレ フィグ(ローラメルシエ)

いちじくとイランイランのフレグランスです。とっても甘い&温かい!ので、秋冬向けかな。そしてどちらかといえばプライベート向きですね。柑橘系やフルーツの香りを好きな人の多くは「トップノートが好き」ではないでしょうか。私にとってはこの香りがまさにそうで、トップの一瞬を過ぎるとそれほどときめきません。中盤は、ワンパターンな表現で申し訳ないのですが、外国のおっさんくささをほのかにではあるものの感じます。でもなぜか好き。ラストノートになると男くさい主張はなくなり、清楚な残り香になります。

このローラメルシエのフィグのシリーズは、ボディクリームやハンドクリームが人気のようです。たしかに、オードトワレとしてこの香りが漂うよりも、ボディケア用品から漂ったほうが「レベル高っ!」と感じる気がします。私もボディクリームやハンドクリームを愛用したいです。でも私はボディクリームは何度買っても続かない。そして使うならスリミング効果のあるクラランスと決めているため、香りのためだけにローラメルシエを使うという選択はありえません。ハンドクリームもアンチエインジング効果重視でディシラ(レチノール誘導体とトラネキサム酸配合)を選んでいるため、やはり香りで選ぶ余裕はなし。甘~くなりたいときの限定的な香りとして、ローラメルシエのフィグをまとうのです。

オーダドリアン(アニックグタール)

女優の賀来千香子さんが愛用しているプチシェリーを試しに嗅ぎにいったとき、気なっていたもう一つの香りがこのオーダドリアンでした。プチシェリーは私の好みどんぴしゃではなく、オーダドリアンは好みではあるんだけどなにか引っかかりを感じて購入に至らず。ですがその後、もう一度テイスティングしたときに、柑橘のとってもいい香りにノックダウンされてしまいました。「シチリア産レモンと、地中海の太陽を浴びて育ったグレープフルーツが弾ける、時代を超えて誰にでも愛される上品な香り」だそうです。

レモン!柑橘!フレッシュ!なトップノートなんですが、アニックだけあって単純なレモンではなく、フクザツなレモンなんです。で、時間が経つと、おっさんぽさというか男っぽさがのぞいてきます。そして、何となく安っぽい香りのようにも感じる。これって、万をはたいて買った香りの価値があるのか?という思いもよぎります。多分このあたりがひっかかって、最初に試したときに購入しなかったと思われます。

正直、中盤からはもはやフルーティとはほどとおい香りになるのに、それでも不思議と惹かれてしまう、つけた場所をくんくんと嗅いでしまうことがあるのも事実。即買いを決定しなかったフレグランスなだけあって、感じ方がその日の体調や気分に左右されてしまいます。個人的には男の人にもぴったりだと思っています。周囲にこれをつけている男性がいたら、意味もなく近寄ってしまうこと間違いなしです。

ロールオンフレグランス スパークリングシトラス(ジョンマスターオーガニック)

2017年にちょっとやらかしちゃったジョンマスター。ちょくちょくのぞいてはいたものの何かを購入したことはありませんでした。ふと通りかかったときに、ロールオンタイプのフレグランスを発見。ちょうどそのとき、いわゆる香水よりもアロマに惹かれるタイミングだったのでしょうか、とっても惹かれてしまいました。

一番人気のフレッシュフローラルは店頭になく、スパークリングシトラスとサルトリースパイスのうち、柑橘好きの私が気に入ったのはもちろんスパークリンスシトラスです。「いきいきと力強く、爽快な柑橘系の香り」「柑橘系の果実がたくさん実った、朝の果樹園にいるような、熟したシトラスの力強くピリッとした香り。ビターオレンジの活気ある香りの中に、イランイランやパルマローザといった甘く誘惑的な香りが顔をのぞかせます」が公式サイトの説明です。

ロールオンタイプなのでささっとつけられますし、小さなサイズで持ち歩きやすい。説明どおり、フレッシュな柑橘アロマが香り立ち、心安らぎながらも元気になれるようなイメージです。ほんの~りスパイシーな香りがほどよいアクセント。うっすらと持続しますが、やはり香水ほどの強さはありません。

