【メイクテクニック・コツ・tips・イエベ春ブルベ夏】プロフィールでもご紹介してますが、私がちゃんとメイクをするようになったのは、ずいぶん大人になってからのこと。知識もテクニックもないので、エイジングが気になり始めたときにメイクの力を借りたくなり、ちゃんとプロの方にメイクをしてもらったりメイク方法を教えてもらったりして、意識して吸収するようにしました。ここでは、そのテクニックやちょっとした小技を思い出せる限り紹介します。私と同じような年代や特徴の方のご参考になればうれしいです。
この記事の内容
- 私が受けてきたレッスンやアドバイス
- 私の美容的パーソナリティ
- 眉毛を描く前に綿棒で眉をお掃除
- 眉毛の上にも眉を描き足す
- ハイライトは「小」の字に入れる
- 光らないハイライトも使う
- 下がり目尻のアイラインは跳ね上げない
- 奥二重にはまつげ上のアイラインはNG
- 下がり目尻はビューラーとマスカラで押し上げる
- 下がり目尻のアイシャドウは斜め上へ広げる
- 目の下のコンシーラーは目頭の方から塗る
- 下がり目尻に下まぶたのキワの三角アイシャドウはNG
- 面長に下まつ毛のマスカラは必!
- 涙袋はアイライナーで下地→アイシャドウ
- 面長のチークは真横に広げる
- 面長の鼻シェーディングは途中で切る
- 小鼻の赤み隠しには黄色コンシーラー
- シェーディングは小鼻の横までは塗らない
- リップラインは下にも書き足す
- イエベ春には明るいコーラルピンクが◎
私が受けてきたレッスンやアドバイス
私の年代だと、卒業や就職時に大手メイクブランドでメイク方法を学んだ人もいると思います。私はその年頃のときに口紅以外のメイクの必要性を感じなかったのでスルーしました。30代になって日焼け止めっぽいものを塗り始めたくらいで、ファンデーションは今でも使ったことがありません。40歳くらいまでに使っていたメイクアイテムは、アイブロウと口紅とチークくらい。ですがエイジングが気になる40代になり、メイクテクニックというものを取り入れたくなりました。そして、有料のパーソナルカラー診断を2回、資生堂のメイクサービスを数回、アトリエはるかのヘアメイクサービス数回とレッスン、ケサランパサランのワンポイント相談レッスン、ゴールデンバランスに基づいたメイクレッスンなどを経験。レッスンでなくメイクサービスの場合も、できるだけ気になるところを話してアドバイスをもらうようにしていました。今回の記事は、これらの経験から私が得たコツやテクニックをご紹介します。
私の美容的パーソナリティ
- アラフィフ
- 1stイエベ春、2ndブルベ夏
- 面長(昔はかろうじて卵型と言い張れたけど最近はまごうことなき面長です!)
- 加齢とともに下がり目尻に
- 肌の悩みはそんなになし
- たるみなどのエイジングの悩みは普通にあり
- 目は小さくなく大きくもなく普通か大きめ
- 鼻は高め
- 小鼻は小さく見せたい
- 唇はふっくらめ
眉毛を描く前に綿棒で眉をお掃除
この方法を知ってからずーっと実行しています。ベースメイクを塗った後は、眉毛の中にもベースメイクが入り込んでいますよね。なので、アイブロウペンシルなどで眉を描く前に、綿棒でお掃除するのです。メイクアップアーティストの方がどうやっていたか詳しくは忘れてしまったのですが、私はまず眉尻から眉頭のほうに眉毛を起こすようにしながら綿棒を動かし、次に眉毛の表面をなでるようにしながら眉頭から眉尻に戻します。1本の綿棒の片側を片目に使うので、両目で1本を使います。
眉毛の上にも眉を描き足す
太め並行眉の時代にケサランパサランさんで教えてもらった方法です。眉の下に描き足すのが基本だと思っていたのですが、私の場合は眉の上にも描いてくださいとのこと。しかも「眉毛、ぜんぜん細いです。足してください」のように言われ、私は眉がしっかりあるほうだと思っていたので、目からうろこでした。描いていただいた眉はいつもより太くて存在感があり、ちょっとびっくりしたのですが、遠目から鏡で見ると全然おかしくなく、美しく見えました。ただ、至近距離だと眉の印象が強いようにも感じたので、写真に撮られるときは眉の上もしっかり描くなど、調整しながら取り入れています。
そういえばずいぶん昔に君島十和子さんが「撮影されるときは眉の上のラインをはっきり描くとよい」と雑誌か何かでアドバイスをされていたことがあったのですが、このことなのか~と納得しました。
それから小田切ヒロさんんは中顔面の長さをカバーするなら眉と目の間を詰めすぎないほうがいい(=その分中顔面の長さが目立つから)とおっしゃっています。ケサランパサランで教えてもらったように眉の上を足せばその分中顔面の長さが中和されるので、小田切さんの理論にも通じるかもしれません。(でも眉の上を足すと顔全体の長さは伸びてしまうのでこれは私の推測です。いい塩梅が大事ですね)
