【2024年画像追加・加筆】目の下のたるみ(黒クマ・影クマ)を解消するために私が行ってきたさまざまな施術の体験談を書いてきました。化粧品でなんとかしたい!から始まり、いろんなライトな治療を試みましたが、結果的にオペを選びました。手術を終え、気になっていたヒアルロン酸のふくらみも落ち着いた今、私の目の下はとってもなだらかで平和を満喫しています。ここで、私の目の下のたるみ戦記について一旦まとめたいと思います。長い記事を何本も読むのはいや!という方は、この記事を読むのがおすすめです。
この記事の内容
化粧品やコンシーラーに効果なし
あくまでも私レベルの目袋の場合という前提です。大きな脂肪の塊である目袋は、化粧品では解消できません。あんな脂肪の塊がスキンケアでどうにかなるわけがありません。コンシーラーも気休め程度です。シミや肝斑などの「色」はごまかせても、立体的な段差はごまかせないのです。隠そうとすればするほど厚化粧になることうけあい。コスメ類を追求してお金を使っても意味はなかったというのが、個人的な見解です。
私がいろいろと玉砕しているようすがよくわかるのは下記の記事あたりでしょうか。
安い施術よりもウルセラ&サーマクールアイ
この教訓も、やはり私レベルの相当ひどい目袋の場合という前提です。そして「安い」というのは、ウルセラやサーマクールなどに比べて安いという意味です。いろいろと体験するうちに美容医療に関しては金銭感覚が壊れています。すみません。
数万円レベルの治療をたくさんやってもほとんど意味がありませんでした。多少の引き締めや引き上げ効果はあるので、施術後は目がぱっちりするという効果はあります。が、大きな目袋を解消するほどの物理的なチカラは「ない」と感じています。
また、これはぼんやりと感じたことにすぎませんが、「目の周りの皮膚を引き締める」のと「目袋を小さくする」のは全くの別物です。目周りを狙ったライトな施術を数多く試した結果、目袋ではなく目袋の周囲や外側の皮膚が引き締まる(≒つまり皮膚が痩せる)だけで、目袋はびくともしないので、かえって目元の皮膚が痩せてしまって老け見えするし、目袋が全く減らないどころか目立つことにもつながった気がします。減らしたいのは目袋の中の脂肪なのに、周囲の皮膚の脂肪が減ると逆効果ですよね。
私が体験したいろんな施術の数々は以下をお読みください。
そんなわけで、私の個人的な結論としては、手術をせずになんとか乗り切りたい!ならば、ヒアルロン酸注入かウルセラ・サーマクール。でも注入はイヤ!機械のケアでクマを最大限どうにかしたい!という場合は、ウルセラとサーアクールが手っ取り早いです。「アレコレやるよりガツンとウルセラ&サーマクールアイ」なのです(今はアグネスという選択もあるのかもしれません)。私はウルセラとサーマクールで効果を感じましたが、それでも根本的解決をしたかったのでオペに踏み切りました。
目の下のたるみがウルセラ(1.5mm必)とサーマクールアイでけっこう改善された(と感じている)体験談はこの記事をお読みください。
ドクターショッピングはすべし!
美容医療の成功の判断は、個人の感覚や美意識に大きく左右されます。先生が見て「(技術的にも仕上がり的にも)うまくいった」と思っても、患者さんは「違う」「こんなはずじゃない」と感じることもあります。いくら「切らない」「レーザー」とうたっていても、曲がりなりにも麻酔・抗生物質・内出血などが付きまとう手術なわけですから、いざ手術の決意をしたら、納得できるクリニックや医師が見つかるまで、存分にドクターショッピングをすべきだと考えています。「この先生なら任せられそう」というご縁が、ドクターショッピングをせずとも1軒目で見つかれば、それはそれで幸運ですが。
なお、私が選んだ基準は、こんな感じでした。
★脱脂手術の症例が多いこと
★先生がオペが好きそう(機械押しよりオペ押しの印象が強いところ)
★質問にちゃんと答えてくれること
★全国展開しているような大手チェーン系は避ける(院長先生の症例=クリニックの実績そのものとなるようなクリニックが私は好き)
★差別的ですみませんが、男の医師
★重ねてすみませんが、医師の経歴はチェック
たるみとりの手術をしてよかった!
脱脂手術をしてよかったです。決意するまでには心理的な紆余曲折とけっこうな出費(いろんな施術に手を出したので)がありましたが、思い切って踏み切れてよかった。そして、失敗せずに済んでよかったと思います。美容整形は本人が満足していれば成功ですよね。
手術の感想やダウンタイムのようすなど、私の体験談を詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください。
注入はヒアルロン酸にしてよかった!