実は私、このような香りの記事を書いてはいますが、毎日のように香水を使っているわけではありません。朝はバタバタと忙しくて、香水に心を向かわせる余裕がないことも多いのです。このロールオンフレグランスをポーチにしのばせておき、「あ、そういえば何もつけてないな~」と気づいたら(それすら自分で気づかないときのほうが多い)、そっとこのシトラスの香りをまといます。

ネクタリン ブロッサム&ハニー(ジョーマローン)

店頭で嗅ぎまくって本能的にこれ!と感じたのがネクタリンでした。オレンジ、グレープフルーツ、イングリッシュペアーあたりに落ち着きそうだと見越していたのに、この桃にピンときてしまいました。本当に桃で、桃以外に何といえばいいのかというくらいにフレッシュな桃。すごく桃です。この香りをまとった自分が好きだ!と思ってしまったので、これに決めました。こんなに桃ですが、クセはなく、わりと万人受けするのではないでしょうか。

上の画像のまあるい容器がボディクレーム、プッシュするポンプタイプがボディ&ハンド ローション。ローションといってもミルク状のテクスチャーで、クリームのふたをあけるより手間がかからないので、気に入っています。ポーチの中には楽天で買った量り売りのミニスプレーを忍ばせて、つけ忘れたときや宿泊したときに使用。家を出るときにはクリームかローションを香水として腕のあたりと髪にさっとつけて控えめに香らせています。

番外編/好きかもと思って試した香り

情報を読んで「もしかしてこれ好きかも」と思って量り売りなどで少しだけ買って試してみたフレグランスの感想を書いていきます。

オレンジブロッサム(ジョーマローン)

ジョーマローンの中ではネクタリンを愛用していますが、オレンジという名前に惹かれて試しました。正しくは果実ではなくてオレンジの花の香りなので、ハッピーでおめでたいフルーティーとはちょっと違う路線。でも、たしかなオレンジらしさの中にオレンジの皮を思わせる苦みが入り混じっています。そのオレンジっぽさはすぐに影をひそめ、クレメンタインなのでしょうか、フローラルが強まります。全体的なイメージとしては、はつらつとしたオレンジではなくて、上品で大人なオレンジの香りで、私はこれはこれで好きです。本品購入には至っていませんが・・・

かげろうのように揺らめく庭のオアシス。ミドルノートのオレンジの花と睡蓮の上でクレメンタインの花が弾けます。あたたかいアンダートーンはオリスウッドとバルサミコのようなベチバーです。純粋な喜びに満ちています。

イングリッシュペアーとの相性がよいようで、コンバインもしてみました。洋ナシの甘さのほうが強くて、オレンジブロッサムの上質な透明感が損なわれてしまうようにも感じたので、私は単品で楽しみたいです。

グレープフルーツ(ジョーマローン)

YSLの「インラブアゲイン」をアゲイン!的な活動を勝手にしている中で試してみた香り。グレープフルーツらしさが弾けるトップノートの一瞬だけは「大好き!」でしたが、すぐに異なる印象になり、石けんのような男性っぽいような香りになります。残念ながら私の愛用品にはなりませんでした。

スペインの沿岸で豊かに実るグレープフルーツの果樹園。太陽の光をたっぷり浴びたグレープフルーツの明るさに、ピリっとしたローズマリー、ペパーミント、ピメントが絶妙のアクセントを添えています。みずみずしい香りが気分を爽やかにリフレッシュさせてくれます。

ブラックベリー & ベイ(ジョーマローン)

インラブアゲインの甘さと苦さが好きな私は好きかもと思って試しました。結果、わりと好きな香りでした。甘酸っぱさと苦味があり、最初は若々しく、そのうちインラブのような大人な苦さにほんのりシフト。インラブ好きな方は好きな系統かなと思います。ただ私は「これ一つだけでつけたい!」というほど好きではなく、相性のよい重ね付けを楽しみたいといった位置にいます。

お幼いころ夢中でブラックベリー摘みをした記憶。深く色づいた、酸味のあるブラックベリージュースに摘み取ったばかりの月桂樹の葉の爽やかなひねりと豊かに茂る草木のグリーンが躍動感を表現しています。さわやかで青々しい、男女ともに好まれる香りです。

ポメグラネート ノアール(ジョーマローン)

こちらもブラックベリーと同じくインラブアゲインっぽさを勝手に期待して購入。結果、ちょっと違いました。甘さはあるけどけっこう爽やか。そして私にはどことなく線香っぽいというか、線香とまではいかないのですがアジアンなイメージも浮かびます。ガイアックウッドがそう思わせるのでしょうか?