今の私はアートメイクをしているので自分で眉の形をしっかり描くことはなくなりました。アートメイクを施術してくださる方がとてもお上手なおかげで、美容系のスタッフさんや看護師さんに眉をほめていただくこと多数です。
ハイライトは「小」の字に入れる
ざっくりと図に表すとこういう感じです。ご存じの方も多そうですが、ハイライトは鼻にひとすじ、目頭にちょこんちょこん、が基本ということでした。目頭に使うのはハイライトではなくキラキラアイシャドウでももちろんOKです。
光らないハイライトも使う
「ハイライトは光るもの」と思っていた私には新しい知識でした。簡単に言うと、強調させたいところ、魅力的に見せたいところは光るハイライト、でもたとえばおでこの脇のほう(こめかみ)や目尻の横(CゾーンのCの頂点のあたり?)のような「肉がそげた部分をふっくら見せるために入れるハイライト」は光らないハイライトのほうがよいということでした。言われてみると「なるほど!」と思いました。
下がり目尻のアイラインは跳ね上げない
上の画像は、モデルさんの美しい目を加工して私の目の状態に近づけています。私の目尻は加齢とともに年々下がってきて、目尻側の二重幅が狭くなり、目力が激減しています。そういう目には、「跳ね上げアイラインはNG」だそうです。下がってきた二重幅にぶつからない程度のぎりぎりの上向きがベスト。下がり目尻が気になっている私の目には、下向きに引くのももちろんNGです。長く引きすぎず、適当な位置ですうっと終わるのが理想的とお聞きしました。
奥二重にはまつげ上のアイラインはNG
私の目は年々二重幅が狭くなっており、それでも右目は二重ラインをかろうじて保っていますが、左目は奥二重気味です。これまで私は、粘膜に近い部分にはアイラインを絶対に引かない!と決めており、不器用なせいもあり、まつ毛の上にアイラインを引き、そのあとで締め色アイシャドウでぼかしていました。でもアドバイスによると、その引き方は二重幅をつぶしてしまうのでおすすめできないそうなのです。なるほど!ですよね。
アイラインは別に粘膜部分に引かなくてもよく、まつ毛とまつ毛の間を埋めるように上まぶたのキワぎりぎりのカドの部分に引いてくださいとのことだったので、レッスンの後ですぐさまアイラインを入れる場所を改善しました。たしかに目がすっきりとしつつも大きく見える気がします。
下がり目尻はビューラーとマスカラで押し上げる
面倒くさがりで花粉症もあり普段も目がしょぼしょぼしがちなので、マスカラを塗るのはここぞというお出かけや時間にたっぷり余裕がある日だけ。常用はしていませんでした。ですが、加齢による目尻の下がりが気になっている私こそ、ビューラーとマスカラでまつ毛を押し上げるのがよいそうです。というか、おすすめどころの程度ではなく、不可欠だそうです。たしかに、まつげパーマやエクステで押しあがるという話を聞いたこともあります。
それからはできるかぎりビューラーでまつげを上げ、マスカラも使うようになりました。面倒でマスカラを塗らない日も、ビューラーはなるべく使うようにしています。でも不器用なのでパナソニックの温まるタイプの電動ビューラーを使っています。
下がり目尻のアイシャドウは斜め上へ広げる
年齢とともに進む目尻の下がりに抗うには、アイシャドウの入れ方も重要。上まぶたの目尻あたりは、外側の上方、つまり斜め上のほうに広げるように塗ることで、「上がり感」を強調して、目尻が下がって見えるのを緩和するそうです。アイホールカラーもそうですし、締め色を広げるときも同じ方向に塗るとよいと教えてもらいました。
目の下のコンシーラーは目頭の方から塗る
これは上の図のとおりです。目の下にコンシーラーを塗るとき、上の図の緑のあたり、つまり目の下に塗るだけで終わりがちですよね。でも目頭のほうから塗ると、自然につながるそうです。
下がり目尻に下まぶたのキワの三角アイシャドウはNG
これまで私は何気なく目尻側の下まぶたに赤み系のアイシャドウを入れていました。正しくはアイライナーを使って、ですが。ですが私のように目尻の下がりが気になっている場合は、その場所の三角シャドウは余計に目尻の下がりを強調するのでおすすめできないと教えていただきました。なので三角ゾーンのアイシャドウは翌日から即刻やめました。
かわりに実行しているのが、教えていただいた下まぶたのちょいテク。下まぶたのキワの目尻側だけに普通にラインで入れるアイラインです。今はキャンメイクのクリーミータッチライナーの09ダージリンピンクを使っています。
面長に下まつ毛のマスカラは必!