過去にある医師に言われたように、気に入らなければ溶かせて修正できるのがヒアルロン酸の最大のメリット。術後のヒアルロン酸による目の下のふくらみに気づきつつも、それほど不安定にもならずバタバタもせずに落ち着いて過ごせたのは、注入したのがヒアルロン酸だったからです。
左目の下のヒアルロン酸の気になるふくらみが消え、現在は両目の下ともにフラットですが、今後ヒアルロン酸を再注入するのかはわかりません。先生には「段差が気になってきたら入れたらいい」と言われているので、違和感を感じるようになったら注入を検討します。ヒアルロン酸は入れすぎやチンダル現象やらが気にならないわけではないので、ベビーコラーゲンをふわりと広く入れてごまかすのにも惹かれています。
目の下に注入したもののふくらんでいたヒアルロン酸が落ち着くまでの経過については以下の記事をお読みください。
画像で確認!脱脂手術ビフォーアフター
オペの前後やその数年後の写真などもご紹介しつつ、オペ後の目の下や目まわりのメンテナンスについても記載します。
じゃじゃ~ん!オペより約10年前の目袋
この段落は2021年に追記しています。30代の頃の目袋がわかる写真を発見したので掲載してしまいます。オペから約10年前、2021年から見れば10数年前の目元の画像です。この頃からすでにけっこうひどかった!でも他の部分が若いのと、今のように美容に熱心ではなかったので気づいていませんでした。二重の幅がきゅっと開いていて今より若いのを感じます。この写真ではわからないけど頬もきゅっと上がっているので、全体的に見たときの衰え感がないんですよね。でも目の下だけを見ると「すごい」「やばい」ですよね。
実はこの写真、おパリのシャンゼリゼ通りで撮ったので笑顔です。なので涙袋もしっかり出ています。そして、眉を描いて口紅くらいは塗っていますが、肌はノーメイクなんです。日焼け止めを塗っているか塗っていないかもナゾなほどに、この当時は美容に関して何の悩みもありませんでした。
衝撃のBefore写真
もちろんビフォーです。すごい黒クマですよね~。オペよりもさらに前、ウルセラ・サーマクールアイを初めて受ける前に撮った40代の写真です。手術を決意する前で、初めての高額治療にドキドキして、何かあったときのためにと撮っておいた写真。画像サイズも小さく、髪も乱れています・・・。当時はこれだけのクマがありました。左目の下のラインのほうが濃くて長いことからわかるように、左の目袋が右よりも大きかったです。
もう1枚画像をご紹介。この下の40代の写真はオペの数か月前。オペに備えてではなく旅行先で何気なく撮った一枚で、角度や日の当たり方などで目袋がとても目立つ写真です。ちょっとたれ目に見えるのは角度のせいで、このときの光の当たり具合で目袋がよくわかる状態です。すごいふくらみによる黒クマだったことがおわかりいただけるのではないでしょうか。こんなレベルなのによくコンシーラーなんかで隠そうとしていたなあと自分にあきれます。
After写真(オペから約1年後)
あくどい顔に見せていた原因だった目袋がなくなってスッキリしました。朝の光の中で撮ったので目の下のアラが多少は飛んでキレイに写っています。う~っすらとですが、「そこに目袋があったな」とわかる程度のくぼみというか青みっぽい部分はありますが、あんなにひどいたるみクマがあったのを思えば、全然フラット!大成功!という認識です。(美容医療はこれくらいポジティブな人が向いていると思います)
これは右目のビフォーアフター。角度を変えて横から撮ったものです。右が鼻、左が目尻です。横から見たときのたるみ具合がよくわかるビフォー写真ですよね。右の目袋のほうが軽微だったのに、それでもこのふくらみ具合ですよ!どれだけすごかったかおわかりいただけるでしょうか。
アフター写真は明るいところで撮影したので、ちょうど目の下に光が当たっていてより明るくキレイに写っています。全体写真で見ると不自然ではないのですが部分的にトリミングしているため、「クマがあった部分に色塗ってない?」みたいな不自然な明るさに見えるかもしれませんが、「本当はたるみクマが残っているのに塗りつぶした」などの加工は一切していません。
ちょこちょこメンテナンス(~2019年)
目の下の段差はなくなったものの、今後戦わなければならないのは、目の周囲全体のたるみ。すでに上まぶたが若干落ち気味なのが気になっています。
頬やフェイスラインのたるみも防ぎたいので、当面はウルセラでケアしながら、RF系の照射系も取り入れていくつもりです。ただし、目の下のたるみがなくなった今は、サーマクールアイの選択には消極的です。なぜならけっこう痛かったから。サーマクールアイには及ばなくても代替となるような照射系でメンテを頑張りたいと思います。
そのRFの照射系とは、具体的にはエンディメッドプロマルチやスカーレットRFです。テノールもけっこう好きな施術です。上まぶたの下垂がもっともっとひどくなった場合は、マドンナリフトアイに手を出すかもしれません。でもダウンタイムが長そうなので、それに代わるいい治療が登場しないかなと期待しています。
継続的に行っているウルセラや目元のスカーレットRFなどについては、別途記事にしています。機会があればお読みください。
ちょこちょこメンテナンス(~2020年)