大胆で官能的な赤いシルクのイブニングドレスに着想を得た香り。ザクロのみずみずしい香りにピンクペッパーと華やかなカサブランカがアクセントに。スモーキーなガイアックウッドとパチョリが温かみを加え、魅惑的な印象を演出します。

リブカラフリー(ケイトスペード)

上のほうでご紹介したボディショップのポリネシアンアイランドティアレの香りを、夏になると思い出します。そこで調べていたら、ケイトスペードにティアレの入ったフレグランスを発見!ボディショップの香りはもう手元にないのですが、このケイトスペードのリブカラフリーは記憶の中にあるボディショップのティアレととてもよく似ていました。ゆらゆら陽気な南国の香りなんです。高級感はそんなにありませんが、商品コンセプトそのままに楽しくハッピーになれそうな香りです。

「live colorfully」の名前には、「肌につけると気分がぱっと明るく輝く、そして色とりどりのカラーに囲まれたハッピーな暮らしをしたくなる」そんな思いが込められています。フラワーやシトラス、ジャコウが合わさった優雅な香りで、あなたの日常をカラフルに彩って。光をあびて輝くクリスタルのように美しい、オリジナルデザインのボトルもチャーミング。
リボン型のキャップは、ケイト・スペード ニューヨークらしさ満点です。
トップノート:マンダリン、ピンクウォーターリリー、スターアニス
ミドルノート:ティアレフラワー、ゴールデンガーデニア、ココナッツウォーター
ラストノート:シアーアンバー、ムスク、タヒチアンバニラ

レプリカ オードトワレ ビーチ ウォーク(マルタンマルジェラ)

説明やレビューを読んでいて私の好みかもと思ったのでお試し買い。ビーチウォークという名前のとおり、トロピカルなイメージ満載の香りです。でも南国ではなくてフランスの海岸線の町が舞台なのがおしゃれですね。

フランスの海岸線の町、暑い夏の日に海辺を歩いた鮮やかな記憶を閉じ込めたレプリカ オードトワレ ビーチ ウォーク。照りつける太陽の下、あたたかい砂の上で感じる潮風、口の中で感じる塩味、そして日焼け止めの甘い香りの記憶を呼び起こす温かく幸福な香りが特徴です。ココナッツミルク、ムスク、ベルガモット、イランイランによって再現された懐かしい香りをお楽しみください。

ひと吹きしてみて感じたのが、「ボディショップとケイトスペードのティアレの香りに似ている!」でした。調べてみると、ボディショップのポリネシアンアイランドティアレとケイトスペードのリブカラフリーにティアレは入っていますが、このレプリカのビーチウォークには入っていません。でもとてもよく似ていると感じたのがファーストインプレッション。ちょっと時間が経つと、ビーチウォークのほうがミドルが爽やかかなとは思いました。リブカラフリーのほうが「べたっ」としたまま香りが続く感じなんです。

翌日、左右の腕でリブカラフリーとビーチウォークをつけ比べてみても、最初の印象と変わりませんでした。よく似ています。2つの違いは、パウダリー感やむわっと感はリブカラフリーの方が強く、ミドル以降はビーチウォークのほうが透明感というかやや爽やかになります。とにかく南国のトロピカル系がお好きで、ポリネシアンアイランドティアレやリブカラフリーが好みの方は、ビーチウォークも気に入る可能性があります。

ソレイユ ブラン オード パルファム(トムフォード)

私が好きな夏っぽい路線の香りのように思ったので試してみました。

「ソレイユ ブランは意外性に満ちた、情熱的で虜になる香り。ソレイユ コレクションに共通する太陽とラグジュアリーへの憧憬を、陽射しに灼かれたフローラルとアンバーが存分に表している」 ―トム フォード