ご存じの方が多いメイク法だと思いますが、顔の長さをごまかしたいなら、やはり下まつ毛を強調するのは必須だと言われました。直近のメイクレッスンでもそう聞いたので、上まつ毛よりも面倒な下まつ毛のマスカラを怠けないよう、できるかぎり努力しています。なお下まつ毛そのものを伸ばして存在感を増したいというのは以前から考えていて、スカルプDボーテを愛用しています。
涙袋はアイライナーで下地→アイシャドウ
私は涙袋メイクにはアイライナーを使うことがほとんどです。アイシャドウ、特にパウダーアイシャドウを涙袋に塗ると、粉飛びしたり、持ちがよくなかったりするからです。そんなデメリットを解消するのが、涙袋にアイシャドウを使う前に塗る、下地がわりのアイライナーです。ベージュ系のアイライナーを仕込んでおき、その上にアイシャドウを塗ると、粉飛びや色落ちが防げるということでした。
なるほど!と納得はしましたが、それなら最初からアイライナーでメイクしたらよくない?と心の中でつっこんでしまった私は、このテクニックは自分のメイクには採用していません。この色を涙袋に使いたい!とほれこんだアイシャドウが登場したら活用します。
面長のチークは真横に広げる
多くの面長さんにとっては既知かもしれません。チークのいろんな入れ方が伝授されていますが、面長の人は「角度をつけず横に入れる」が正解だそうです。
面長の鼻シェーディングは途中で切る
このコツもご存じの方が多そうです。鼻を美しく見せたい場合、鼻筋に沿って2本のシェーディングを入れますが、上から下までつなげて入れてしまうと、長さを強調してしまうので、面長の人にはよくありません。上のほうにさっと入れたら一旦止めて、あとは鼻先に入れるとよいとされています。鼻先の入れ方は後述します。
小鼻の赤み隠しには黄色コンシーラー
私は鼻や小鼻の存在感を薄めたいと思っています。そのためには「忘れ鼻」をめざす必要があります。小鼻の位置を消すにはコンシーラーの出番。小鼻の赤みを隠すには黄色のコンシーラーがいいと教えてもらいました。
ただ、教えていただいた後に黄色のコンシーラーをいくつか買いましたが、私の小鼻まわりにはピンクのコンシーラーが向いているなあと改めて感じた次第です。ずっと愛用しているのは、以下でご紹介している舞妓はんの桜色です。
シェーディングは小鼻の横までは塗らない
上記はかなりデフォルメした図です。小鼻の存在感を消したい、小さく見せたいという私の要望に応えるためのシェーディング法です。まず、シェーディングは本来の鼻筋よりも内側に、鼻先に向けてVの字を描くように入れることで、ほっそり演出します。そしてその左右にもシェーディングを入れていきますが、小鼻の端っこまでは入れないほうがいいと教えていただきました。
リップラインは下にも書き足す
面長さんの中には、人中(鼻の下)を短くしなければ!と、上唇の口紅をはみだし気味に描いている方も多いのではないでしょうか。というか、私がそうなのです。ですが、それにより上唇の厚みが増えた場合、下唇のボリュームを足したほうがよいとのこと。上唇と下唇は1:1.6が理想的とされているので、それより離れてしまう方は、下唇の厚みも足してあげましょう。
イエベ春には明るいコーラルピンクが◎
私はイエベ春、セカンドがブルベ夏です。年数をあけた2回の診断で同じ結果でした。私が好んで選んできた色のほとんどが私に似合っていたとわかり、うれしかったです。アイライナーやマスカラは黒以外のダークブラウンやブラウン、口紅やアイシャドウはサーモンピンクやオレンジ系の明るめが似合うとのこと。基本的に暗い色と濃い色は似合わないと言われ、やっぱりねと納得しました。ただ、気分を変えるための口紅の一色として、自分に合うテラコッタを見つけるのはおすすめというアドバイスもいただきました。私も秋になるたびにテラコッタメイクがしたいなあと思っていたので、似合うテラコッタを頑張って探します。