目袋そのものがなくなっただけでなく、目の下に注入していたヒアルロン酸のふくらみも気にならなくなり、目の下の悩みはほとんどありません。年齢なりの小さな小さなしわはあるといえばありますが、フラクショナルレーザーをちょこまか打っているせいもあり、きちんと保湿してみずみずしい下地を塗ればほとんど目立ちません。
とはいえ、「(今の私の)目の下のケアの優先度は低いが、それでもベビーコラーゲンを入れると劇的に見た目の印象が若返る」とアドバイスしてくれた先生もいます。他の悩みが落ち着いたり、目の下のシワやしぼみが気になってきたりしたら、チャレンジするかもしれません。
なお、目の下のオペをした当時はウルセラやサーマクールアイを頼りにしていましたが、その後、ヒアルロン酸注入の素晴らしさに心酔し、アンチエイジングの主軸に据えています。そのため、ヒアルロン酸を溶かすおそれがあるとされている超音波(ウルセラ)やRF(サーマクール)は先生もおすすめしないので、今はそんなに積極的には受けていません。
さらにAfterな写真(オペから数年後の2021年)
明るい場所での撮影、すっぴん、オレンジ色のマークで隠した以外は無加工です。目の下の状況や撮影条件などは以下の記事にて詳しくご案内しています。
アラフィフでこの状態、きれいですよね?私はとても満足しています。上でご紹介した30代の目の下よりキレイで若返っています!以前の状態を思えば天国のようです。涙袋部分まで隠してしまっていますが、涙袋は若い頃ほどではないものの、笑えばちゃんと健在です。
ヒアルロン酸が落ち着き、ちょーーっぴりですがくぼみによる陰りのような青クマには気づいています。今後、治療をする可能性はあります。上まぶたのたるみで目力が減っていることも悩みです。でもどちらの悩みも軽微で、先生によっては治療の必要性を認めない方もいます。自覚はしているので、徐々に対策をするつもりです。今はときどきフラクショナルレーザーを照射する程度です。
目尻のシワは気になったことはありません。年齢にしては「ない」といえると思います。ゴルゴ線も全く兆候がありません。
ちょこちょこメンテナンス(~2022年)
2021年の状況の延長線上にいます。フラクショナルレーザーやときどき目周りハイフ(ウルトラフォーマーのハイフシャワー)でしのいでいます。また、定期的に注入しているヒアルロン酸も、目を引き上げたりする効果が少しはあります。
ちょこちょこメンテナンス(~2023年)
笑ったときの目尻のシワが気になる段階になったと自覚しています。でもそれよりも優先は上まぶたのたるみと下まぶたのくぼみや青っぽさが進行したこと。その中でも問題は下まぶた(目の下)。
くぼみ、青っぽさ、妙な線…。すっぴんのときよりベースメイクをしたときのほうが目立つんですよね。そこで、先生のすすめもあり、目の下にヒアルロン酸を再注入したのに加え、思い切ってベビーコラーゲンも注入しました。結果は上々。ベビコラ注入はダウンタイムが激しいのを除けばとてもいい治療だと思うので、今度も定期的に受けるつもりです。
「目袋を除去したらくぼむの!?」と思った方もいるかもしれません。私はそうは思っていません。まず、オペをしたとき、オペと同時にヒアルロン酸の注入を先生は強くすすめました。ほかのものをすすめる先生もいました。つまり、目袋除去だけではなくなんらかを充填することは必要という判断をされる状態だったのです。
ですので、オペと同時に注入したヒアルロン酸が経年で減っていけば、くぼみやくぼみによる青クマができ、またなんらかを充填したほうがよい状態になるのは当然といえます。
脱脂して目袋がなくなった結果、数年は目の下についての大きな悩みはなく落ち着いていました。その後にくぼみや青っぽさが気になり始めたのは、ヒアルロン酸の減少と新たな加齢によるものだと理解しています。目袋除去+ヒアルロン酸を充填したままの状態が一生続くわけはなく、オペをする瞬間も加齢は着々と進んでいます。目袋を取ってなんらかを充填すればその状態での加齢が進みますし、目袋があるままで加齢すればもっと目袋や黒クマが大きくなっていたことでしょう。
どちらの老化を選択するかは人それぞれですが、私はあの目袋なんかに比べたらちょこっとくぼんでいるほうが1万倍マシです。また、今の私はオペを受けた頃と違って、注入に慣れてしまいました。「ないところには注入すればすむ」という考えも生まれているので、どすんと居座った目袋を取るよりも簡単だと思ってしまうのです。そういう理由もあり、今は自分の顔の状態にとても満足しているので、脱脂はやってよかったなとつくづく感じています。
さらにAfterな写真(2024年)
前年に目の下に注入したヒアルロン酸とベビーコラーゲンにより、目の下の悩みが一気に解消しました。ベビーコラーゲンはリタッチが望ましいので、今年も再注入して、目の下は平和です。
余談ですが、上の50代の画像に涙袋がないのは、その上の2枚と違い、まったく笑っていないからです。とはいえ、笑っていなくても角度や表情によっては涙袋の気配はほどほどにあることが多く、涙袋にライナーやアイシャドウで色を乗せるとそれなりに主張してくれる程度には存在しています。面長を解消したい私にとっては非常にありがたい存在です。
目の下の脱脂をすると将来ゴルゴ線が出やすい?