人里離れたプライベートアイランドの終わらない夏がインスピレーションのフレグランスです。ソーラー フローラル アンバーの香りが、官能的な洗練と爽やかなデカダンスと溶け合い、太陽とラグジュアリーへのあくなき憧れを表現します。

トップノート:ベルガモット、セドラ、ビターオレンジ、カルダモン、ピンクペッパー、ピスタチオ

ミドルノート:エジプト産ジャスミン、チューベローズ、イランライン

ラストノート:アンバー、トンカビーン、安息香、ココナッツ

この上に続けてレビューを書いている、リブカラフリー(ケイトスペード)やレプリカ オードトワレ ビーチ ウォーク(マルタンマルジェラ)と似た路線の香りでした。ココナッツがたちのぼり、トロピカルで、パウダリー感もありつつ…な感じです。マルタンマルジェラのビーチウォークと左右でつけくらべしたみたら、トムフォードのほうがミドル以降がちょっぴりすっきりきりっとしていて、私はイグサっぽい香りを感じました。マルタンマルジェラのほうが甘めでパウダリー感が強いように思います。あくまで「比べてみたら」の感想ですが・・・

サンデイズド(バイレード)

BYREDO(バイレード)はストックホルムのフレグランスブランド。エストネーションやロンハーマンで取り扱いがあることからもわかるように、上質でどことなくファッションやアートを感じます。それぞれの香りにまつわる印象的な物語を読むだけでもおもしろいです。その中でもサンデイズドは特に人気ナンバーワンというわけではないのですが、夏っぽくてフルーティーで甘そうだったので買ってみました。

いい意味で、驚くほどに独特で新鮮な香りでした。まず、マンダリンとレモンはたしかに感じます。夏の太陽の下に置かれたオレンジ色の炭酸がしゅわしゅわしたジュースのような、果実が甘く香るカクテルのような、はたまたフルーツのキャンディーのような、甘さとシトラスっぽさが立ち上ります。つまりはお菓子やジュースっぽいともいえるのですが、私が他のブランドで「チューイングガムのような」と表現しているようなべったりのっぺりしたチープ感ではなく、安っぽさと高級感のどちらにも属さないような、それは私の気分や体調でどちらに近づくかが変わるような立ち位置で、でも上質なお遊び感はたしかにあるというラインなんです。

極めつけはコットンキャンディー。綿菓子です!つまり甘いのですが、このサンデイズドはしっかり甘いものの、べったりさを感じるぎりぎり手前の甘さで、レモンが清涼にキリリと引き締めつつ甘さを感じさせてくれます。

甘い、レモン、甘い、レモン、おっさん、甘い、レモン、甘い、レモン、おっさん・・・のような割合で、わずかな男性っぽさがときどき覗くけど、全体的には決しておっさんぽくはありません。もちろん女性がつけても違和感はまったくないのですが、もしこの香りをつけた男性がいたら素敵だろうなと思わせてくれます。

「SUNDAZED」とは、夏がもたらす至福の喜びの中、太陽に誘惑されること。時が静止したなか、太陽崇拝がもたらす自由に身を浸すこと。真夏の白昼夢に、神秘的に心と身体が解されていく。太陽を追い続ける者達にもたらされる、中毒的な経験。柑橘系のフレッシュなトップノート、大胆なネロリとアラビアジャスミン、甘く懐かしいコットンキャンディーとムスクが終わることのない夏の暑さへ導きます。

TOP: マンダリン、レモン
MID: ネロリ、ジャスミンサンバック
BASE: コットンキャンディー、スキンムスク

パルプ(バイレード)

このパルプは「紙」ではなく「果肉」を意味しています。とにかくフルーティーなのかなと期待して購入。同じバイレードの中で似ているっぽい?との口コミを見かけたバル ダフリックとも比べたのでご興味ある方はこの下もお読みください。

この香りは、すぐり系だ~と感じる甘さがありました。ただ甘いというよりも、青っぽさもあり、オリエンタル風味も漂い、でもそんなにオリエンタルっぽくはなく。べたーーっとした甘さでもなく。「大好き!」とまではならなかったけど、甘くてちょっぴり謎めいていて、どことなく気になる香りでした。

