いつの頃からか、唇の輪郭部分(リップライン)が黒ずんでいて、シアーな口紅がきれいに発色しないのが悩みでした。しかも、シアーな口紅を塗ると輪郭部分の黒さがさらに目立つのです!この色素沈着をレーザーで改善するにはいくつかの治療がありますが、その中では安価なレーザートーニングを受けたので、その経過や結果をBeforeAfter画像とともにご紹介します!
この記事の内容
レーザートーニングとは?
この記事で私が受けているレーザートーニングはメドライトC6というQ-スイッチYAGレーザーによるもので、多くのクリニックで導入されているメジャーなマシンです。肌への負担やダウンタイムがほぼ皆無で、メラニン色素を壊していきます。照射するときの痛みもほとんどありません。部位によってはチリチリ感を強く感じて痛いと思うことはありますが、麻酔不要で耐えられる程度です。私の場合は唇は全く痛くありませんでした。
あるクリニックで説明を受けたときに、肌のピーリングが表層部に働きかけるのに対して、このレーザーはその下の層に作用すると聞いたことがあります。おもに顔の肝斑、脇やひじの黒ずみなどの改善に使われていますが、唇に使っているクリニックもあります。
※私が受けたレーザートーニングは、いわゆる「ピコレーザー」という「ピコ」がつく名前のものではありません。
レーザートーニングは回数が必要
ボディへの施術もそうですが、レーザートーニングは回数が必要な治療です。一回一回の単価はそんなに高くないのですが、何度も通うので、総額としてはそれなりになります。また通う時間も必要ですので、レーザートーニングを始める方はご留意ください。唇の場合は「最初は1週間以上2週間以内を目安に数回(5~6回程度)通ってほしい」と言われました。もちろんその後の通院も必要ですが、最初のうちだけは間をあけずにレーザーを照射するとよいそうです。皮膚の新陳代謝がそのくらいなので、そのタイミングでレーザーを当てると効果が出やすいと聞きました。
私のリップトーニングの回数と期間
これから私の唇の変化をご紹介しますが、照射した期間と回数を記載しておきます。
期間/1年と数カ月間
回数/15回以上20回未満(最初の5~6回は間隔を詰めて照射、その後は適当な頻度で照射)
部位/最初のうちは唇のふち部分も内側部分も全照射。その後はふち部分にのみ重点的に照射
画像有/色素沈着改善の経過
最初にお詫びしておきます。目袋オペをきっかけに始めたこのブログ、ヒアルロン酸やら脂肪溶解注射やらをご紹介してきましたが、それらに比べて唇の色素沈着治療は私にとってかなりライトなので、特に記事にするつもりはなかったのです。
そういえば唇が白くなってきたからブログでご紹介したいなと考えたときも、いっぱい写真を撮っているから見つかるだろうと思っていました。ところが唇にちゃんとピントが合っていて黒ずみ具合がわかる写真が思いのほか少なくてびっくりしました。
ですので、同じ角度からのBeforeAfterが成り立っていないことをお詫びします。でも私の中で変化をちゃんと説明できる写真を選んだつもりです。
開始前VS途中段階
レーザートーニングを始める前と、頻度を上げて数回以上通った後の状態を比べてみました。何度か照射すると、色素沈着による黒ずみが全くなくなるわけではないのですが、「あ、黒ずみがやわらいできた」という実感はありました。でも同時に「満足いくまでにはまだかかるな」というのもわかる程度でした。
撮影条件が違うので暗さや明るさは無視して見てください。唇のふちのラインと唇の内側の色の差をご覧いただくと、輪郭部分の黒さが白くなり、黒い部分の長さも短くなっているのがわかりやすいかと思います。
角度違いの写真で申し訳ないのですが、まず、左の写真は唇を伸ばしているので、本来ならば色素が薄く見えるはずなのです。色素沈着がある方は、唇をすぼめると黒さが強くなるし、皮膚を伸ばすと黒さが薄くなりますよね?そのことを加味したら、リップラインの部分が白くなっているのは歴然だと思います。外側と内側のコントラストが減っていますし、ふち部分の黒ずみも口角に近いあたりはまだ目立ちますが、特に下唇の中心部分の黒ずみも薄くなっています。
こっちの角度のほうがわかりやすい!という画像を後から見つけたので追加です。リップライン部分の色素沈着のくっきり感が減っていますよね。
途中段階VS現在
上でご紹介した右側の途中段階の写真を左に、それから治療回数を重ねた現在の状態を右に配置しました。口角に近い部分の色素沈着が残ってはいますが、くっきりと黒ずんでいたライン状の部分の長さが減っています。全体的なくすみも抜けています。
開始前VS現在
というわけで、同じ表情の写真でなくて本当に申し訳ないのですが、開始前と現在のBeforeAfterです。写真そのものが暗い明るいではなく、唇の外側と内側のコントラストが減っているという見方をしていただけるとわかりやすいと思います。
唇の色素沈着治療の結果と感想
- 10回以上しても黒ずみを一掃するのは難しい
- 特に口角に近い部分の黒ずみが頑固
- 唇中央部分のふちの黒ずみはけっこう取れた
- 唇全体の色も白くなった
- 全体の印象としてはかなり綺麗になった
満足度大!です。黒ずみを完璧になくすにはもう少し道のりがありそうですが、それでも黒ずみが格段に減りました。リップライン部分だけでなく、唇全体のくすみも改善されたように思います。よって、「なんとなく汚い」感がぐんと減りました。以前より薄い色のリップもつけられるようになりました。
まあまあの効果がみられた現在は、以前よりペースを落として継続しています。その後、大きな変化があったら画像や情報を追加するかもしれません。
唇のレーザートーニングは何度も通わなけばならないというのがネックだし、どのクリニックでもメニュー展開しているというわけでもないので、どなたもが受けられる施術ではないですが、「薄くてシアーな色の口紅をきれいにつけたい」「顔全体の印象として垢ぬけたい」「すっぴんになったときに備えたい」という方は検討されてもよいのではないでしょうか。
唇の色素沈着改善のために試したセルフケア
タール色素を使わない
リップラインの黒ずみが気になり始めたのは、おそらく10年ほど前です。本当に見事なくらいにリップラインの部分が黒いので、最初はリップライナーのせいかなと考えました。そこで、リップライナーをタール色素不使用にチェンジ、一時期は口紅もタール色素不使用を選んでいました。でも特に黒ずみが改善されなかったので、近年はタール色素に気にせず選ぶようになりました。
一に保湿、二に保湿!
唇のレーザートーニングもそうですが、ボディのレーザートーニングでも、必ず「保湿してくださいね」と言われます。とにかく保湿が大切なんだとわかったので、リップクリームを欠かさなくなりました。
ピーリング
濃度高めのピーリング剤を唇に塗っていたことがあります。内側部分に液がつくとめっちゃくちゃしみるので、外側部分だけに塗っていました。ピリピリしみるので効いていそうな気はしたのですが、実際には改善は体感できませんでした。唇の黒ずみが本当に薄くなってきたと初めて体感したのは、レーザートーニングに通い始めた後です。
それから、ぽろぽろするタイプのピーリングは、しないほうがいいと直感的に思ったので試したことはありません。それなりの黒ずみ治療を体感した私としては、摩擦は絶対によくない!と思うからです。