以下記事でご紹介したように、「目の下の脱脂手術で目袋を取ると将来ゴルゴ線が出やすくなる」という先生からの情報についてですが、私の場合は全く兆候がありません。ヒアルロン酸注入の先生(脱脂オペとは別のクリニックの別の先生です)からも指摘を受けたことはありません。
今の私が手術をせずに何とかするなら?
しつこいですが、ウルセラとサーマクールアイ。神戸に住んでいたなら目元の脂肪溶解注射(メソセラピー)を試していたかもしれません。そして、未体験のアグネスやスマイルリフトアイでしょうか。後に書いた2つは、私が手術を決意したときにはそれほどメジャーではなく、というかほとんど知れ渡っていなくて、症例が少なかったと記憶しています。
アグネスは小さな針を肌に挿入して脂肪を焼き切るような施術です。治療した分の脂肪はなくなるので、満足すればそれで終わり。ほかのレーザー手術のように「半年に1度」みたいな繰り返しは必要ない治療です。目の下をどれくらい繊細に仕上げられるのかがちょっと不安ですが、効果はありそうなので、症例が増えてきて安心できれば、手術ではなくアグネスを選んでいたかもしれません。
スマイルリフトは実は私がボディ(粘膜)の美白で受けていて膣縮小レーザーとして有名なインティマレーザーの機能の一つで、顔の内側からヤグレーザーを照射することでたるみを劇的にケアします。たとえば、目の下のあかんべー部分をべろっとめくった結膜部分から当てればたるみが改善され、口の中からから当てればほうれい線が改善します。こちらは根本からの脂肪除去にはならないので、ウルセラやサーマクールと併用して、または代替として取り入れ、手術まで“延命”した可能性が高いと推測しています。
若い頃に気づいたらやってたクマ対策は?
目袋が大きくなってしまった後は、眼輪筋運動や造顔マッサージ系をしてもそれほど目に見えた効果はないと思います。しかし、大きくなる前から筋肉を鍛えておけば、多少は違っていたのかも?という思いはよぎります。でも根気よく続けるのは難しいし、何より悩みが出現する前に気づいて実践するなんて至難の技。現実的な対策であるかはナゾです。
それから、まるで回し者のように何度も書いていますが、もう少し早いうちにウルセラとサーマクールにトライしていたら、きっと目袋の改善度がもっと大きかったはずなんです。なので、「もう手術をしないとどうにもならない」と判断するまでが長かったかもしれません。しかしそうすると、ウルセラやサーマクールで目袋をごまかしごまかし、どうにもならなくなってからの手術となりますよね。年をとってからのオペは目の下の皮膚がたるんでいることが多いため切開が必要になることも多いそうなので、それがいいことなのかはよくわからないですね・・・
改めて目袋除去オペの感想
わざわざ書かなくてもお読みくださっている方には通じているかもしれませんが、本当にやってよかったです。いくら小さな施術で頑張ったとしても、オペに踏み切らなければ目袋がなくなるわけはないので、どうにかしたくて今もあがいていたはずです。平穏な今はそんな状態や自分自身を想像したくないです。
もしかしたらオペを避けるために目袋はそのままでヒアルロン酸を目袋の下に注入してごまかしていたかもしれませんが、そうすると涙袋の存在感が薄れていた気もするし、目の下に何か入れている人独特の“もったり感”も出そう。「やっぱり目袋がなくなったわけではない」という思いであがいていた気がすごくします。
何より、目袋という大きな悩みがなくなったことで、次のステップのアンチエイジングに踏み出せました。おかげでほうれい線やフェイスラインもいい感じに保てていると思います。
一人語りの長い記事をお読みくださってありがとうございました。目袋で悩みに悩んだ私の体験が、同じ悩みを持つどなたかの参考になれば幸いです。