パルプは、異国情緒とスウェーデンの影響を受けて、世界のフルーツでいっぱいのバスケットを生み出します。熟した甘い果実の香り、抑えることができない強烈な風味というイメージに焦点を当てたドラマチックなコンポジション。
トップ: ベルガモット, ブラックカラント, カルダモン
ハート: フィグ, レッドアップル, ティアレ
ベース: シダーウッド, ピーチフラワー, プラリネ

バル ダフリック(バイレード)

甘くてフルーティーではありますが、ミドル以降はなんだか男っぽさがたびたびのぞいてきて、私はあまり好きではなかったです。これと同じようにフルーティーで似ていると読んだパルプとは、ミドル以降の印象がけっこう違いました。似た香りかな~と思ってジョーマローンのブラックベリーとポメグラートを嗅ぎ比べたらどんどん違ってきたときの違い方と似ています。(わけわからない書き方ですみません)

「バル ダフリックは、私の最も初期の香りの一つです。調香をしていた時、私は記憶を香りに置き換えることに夢中になっていました。同時に、香りに想像的な要素を取り入れることができることに自信を持ちました。私の父は10~15年ほどアフリカに住み、旅をしていました。貨物船での旅、そしてさまざまな人々との出会いを綴った父の日記を読みながら、誰かの言葉を通してアフリカにたどり着くというファンタジーを感じました。バル ダフリックは、想像の旅であると同時に、私が考えるアフリカの文化とその影響を表現しています。」 美とファンタジーに焦点を当てたバル ダフリックは、ベン・ゴーラムからアフリカへの「ラブレター」です。時代と共に到達されたアフリカの文化と影響力、特に、様々な文化がダンス、アート、音楽、そして想像上のイベントを形作ってきたことを表現し、称えたいと考えました。
トップ: アフリカンマリーゴールド, ベルガモット, ブークー
ハート: シクラメン, バイオレット
ベース: モロッカンシダーウッド, ベチバー

ドルチェ シャイン(ドルチェ&ガッバーナ)

夏らしいフルーティな香りのようだったので試してみました。

色鮮やかでジューシーなマンゴーと、明るいジャスミン、日差しをたっぷり浴びたブロンドウッドが、太陽のようにまばゆいフレグランスを生み出しました。

「ドルチェ シャイン オードパルファム」は、人びとを惹きつける魅力と笑顔に溢れる若い女性をイメージしています。周囲を照らし、行くところはどこでも、彼女に視線が集まる。そして、彼女がそこにいるだけで、どんなときも、明るく照らされるように輝くのです。この香りは、南イタリアのアマルフィ海岸に陽光が初めて届き、季節が冬から春に移り変わる瞬間に着想を得ています。

香調:サニー フルーティ フローラル

マンゴーらしい甘さをトップで楽しめます。フルーツの香りって、すぐにフローラルにとってかわられることも多く、このシャインもフローラルが入っているのですが、フローラルが顔をのぞかせながらもフルーツっぽさもそこそこに残り、オゾンっぽさもどことなく漂うような。マンゴーだ!甘い!好きな系統だ!と感激はしたのですが、何度も嗅ぐうちに香水売場によくある香りのようにも感じてきました。でも私が20代なら1本は買ったはず!

フルーツコレクション パイナップル(ドルチェ&ガッバーナ)

とても期待していたドルガバのフルーツコレクションのパイナップル。きっと好きなはずなのに、思っていたほど好きではなかったというのが第一印象でした。たしかにパイナップルっぽさはあるけれど、そんなにパイナップルっぽくもなく、ジューシーさはそんなに感じず、なにものとも判別しづらいパイナップル以外の存在も漂うような。ただ、何度かつけてみて、トップが飛んでからも甘さを楽しめるので、実は好きかも?と思うようにもなりました。でも私が最初に求めていたような、単純でわかりやすくておめでたい南国パイナップルのイメージとはちょっと違います。

甘酸っぱく、エキゾチックな「パイナップル」の芳しさを鮮やかに再現したフルーティグルマンな香り。シチリアの装飾芸術と文化を代表するモチーフであり、温かさとおもてなしの精神のシンボルであるパイナップルへのトリビュート。甘酸っぱく、エキゾチックなパイナップルの香りを最先端のテクノロジーで再現しました。マンダリン、ジャスミンの香りがその魅力を引き立て、バニラ、アンバーがうっとりと虜にするような余韻へ導きます。

フルーツコレクション オレンジ(ドルチェ&ガッバーナ)

フルーツコレクションの3つの中では、もっとも名前に忠実な香りが素直に楽しめる気がしました。「うん、オレンジだよね」と思える香りを最初から感じることができ、もちろんオレンジ以外の要素も感じるのですが、その後もオレンジっぽさがわりと続きました。ただ、「うわー!ジューシー!オレンジまみれ!」というような強さや、ミドル以降の意外な衝撃などはなく、現品購入はしない方針です。

シチリアの果樹園にたわわに実る「オレンジ」の芳醇な甘さをフレッシュに表現するフルーティフローラルの香り。シチリアを象徴する果樹園で豊かに実るオレンジへのトリビュート。日差しをたっぷりと浴びて育ったみずみずしいオレンジに、フレッシュなハーブの香りが混じり合い、香りに新しい命が吹きこまれます。陽気なシトラスアコードは、繊細なフローラルへと移ろい、温かみのある余韻へ。

フルーツコレクション レモン(ドルチェ&ガッバーナ)

最初のほんの一瞬だけレモンがはっきりと香りました。けっこうキツいレモンです。ただその後すぐによくわからない香り、しいて言えば揚げ物の油のように感じる正体不明な、私の好みでは全くない香りが続きました。変質してるのかなと思うほどでしたが、最初のレモンはしっかり感じたので、一瞬のトップ以降はジンジャーやペチパーなのでしょうか。最後になってようやく香水らしさを取り戻したかのように感じましたが、レモンっぽさを楽しめる時間はほとんどなかったというのが正直な感想です。この香水がお気に入りの方、酷評でごめんなさい。

シチリアの強い日差しを浴びて熟した、フレッシュでジューシーな「レモン」の魅力を濃縮したフルーティフレッシュの香り。シチリアの太陽に愛され、みずみずしく実ったジューシーなレモンへのトリビュート。パレルモ市場に高く積まれたレモンのように、フレッシュで活気ある記憶を呼び覚まします。刺激的なレモンの香りによる幕開けから、ジンジャーがひねりをくわえ、野性味のあるベチバーが余韻にアクセントを加えます。

モンブランシグネチャー(モンブラン)

クレメンタイン(みかん+オレンジ)の香りだったので、好きそうな予感がして試してみました!

モンブラン シグネチャーはクリエイティブな女性を物語ります。オリエンタルバニラとホワイトムスクのフェミニンなコントラストが、エキゾチックなホリデー気分を日常にもたらします。

上記は公式の説明ですが、香りの説明が少ないので、香水ショップに記載の情報を以下に引用します。

鮮明で、甘い、スパイシー、粉っぽい、暖かく、女性的で魅力的.
トップノートはクレメンタインです.
中央のノートは、マグノリア、イラン・イラン、ペオニーです.
ベースノートは、バニラ、ホワイトマスク、ベンゾインです.

実際に嗅いでみると、たしかにオレンジ!すごく素直なオレンジの香りがします。バニラもきちんと感じるのですが、ウッとくるような濃厚バニラではなく、あっさりめのバニラ。ムスクもおっさんくさく仕立てるような強さはありません。説明にあるスパイシーさもたしかにありますが、個性や謎めきを強調するようなクセのあるスパイシーではなく。ちょこっとだけ男性らしさも感じるものの、「うわ、おっさん!トニック!」な男性らしさではなく、これを男性がつけていてもいいだろうなあと思う程度の男性らしさです。全体的にけっこう好きな香りでした。もしかしたら現品買うかもと思ったり、ムスクその他がもう少し弱かったらいいなと思ったり、もう少しオレンジがフレッシュでジューシーだったらいいなと思ったり、揺れ動いています。

クロエ ラブストーリー/クロエ

彼女と彼、2人の道が交錯し、囁かれる言葉と美しい瞬間。「クロエ ラブストーリー」は、モダンな誘惑の物語。ネロリのさわやかな香り、オレンジブロッサムの官能的な香り、至福の花であるマダガスカルジャスミンのフェミニンな香りが彼女にさらなる魅力を添えます。ラブストーリーのフローラルな香りは、フレッシュでセクシー、そして忘れ難い誘惑のエッセンスなのです。

オードパルファム

本家クロエの香りに惹かれて買い、そのムワッとした濃厚さに「やっぱりだめ」となった私ですが、このラブストーリーはそこまでの濃さはありません。ネロリやオレンジブロッサムやマダガスカルジャスミンが甘く爽やかに香ります。成熟した女性というより、もう少し若めの女性をイメージしていると思います。ラブストーリーといっても、燃えるような情熱やセクシーさではなく、ちょっぴり切なさが漂うような恋物語を思い浮かべます。フルーティーどまんなかが大好きな私ですが、ラブストーリーはフローラルだけど甘さもあるのでかなり好きな香りです。

オードトワレ

好みだと思ったラブストーリーのトワレも試してみました。パルファムとトワレはまったく違う香りということもあるようですが、ラブストーリーに限っては、「そこまで違わない」「同じ名前の香りとして全く違和感ない」が私の感想です。左右の手につけて嗅ぎ比べてみたところ、パルファムのほうがミドル以降にかすかなとんがり感があります。緑のハーブや葉っぱの香りのようなとんがり感が、ごくわずかに。トワレはトワレだからといってめちゃくちゃ淡くて薄いというわけでもないのですが、とんがる香りがなく、つまり香りの抑揚がなく、おだやかに香ります。持続力もまああると思います。ほどほどに甘いけど濃すぎない女子感がお好きなら、本家クロエの濃厚さがかすかに残っているように感じるパルファムよりも、トワレのほうがよいかもしれません。

クロエ ラブストーリー オー センシュエル オードパルファム/クロエ

2017年頃に出た、ラブストーリーシリーズのバリエーションです。

上品さと楽しさを兼ね備えたオードパルファム。ラブストーリー シリーズの特徴であるオレンジブロッサムが、バニラのようなヘリオトロープの温もりのある香りとサンダルウッドでロマンチックに甘く引き立てられています。

全くいやな香りではなかったのですが、私には表現が難しい香りです。ラブストーリーっぽいけどココナッツのような南国っぽさとほのかなスパイシーさも感じて、一見普通に女性らしいんだけどちょっとだけ複雑で謎のある人というイメージを抱きます。個性的でしょ!?的なドヤ感はなく、ふわっと奥行きのある複雑さというか。私はミドルまでは「嫌いじゃないけど大好きとも言えない。でも気になる」なのですが、肌に残るラストがかなり好きです。ラブストーリーシリーズという意味では、切なく残るという意味で共通しているのかもしれませんが、この下のローズタンジェリンが「ラブストーリーの年の離れた妹です」と言われてもしっくりきます。

クロエ ローズタンジェリン オードトワレ/クロエ

ローズの香りをこのページでほとんど取り上げていないことからも、私はローズにそんなに惹かれません。でも嫌いでもないんです。この香りは説明やレビューを読んでいると、ローズだけどそんなにローズでもなく甘さもありそうと思い、試してみました。

「ローズ タンジェリン オードトワレ」は、クロエの香調らしい、明るく爽やかで、透明感あふれるローズの香りを受け継いでいます。このユニークなローズノートに、意外性を感じるフルーツからインスパイアされたツイストを加えました。いきいきと晴れやかなタンジェリンが輝きをもたらし、グリーンなニュアンスを感じる鮮やかなブラックカラントが香りだちます。シダーとホワイトアンバーのベースノートが、スタイリッシュでウルトラモダン、そしてエレガントな余韻を描きます。「ローズ タンジェリン オードトワレ」は、今まで以上に自由で積極的な女性らしさを表現しているのです。

香調:フルーティフローラル

本家クロエの甘さやムワッと感がなく、ローズは確かに感じるものの、ちぎった葉や折った茎から滴り落ちるような土くさいグリーンっぽさと、タンジェリンのフルーティも同居しています。パウダリーっぽさもありますが、さわやかなフレッシュ感も同居していて、個性はないけど多くの人に「いい香り」を思ってもらえそうな気がしました。この香りをかいだ男性は「きれいなお姉さんの香り」と思うんじゃないかなと、そんなイメージです。ラブストーリーをフレッシュに青臭くしたみたいな路線と表現できなくもないので、ラブストーリーが好きだけどそれよりも軽い香りをたまにはつけたいと思っている方には合うかもしれません。

ヴァニーユ エキスキーズ/グタール

フルーティ好きですが、バニラも大好きな私。グタールのバニラならさぞかしうっとりするような香りだろうとワクワク。すると、バニラなんだけど、バニラ以外の存在感も強く、「なんかおばあちゃんの家を思い出すようなイメージ。湿布?」と感じました。このあたりがクレオパトラっぽさなのでしょうか。とても上質でエレガントで品のあるバニラなのだと思いますが、私はわかりやすい甘いバニラが好きなので、本品購入には至りませんでした。

果てしない遥か彼方へと誘う、甘くクリーミーなアンバー グルマン

謎に包まれたクレオパトラの美の秘訣。それを解き明かし再解釈したような、グルマンで官能的なフレグランスです。湯舟になみなみと注がれた、バニラビーンズが香るまろやかなアーモンドミルク。ゆったりと身を任せれば贅沢な時間が始まります。ヴァニーユ エキスキーズは心地よく甘い誘惑。抗いがたいほど芳しい、艶やかさの予感です。

主な香料: アンゼリカ、アーモンド、マルキーズ諸島産バニラ、ホワイトムスク、ホワイトサンダルウッド

番外編/一時的に愛用した香り

好き!と思って購入しても、愛用品として定着せずに終わった香りもあります。いい香りでも、つけたときに自分がときめくかとは別なのかもしれません。

ハッピー(クリニーク)

写真はミニボトル。とっても古いものなのでおそらく変色してます。フレッシュなオレンジがはじける香り。インラブ&ケーレックス喪失時代に、柑橘の香りに惹かれて購入。ですが、水っぽいというか瓜っぽいというかオゾン系っぽいというか・・・。好みどんぴしゃではなく、使い切れずに棚の奥で眠っていました。

オーウィ!(ランコム)

発売当時に気に入って一度購入したことのあるoui!(オーウィ)。フルーティなんですが、甘ったるくはなく、さわやかです。瓜・アクア系も感じる香りだったのでリピには至りませんでしたが、つけると心がさわやかに浮き立つような香りでした。フルーティーだけど重くはなくてオゾン系というと、上で紹介しているクリニークのHAPPY(ハッピー)とかぶりますが、私はオーウィ!のほうが好きでした。今はもう廃番になっちゃったんですね・・・。

プレジャーズ(エスティローダー)

一世を風靡しましたね。元祖「きれいなお姉さんの香り」だと思います。親しい人が愛用していて、嫌みのないとてもいい香りだなと感じていました。そこで、インラブアゲインやケーレックスが入手できなかった時代に一度だけ購入。たしかにいい香りで好きなのですが、自分から積極的に「つけたい!」と思う日は少なく、使い切らずにおさらばとなりました。

クロエ(クロエ)

大ブームとなった香り。発売してそれほど経ってない頃に免税店でくんくんして、「お♪」と気に入って購入。でも、使い続けられませんでした。「ムワッ」と感じる日があったのです。けっこう濃いですよね。最近、久しぶりに店頭で嗅いだら、「いい匂いだけど、私がつけたい香りじゃない」という結論に達しました。

プルミエ フィグエ(ラルチザンパヒューム)

大昔、青山のベルコモンズ(懐かしい・・・)でフィグの香りを買いました。プルミエ フィグエではないかと思うのですが、大昔すぎて定かではありません。フレッシュで甘いイチヂクの香りなので、好き!と感じたのは事実なのですが、使い切れませんでした。ちょっと重いのと、メンズっぽさを感じてしまうのです。

バニラ・ジューシィペア・リッチプラム・ココナッツ(ボディショップ)

お手頃価格の楽しさに一時的にハマりましたが、ある日突然ダメになりました・・・

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